eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

焚き火をしながら

2011-03-05 21:45:00 | 島の生活

焚き火をしながら、いろんなことを考えました。炎をみていると飽きないですね。

少し太い木ですと、1本では、うまく燃えません。燃やすはじめには、小枝や枯れた葉などで少し勢いがある火をつくることが必要です。そして、太い木に燃え移っても、1本では勢いがまったくありません。2本を組み合わせるとかなりよく燃えます。何本も組み合わせて、風通しがよい形をつくれば、はげしく燃え始めます。燃える木どうしが、影響を与え合っているのですね。人が力をあわせるのと、似ている気もしました。

もうずいぶん前ですが、自転車旅行で全国をまわっているアイヌの4人家族に出会ったことがあります。青梅の谷川でひどい雨が降っているときでした。「雨の中で焚き火をおこす方法をしっているか?」と聞かれました。教えてあげるよと、手ほどきをしてくれました。水中にある流木は、なかは乾いてるともおそわりました。ちょうど台風が接近していました。かれは、自然の生き物の動きから、台風接近の予想をしようとしていました。

ある有名なトップクラスの俳優と2人で、かれの山の中の別荘の庭で焚き火の炎をながめながら深夜まで話し込んだことも思い出しました。部屋にもどってかれが抱えてきたのは、おとうさんの遺品だというまむし酒の一升瓶でした。かれは、無欲になるべきだという。わたしは、想像をこえる大欲になるべきだという。わたしの考えでは、欲を最大規模にすれば、かぎりなく遠くにある光源のひかりはほとんど平行光線になるように、すべてのひとと共有できる大欲は無欲に近づくというものです。

この大俳優の自分は無欲をもとめているという言葉に感動しました。わたしは、無欲になれない。だから、欲をできるだけ多くの人と共有できるものに拡大し続けようとしています。

こどものころ、よく庭や道で焚き火をしました。たいてい、サツマイモを埋め込んで焼き芋をつくります。焚き火には、みんなあつまってきます。

そういえば、風呂も薪で沸かしていました。いわゆる五右衛門風呂です。なたで薪を割り、火吹きで風をおくって火に勢いをつけます。毎日30分以上の仕事でした。

最近は、焚き火もできないですね。