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eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

はげしい雨

2006-06-11 14:24:59 | 島の生活
八丈島は、はげしい雨の日曜日の午後です。午後1時までの1時間の雨量は、19ミリ。三宅島の大雨警報をテレビの字幕がつたえています。

午後1時過ぎ現在、三原山も八丈富士も、雨にかすんでほとんどみえません。

この雨も、すこしずつ雲が晴れて、午後5時前後以後はしっかりやむようです。

晴耕雨読。

いま読んでいる本は、「眼の誕生」。すこぶる面白い本です。カンブリア紀の爆発的進化のなぞをあかそうというものです。

昨夜は、居酒屋で6人で談笑しました。
きょうの午前中には、神止山の火口に入り、登っていきました。八丈島には、火口と思われるところがたくさんあります。先日、横間海岸もそうだとききました。温泉がでるかもしれない。


サトイモ

2006-06-10 14:36:11 | 島の生活
きょうの八丈島は、晴れていた朝から、次第に雲り空になってきました。

午前中は、サトイモの畑をつくりました。よその畑では、もうかなり大きくなりはじめています。かぼちゃやスイカは順調です。

庭にトンボがふえてきました。

ハイビスカスがうまくいかない。20種類くらいのさまざまなハイビスカスを植えていますが、ほとんど、この冬を越せなかった。赤いどこにでもあるハイビスカスは、挿し木で順調にふえていますが、買ってきた木が枯れてしまう。なんどか、それをくりかえしています。なんとか工夫をしてみたい。

植物のビジネスモデル

2006-06-09 16:57:12 | eラーニング・ベンチャー企業
植物や動物の存在の仕方に、ビジネスモデルのヒントを感じることもあります。

植物の進化で、革命的な変化が、ある時期におきたというのを読んだことがあります。

それは、他者との共存です。

それまでは、植物は、花粉や胞子を風に乗せて運んでいたらしい。スギ花粉が、大気全部にただようようなものでしょう。しかし、それでは、次世代の繁殖につながる機会がすくない。したがって、個体の寿命が長くならざるをえない。数千年の巨木が立ち並ぶということになります。長い年月をへて、世代交代してゆきます。

しかし、あるとき、革命がおきました。そうだ、昆虫の力を借りよう!!!!

昆虫と植物の共存がはじまった。花粉は、昆虫の協力で容易に運ばれるようになりました。その結果、繁殖の機会が劇的にふえました。それなら、1年草でも大丈夫です。短期間の世代交代によって、進化のチャンスがいっきに拡大しました。種類もふえて、多様な植物が繁栄します。

昆虫もふえました。植物と昆虫の共存です。

一方、この植物の革命が巨木の時代をおわらせ、恐竜の絶滅を引き起こしたという説もあるようです。

なにか、ヒントにならないか、考えています。


人材がほしい

2006-06-09 16:03:46 | Netlearning,Inc.
ネットラーニングには、大企業でも望めないほど、個性や才能をもった人材が多数集まっている。理念もしっかり共有できている。うらやまれる強力な集団だと思う。

しかし、もっともっと人材がほしい。

まったく新しい教育として、eラーニングがもっている無限にちかい可能性。そして、力をつければつけるほど、その計り知れないポテンシャルが姿をあらわしてくるネットラーニング。

社内で人材を育てる力を十分にもたなければならない。重要で、かつ、簡単には実現できない大切な課題だ。

同時に、人材をもっと吸収したい。成長する可能性をもった人たち、世界レベルの技術者、第一級のビジネス人材を。


Web2.0について

2006-06-08 13:10:57 | Internet and mobile
Web2.0について、さまざまな人がさまざまに語っている。しかし、「双方向性」や「情報共有」など、現象の一部を取り出して語られ、必ずしも本質的な把握が十分とは言えないのでないのではないだろうか。

その理由のひとつは、「Web2.0」をインターネット関係者が、インターネット内部での変化としてのみとらえているところにあるだろう。

いま、ネットは、第三世代にはいろうとしている。
第一世代は、パソコン通信など、単一のサーバーにつながるネットワークだ。
第二世代は、そのサーバーを網の目のように接続する「インター」ネットである。
第三世代は、大量の個人がネットワークに常時つながる単一のネット、「ザ・ネット」の時代。

