二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

冷たい雨

2008-05-11 05:22:40 | 徒然に想う
冷たい雨だ。北からの寒気によって3月並みの温度、予想でも最高11℃。そこに雨が降る。雪だったらシンシンと積もるというだろうが、雨の場合は何という?

さっきから窓を開け放ち、雲が切れないかどうか見ている。全くその気配、ない。黒い低い雲がゆっくり南から西南に流れていく。冷たい空気が滑り込んできては身を震わすのだが、一方心地よかったりする。

そういうえば、鳥たちが鳴いていない。例え雨でも止みそうなら鳥たちは食事に出かける。どこへ行こうやら何食べようやらで、賑やかになる。一時、セグロセキレイの声がちょっと聞こえたかと思うが、そんな程度。カラスたちも静か。鳥たち、時折、視界を横切るが、諦めたか。

少し明るくなってきた、希望的観測?水溜りを揺らしている雨足は変わっていない。だめだ、今日一日雨に違いない。ふと、子供の頃の歌がよみがえった。ピチピチ、チャプチャプ、ランランラン。出だしなんだっけ…、そうそう。

雨雨ふれふれ母さんが、蛇の目でお迎え嬉しいな。ピチピチ、チャプチャプ、ランランラン

止まない雨はない。

油揚げ

2008-05-10 15:08:13 | 徒然に想う
窓から外を歩いている人、傘を指していない。で、準備万端で玄関を出た。念のため、廊下から手を出してみると、パラパラと手に当たるものがある。残念だが、今朝は散歩中止。まるで、トンビのような空模様だ。全くトンビに油揚げを持っていかれた気分。

天気予報をチェックしようとヤフー。しかし、別なことに目が。「みんなのアンテナ」にダイエットの為食事を残す女性をどう思うかとある。確認そっち除けで、回答編を読んでしまった。呆然・愕然!!「残すな」と強制する人間のほうが食事を大切にしておらず自分勝手で非常識だという意見が出ていた。

いつに時代に、「食べきれないのなら、残してもいい」「無理をして食べるくらいなら、残しなさい」といって子供を育てたんだろう。食は、大人だろうが子供だろうが、オギャーといった瞬間から誰にでもついてまわる大切なこと。決して粗末にできることではない。

女であろうと、男であろうと関係ない。残すことは何においても失礼である。食材を育てた人、調理した人、配膳してくれた人。食材に対してもだ。いつ何時でも「少なめにしてください」という一言だけでいい。こんなんで、食に関すること、例えば安全や安心を議論できるんだろうか。

対岸のハナ

2008-05-09 09:57:33 | 徒然に想う
ちょっと向こう岸を見ようと、草むらに顔突っ込んだ。初め白い花と見えたんだけど…。なんかおかしい。こっちじゃない、向こうにある。草むらから顔がでて唖然。

白いのは袋。なんか土とか石がいっぱい詰まっていそう。それだけじゃない、なんてこと!土が落とされ川をちょっと埋めている。

<土嚢、土砂?ひでぇ。何のためだぁ>庵主さん、頭の上で呻いた。

どうしようと言うの、庵主さん?誰も望んでいないのにね。川を汚し、川を壊している。魚や虫たちが追われるよ。看板立てて、生き物を大切になんて注意してるのに。勝手過ぎない?

暗澹たる気分にさいなまれているのか庵主さんの気持ちがリードを通して伝わってきた。

待って!

楽しいこと・面白いものないか、庵主さんの後を追いかけた。

マイ・ブーム

2008-05-08 10:08:43 | 徒然に想う
<ワァ、踏みつけられる!>庵主さんが毎日面白そうに写真にしているから、真似した。そしたら怪獣さ、ね。逃げろ、その一瞬。

デジイチを手に入れてから、練習のため散歩の都度持ち出している。最悪なことに、今朝になってメモリーカードが一杯、予備もない。で、いつもの練習台にしている木を代わりにケータイで撮ってみた。一枚目、ピンボケ。二枚目、ピントが合った。

アングルや構図だけ決めて、迫力を出そうとシャッターを切った切ったわけではないから写真としてよいとは言えない。が、比べてみると、偶然シャッターが落ちた一枚目の方に迫ってくるものがある。

偶然は偉大。意図すると上手くいかないことを平然とやってのけてくれる。その一瞬を残せる、それがまたいい。

気持ちいい

2008-05-06 10:32:51 | 徒然に想う
曇り勝ちだったここ数日、なかなかすっきりしなかった。GW最終日今日になって漸く、すがすがしい朝。きれいに太陽も昇っている。空はピーカン。北よりの冷たい風が気持ちいい。

おっ、ボール。庵主さんの手の親指の先ほどの大きさの小さなボール。沢山ある。鼻先で突っついたら、真っ直ぐころころ転がらないって、面白い。草むらに入っちゃった。

こんなところに梅の木、あったんだ。小梅が結構落ちている。昨夜は風が強かったのかぁ。右手下を流れる川、頭上の若葉、キラキラと輝いている。やっぱり、晴れてるってのは気持ちいい。

