Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

JBL #375 を使ったメインシステムのグレードアップ

2010年05月28日 | ピュアオーディオ

4月からALTEC#620A、612A、614の作成とパワータップ正規品への交換をして来ていました。今回ALTECの604系のSPのサウンドを聴いて、中高音の音色の素晴らしさに気付かされています。その音色の質感は「鮮度」となって表れて来ます。この中高音の音色を自宅707JシステムやRCA箱システムで出したいと思います。

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RCA箱システム及び707Jシステムは「ネットワーク方式」です。高域用のネットワークも#3105で同じです。このネットワークへの「音質対策」を中途半端にしていました。6月からはメインのJBL3大ホーンシステムに「音質改善」の軸足を移して行きたいと考えています。

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ALTECの604系のサウンドも良いのですが、JBL#375を使ったサウンドはまた格別です。私の#375のサウンドは「やわらかい」サウンドを出す様にしています。耳を突きさす様な刺激的なサウンドは皆無です。特に自宅の707Jシステムの#375+ゴールドウィングのサウンドは「弦楽器」が艶やかでピアノの音がとろける様な音色で鳴ります。もちろんアタックの強い音も難なくこなします。もう少し「高域の輝き」が欲しいと#604を聴いて思いました。

 

ALTEC N1201-8A ネットワーク

2010年05月28日 | ピュアオーディオ

ALTEC 604系のSPを使う時に考えるのが「ネットワーク」に何を使うかです。604-8Gなら専用のネットワークが有ります。604-8HにもN1201-8Aが有ります。困るのが604E以前のユニットを使いたい時に「純正ネットワーク」では「直出し配線」が問題となり、使うのを止めてしまいました。

ALTECのネットワークの件でネットで検索すると、やはり同じ事を感じている方が多い様で、「自作ネットワーク」を作られている例を多く見かけます。確かにネットワークを構成するパーツによる「音の違い」は確かに有ります。しかし、その「パーツがネックではない」と云うのが私の持論です。ネックはもっと他に有ります。結局この「ネック」を見誤った為に、「どんぐりの背比べ」的な音質変化ぐらいしか享受出来ていないと私は思います。

ALTECもJBLもネットワークに使っているパーツはそうグレードの高いものは有りません。必要にして最低限以上は有ると思っています。(過去のSPの作成事例からの経験)

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現在、612A用の16Ω仕様のネットワークを作っています。N1201-8Aを選択しました。ALTECのネットワークでパーツの交換は基本的にしません。それ以外の部分に手を加えます。


ALTEC#614SPの組み立て・調整完了

2010年05月28日 | ピュアオーディオ

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組み立て当初「ビビり」まくっていたサウンドも何とか使える状態まで「ビビり音」を低減させました。ネットワーク自体の「状態」の問題が有りますので完全には止める事は難しいと判断しました。

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このネットワークの個体は上の写真に見える部分の「ALTEC]の文字の部分が本体から浮き上がっていて、押すと「ペコペコ」音を出します。本体部分と表面との間に剥離が有って空洞が有るのです。604-8Gのエネルギーが凄まじいものですから箱の狭さと相まって完全には止め切れないようです。作り込みが甘いか保管状態の問題かと推測されますが一般のネットワークではこの様な事はないと思います。私も初めての経験でした。

現在では家庭で使う音量では気にかかる事はないと思います。モニタールームで大音量でモニターする時に一部の曲で出てくる可能性は有ります。