Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

ALTEC#612A システムの完成

2010年05月21日 | ピュアオーディオ

ようやく待ちに待ったSTM-612A専用トレールが完成しました。実は612Aの専用トレールは既にSTH-11が有りました。STM型で作りたかっただけです。

Stm612a4

早速ALTEC#612A 銀箱を載せて音出しです。

612a1

#612A銀箱SPはTrail仕様化後まだ鳴らしていませんのでこれから馴染ませる為に鳴らし続けます。

612a2

鳴らし始めの第一印象は「物足りない・・・」から始まりました。もっともRCA箱システムを聴いてから直ぐに切り替えましたので止むを得ません。

612a3

この#612A銀箱SPのユニットは#605Bです。SPとしては一応完成ですが、将来的にはユニットを604系にする計画でいます。#612Aを鳴らしますと#620Aは眠りに着きます。

612a4

部屋の中に大型SPが3セットも有りますと置き場所も工夫が必要です。CDP・アンプ類も後1セット用意しないと3セットのSPを楽しむ事は出来ません。とりあえずプリアンプが1セット有れば直ぐに3番目のシステムで#620Aを鳴らせるようになります。

鳴らし始めて「音の粒立ちの良さ」、「音離れの良さ」、「響きの良さ」と中高域のサウンドがキラ星の様にキラキラ輝いています。決していやな音ではなく「珠玉」の様な感じです。箱がよく乾いた米松ですので箱の良さとユニットの良さが出ています。605Bと612Aの組み合わせですので低域は多分40Hzどまりと思いますが、非常に反応が早く軽い低音です。聴くにつれ深みを増して行くようです。#605Bと612Aの組み合わせはこれはこれで良い組み合わせだと思います。

ただ最初に「物足りない・・・」と感じた意味が判りました。アンプ出力は16Ω、ネットワークが8Ω、SPユニットが16Ωとインピーダンス整合を無視していました。何でも「やってみろ」でやりますのでこんな事もあります。しかし、やはりインピーダンス整合は必要なようでサウンド全体が周波数帯域的にゲタを上げたように持ち上がって、エネルギー感や低域の下の帯域が出ていません。ネットワークを16Ω化改造をするように手配します。