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eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

ヒースロー空港

2011-03-13 03:51:07 | 海外のeラーニング
ヒースロー空港にいます。

11日の朝、訪問先のスタッフからホテルに電話があって、日本の地震を知りました。さっそくネットで概要を知ることができましたが、電話が不通で安否の確認がもどかしい。

わりあい早くスカイプでそれぞれ連絡がついて、社員や関係者の無事が確認され、ひとまず安心しました。サーバーもそれぞれ異常なく順調にサービスの提供が継続していました。

日中の会議が終わりホテルにもどってテレビをみると、BBCやCBSが日本の地震の映像を流し続けていました。津波の凄まじさは、想像をこえており、巻き込まれた人びとを思い、息を呑むばかりです。

震度6にもなる大きな地震が各地で頻発し余震も続いていることや、多くの社員が帰れずに会社に泊まったこと、帰宅したら部屋に入れないほど物が散乱していたことなどをきくと、その経験を共有していないことの意味の大きさを感じます。

一刻もはやく帰国し、復旧や今後の対策にあたりたいと思います。

飛行機は、1時間あまりの遅れで出発しそうです。空港のラウンジで、日本の各新聞を読んでいます。また、ネットで、原子炉の事故をかたずをのんでみまもっています。


たぶん、きょう帰国

2011-03-11 17:56:48 | 海外のeラーニング
たぶん、きょう帰国できる見込みです。

成田からロンドン行きが、3時間遅れで出発しました。遅れがすくなければ、折り返し便で帰国できそうです。

これから、ヒースロー空港へ向かいます。

こちらでは、CBSやBBCが、ぶっ通しで日本の地震を報道しています。原発の爆発にとくに関心が集中している。

競争環境のはげしい変化

2011-03-08 11:17:29 | eラーニング・ベンチャー企業

グローバル化は、海外に進出する企業だけが直面するのではありません。日本市場そのもののグローバル化もさけられない。

そのグローバル化は、企業にとっては、まず競争環境の激変を意味します。

また、ビジネスパーソンの大半が英語などに自由自在になれば、日本語にのみ守られてきた市場にも海外競争の波はおしよてくるともいえるでしょう。

ところで、日本のeラーニング市場をみても、これまではほとんど競争らしい競争もなかったといえるでしょう。多数の有力なeラーニング会社が市場から撤退していきましたが、それは競争が激しかったからではなく、ほとんど自滅に近いものでした。

これから、日本のeラーニング市場もグローバル化がさけられません。競争相手がちがう。競争環境がちがう。われわれも、海外にもでていく。

グローバル化は、企業も社員も、はげしい競争にさらされることを意味します。社員にとっては、社外のグローバル人材も競争相手です。優秀な新興国の人材や低い労働コストの途上国の人材も強力なライバルとなるでしょう。

企業も社員も、はげしい競争に勝ち抜くために、徹底的にかわる必要があります。学ぶ。変革する。組織の編成もかえる。

 


企業のIT活用と生産性

2011-03-07 22:34:27 | eラーニング・ベンチャー企業

米国の一流企業は、ITの活用にたけており、高い生産性を確保しています。米国の生産性と欧州や日本の生産性の格差はかくだいしてきました。

ある資料によれば、イギリス国内で操業している米国多国籍企業の工場の生産性は、平均的なイギリス企業の工場の生産性よりも40%も高いということです。

企業の生産性は、ITをどれだけ徹底的に活用しているかによるところも大きいと言えます。

ふりかえってわが社を見ると、eラーニングサービスの提供にかなり高度のITスキルを活用しながら、ビジネスプロセスにそれを十分に活用しているとはいえません。もしこれを改善し、IT活用を徹底するならば、さらに大幅に利益を伸ばすことができます。

ビジネスプロセスにITを徹底的に活用することは、わがグループの来年度の大きな課題の一つです。

 


焚き火をしながら

2011-03-05 21:45:00 | 島の生活

焚き火をしながら、いろんなことを考えました。炎をみていると飽きないですね。

少し太い木ですと、1本では、うまく燃えません。燃やすはじめには、小枝や枯れた葉などで少し勢いがある火をつくることが必要です。そして、太い木に燃え移っても、1本では勢いがまったくありません。2本を組み合わせるとかなりよく燃えます。何本も組み合わせて、風通しがよい形をつくれば、はげしく燃え始めます。燃える木どうしが、影響を与え合っているのですね。人が力をあわせるのと、似ている気もしました。

もうずいぶん前ですが、自転車旅行で全国をまわっているアイヌの4人家族に出会ったことがあります。青梅の谷川でひどい雨が降っているときでした。「雨の中で焚き火をおこす方法をしっているか?」と聞かれました。教えてあげるよと、手ほどきをしてくれました。水中にある流木は、なかは乾いてるともおそわりました。ちょうど台風が接近していました。かれは、自然の生き物の動きから、台風接近の予想をしようとしていました。