庵主さん、久しぶりに足が軽い。どんどん先に行く。嬉しそう。置いてきぼりにならないようにしなくっちゃ。

振り返って西方面を見わたせば、春霞とはいかないが、靄が多少かかっている。で、よーく見れば、丹沢山系の右の脇、薄く富士山までも見える。大きく深呼吸。気持ちいい。

森に住むクリオネ

2008-05-05 10:34:45 | 徒然に想う
雑木林や桜の木の下を歩いていると、空中に漂うものを見ることがある。木々の下、虚空に浮かんでいる。物はさまざま。足を滑らし落ちたのか、風を利用してどこか場所を変えようとしているのかシャクトリムシ。花の軸や小枝、葉っぱだったりする。

それをじっと見ていると、結構面白い。風でそよいだり、ちょっとしたことで方向を変える。まるで、命を持った生き物のよう。特にファインダーや携帯の画面越しに追いかけていくと、あたかも海の妖精・クリオネのように見えてくる。森に住むクリオネ。

どうしてそんなものがあるんだろう。虫たちのように、自ら出した糸を利用しようとしてぶる下がっているのであれば、分からなくない。営みだ。が、軸や葉っぱの場合、どういうことだ。そこに虫たちが隠れているかもしれないが、自然の悪戯だったりしたら何のため?偶然なら、なお更意味が分からない。

今朝のクリオネ。みていたら、意味なんて考えることがばかばかしくなってしまった。今日は立夏。夏である。

師団?

2008-05-04 09:25:44 | 徒然に想う
沢山あるよ、綿毛。思いっきり吹いたら凄いだろうな、あたり一面、綿毛の落下傘部隊に覆われる、きっと。早くから散歩に出れるのは楽しいけど、庵主さん、折角なんだからもっとゆっくりすれば良いのに。

どうしたものか、昨夜も三時過ぎに起きてしまい、それ以降寝付けなくなってしまった。布団の上でのたうつこと二時間。結局いつものように五時に起き出し、用意して、五時半過ぎに散歩に出かける。タンポポもいつの間にか、綿毛だらけになってしまった。

小五郎のヤツも夏毛に生え変わってきた。やたらと毛が抜ける。庵主さんのGパンに細かな毛が沢山。ブショ、毛が鼻に入った。

なんかこうすっきりした晴れ間がのぞかない。梅雨時の晴れ間みたいで、じめっとしているばかり。カラッとして青空が広がるこれぞ五月晴れって感じの日がない。スパークリングでも買ってきて、お昼からポォーンと開けてスッキリさせてしまうかなぁ。

春は終わりか

2008-05-03 17:47:20 | 徒然に想う
ねぇ、ねぇ、目の前にいる変なもの、何?? 桜の幹にクルクル渦巻きがあって、ゆっくりと動いている。教えてもらおうと、見上げると、庵主さんもさらに上を見ていて…。どうしたの?

蝉の抜け殻だぁ? 去年から残っているわけないし、ということは今年の分。だけど、早くない? 確かに夏日があったけど、今日は午前中昨夜からの雨の続き。午後になって漸く晴れた。けして夏って訳じゃないし。もう地表に出てきて羽化しているということになる。夏が早まっているんだろうか。何だ、どうした?

これ、これなんだけど。アンテナみたいのが二本あるでしょ。それがゆっくり動くんだ。これ、なあに?

デンデンムシ。へぇ、結構でかいな。3,4センチ位ある。なんか、これも梅雨時とかもう少し暑いころのイメージだけど…。ま、いっか。じゃ、移動、移動。<でんでん虫々 かたつむり…>
 

庵主さん、なんか口ずさんでいる。へたくそ!


でんでん虫々 かたつむり、
お前のあたまは どこにある。
角だせ槍(やり)だせ あたまだせ。

でんでん虫々 かたつむり、
お前のめだまは どこにある。
角だせ槍だせ めだま出せ。






挨拶が…

2008-05-02 09:55:03 | 徒然に想う
なんかいる?小五郎に習って鼻を突っ込んだ。何もいない。見ているのは、だれ?

雑木林を歩いていると何かに見られている時がある。こっちが何をするのか、仲間なのか探ってくる。

タスマニアの温帯雨林に初めて入ったときは、いきなり出ていけと罵倒された。二回目以降になると、何しに来たかって聞かれ、助けてと言われた。反応、早かった。

ところが、散歩道の雑木林、ずっと反応がなかった。しかもだ、無表情。まるで東京の雑踏の中に紛れているのと同じ。無表情で無関心。人と人がそんな関係でしかないから、木々も同じように振る舞ってくる。

が、最近遠巻きに何をしに来たかと見ているよう。「おはようございます」の挨拶で自分のどこかが解放されはじめ、やっと雑木林たちも自分に興味を示しはじめてきたようだ。