「アシタバの健康効果」という記事が、「島へ。」11月号に掲載されています。イシハラ・クリニック院長の「島で病を治す」という連載です。
そのなかから紹介します。
アシタバは、せり科の植物で、薬草ともいうべき優れものらしい。世界の薬草の大半が、しそ科かせり科だそうです。
まず、ビタミン。B1,B2,C,E,コリン、葉酸、パントテン酸、ビオチン、ナイアシンをはじめ、植物にはあまり含まれていないB12など、D以外のビタミン類が含まれている。B12は、悪性貧血の予防治療に必要という。
ミネラル類は、カルシウム、マグネシウム、イオウ、マンガン、鉄、亜鉛、銅、クロム、コバルト、セレンなどが「多く」含まれている。
また、植物繊維が多く含まれているため、便秘や大腸ガンの予防、コレステロール、脂肪、塩分や有害物の排泄にも役立つ。
アシタバに特徴的な含有成分としては、ビラジン、カルコン、クマリン、メラトニンがあるという。ビラジンは、血液をサラサラにする成分だそうだ。クマリンは、血圧を下げる作用がある。
折ったときに茎からでる黄色い汁は、カルコンで、抗潰瘍、抗腫瘍、抗エイズ作用があると書かれている。
乾燥粉末をラットに投与すると体内の神経成長因子NFGが増加するので、アルツハイマー病の予防も可能とする物質として期待があつめられているという。
八丈島のわが家の庭には、アシタバが、雑草のようにどんどん繁っている。畑をこえて、あちこちに繁殖しています。