ある有名なトップクラスの俳優と2人で、かれの山の中の別荘の庭で焚き火の炎をながめながら深夜まで話し込んだことも思い出しました。部屋にもどってかれが抱えてきたのは、おとうさんの遺品だというまむし酒の一升瓶でした。かれは、無欲になるべきだという。わたしは、想像をこえる大欲になるべきだという。わたしの考えでは、欲を最大規模にすれば、かぎりなく遠くにある光源のひかりはほとんど平行光線になるように、すべてのひとと共有できる大欲は無欲に近づくというものです。

この大俳優の自分は無欲をもとめているという言葉に感動しました。わたしは、無欲になれない。だから、欲をできるだけ多くの人と共有できるものに拡大し続けようとしています。

こどものころ、よく庭や道で焚き火をしました。たいてい、サツマイモを埋め込んで焼き芋をつくります。焚き火には、みんなあつまってきます。

そういえば、風呂も薪で沸かしていました。いわゆる五右衛門風呂です。なたで薪を割り、火吹きで風をおくって火に勢いをつけます。毎日30分以上の仕事でした。

最近は、焚き火もできないですね。

 


上海と北京

2011-03-03 23:50:35 | eLearning in China

今週は、ネットラーニングホールディングスの佐藤社長は上海、ネットラーニングの吉田社長は北京にそれぞれ出張しています。

毎週だれか海外に出張している。そんな状況になりはじめています。

われわれのビジネスそのものも、グローバル化し始めている。これまでと異質のはげしい競争に直面し始めています。組織そのものも、それに対応した戦闘態勢に組み替えなければならない。

膨大な受講生をもち、その安定運用としっかりした学習サポートの組織は、われわれのもっとも大切な経営資源であるとともに、先端をきりひらくチームも必要です。最高レベルの技術チームも不可欠です。ラーニングデザインをふかく研究し、それを実現する組織も大切です。

精鋭営業部隊をはじめ、バランスがとれた組織建設が、新しい競争環境に勝ち抜くために大きな課題となっているのです。


なにを判断基準とするのか

2011-03-03 23:11:08 | Life in Tokyo
結局は、なにを大切にするのかということになる。
 
大切なものを判断基準にしているか。たえず反省が必要だと思う。
 
ほとんどの人は、日々の選択で、どうでもよいことを判断基準にもちだして、もっとも大切なものを失っていく。
 
おたがい、それだけの人生だともいえる。いずれにしても、結果は自分が引き受けざるをえないのだから。
企業もおなじだ。

新卒採用TOEIC730点以上

2011-03-03 23:02:34 | 企業研修

武田薬品は、国内営業と工場勤務者をのぞき、応募基準をTOEIC730点以上とするときょうの日経新聞に記事があります。

グローバル化にともない、企業は国内採用を厳選しているという記事だ。タイトルは、「競争力底上げ 人材から」。

新興市場の急拡大にともなうグローバル化で、企業は、かつてないきびしい競争に直面しつつあります。その新しい経済環境にともなう人材を求めています。

日本の労働者の平均賃金は、10年以上も下がり続けています。この傾向は、日本だけでなくヨーロッパ諸国でも一般的であり、とどまりません。このことは、自分が平均的であれば給与は下がり続けるというおそろしい現実を意味しています。

人材もまた、きびしいグローバル競争にまきこまれています。所得がめざましく増えていくグローバル人材とそうでない人々との格差はさらに急拡大していく。

学ぶ!すべての国において、競争相手は海外にいます。

猛烈に学ぶ!!

 


また書店がひとつ

2011-03-01 22:58:43 | 読書/新聞/映画など

会社のはいっているビルの1階にわりあい大きな書店がありました。昨日まで。

きょうの朝、締め切った店内で、20名以上の人たちが書籍を段ボールにつめる作業を始めていました。会社の近くの本屋さんが閉店になったのは、これで二つ目です。

そういえば、わたしも、本屋さんとアマゾンで本を買うのと半々くらいです。

上海にいた先週土曜日の夜、万博と岡本太郎のNHKのドラマを観て、すぐにアマゾンで瀬戸内晴美の『かな子繚乱』を注文しました。日曜日、東京に帰宅した時には、もうとどいていました。読み始めるとともに、ちくま日本文学の『岡本かの子』を注文。本人の小説を先に読みたくなったからです。同時に、岡本太郎の『一平 かの子』も注文。

結局は、読む順番は、『一平 かの子』『岡本かの子』『かの子繚乱』となりました。関連する書籍をまとめて読む傾向は、アマゾンを利用するようになって強まっている感じです。