ネットが、ついに、大多数の個人にまで到達し始めた。そして、そこから個人を出発点とする逆流が始まる。

それは、産業構造や流通の仕組みのおおがかりな再編をうみだしていく。

米国の大手スーパーでは、消費者がレジで購入した瞬間に、その商品のメーカーと流通業者の間の納品・請求・決済が終了し、新しい発注もおこなわれる。それまでは、店頭にあっても、その商品はメーカーの在庫なのだ。消費者の購買時点での情報により、メーカーは、生産計画や納品計画をたてる。現在は、レジとの直結だが、個人にまでつながったら何がおきるのだろうか。

話が少し長くなりますが、資本主義社会での商品は、本質的には売れて商品になる。うれなければただの物品。したがって、在庫の問題はきわめて大きいし、景気調整でも在庫の処理が課題になる。

個人にまでネットがつながり、個人から生産者までネットが直結するときに、大きな再編がはじまるのだ。

この第三世代ネットの時代の「情報」にかかわる部分が、Web2.0でいわれるさまざまな新しいポイントであり、本来は、ネットの中だけでの新時代ではない。

第三世代のネット総体とそれがもたらす社会経済全体の根本的といえるほどの再編に注目すべきであろう。

ネットは、「産業革命よりも大きな変化を社会経済全体にもたらす」という言葉を米国政府も公式文書で引用しているが、現在の基本的な枠組みを生み出した産業革命よりも大きな変化とはどのような変化なのだろうか。国家や会社や学校や、すべてのあり方をかえていくかもしれない。

それはそれとして、インターネットの中でおきはじめたWeb2.0と呼ばれる劇的な新しい局面については、別の機会に書きたい。




イーラーニングワールド

2006-06-07 05:22:39 | eラーニング市場
昨日、イーラーニングワールドの実行委員会が、出展団体をあつめて説明会を開催しました。

今年も、ネットラーニング、デジタルナレッジ、日立、富士通ラーニングメディアなどを中心に100社以上が出展します。急拡大するeラーニング市場の主な担い手が参加する手ごたえのあるイベントになりそうです。

7月26日から28日まで、東京ビッグサイト西ホールが会場です。

NECも買わなかった

2006-06-06 14:21:58 | Internet and mobile
パソコン歴30年あまりの間にたくさんのPCを買ったけれども、アップルのパソコンは一度も買わなかったことを前に書きました。ビジネスモデルから、いずれかれらがマイナーになるのが予想されたからです。

NEC のPC98シリーズも圧倒的なシェアをもち、売れに売れていたが、結局、1台も買わなかったし使わなかった。

それも、ビジネスモデルからです。

NECのパソコンは、当時、ハードに日本語のフォントをもっていた。つまり、NECの98は、設計思想からいって、日本ローカルマシンなのだ。IBMのマシンは、ちがった。ソフト側にフォントをもっている。そこから、DOSVがうまれる。

日本ローカルマシンが、ウインドウズ98への対応に苦労し、ウインドウズ98の普及で取り残されていったことは、予想どおりでもあった。

MACもNECの98もつかわず、結局、わたしが使い続けたのは、IBMのマシンです。

IBM PC が、1981年にMS-DOS を採用したのは、すごい選択です。PC時代を的確にみとおしていたといってよいでしょう。そのIBMが、PC部門をレノボに売却したのも、またすごい。

インサイダー防止コース

2006-06-06 13:27:27 | Netlearning,Inc.
村上さんの逮捕にあわせて(?)、タイミングよく、「今日から実行!事例で学ぶインサイダー取引防止」のeラーニングコースを開講しました。ネットラーニングが提供する行動基準シリーズに加えられた新コースです。

その対策に各企業の関心が高く、問い合わせが多い分野です。

MACは買わなかった

2006-06-05 21:44:40 | Internet and mobile
「5万円パソコン」のところで、パソコンにはじめて触ったのが30年以上前だと書きました。

最初が、コモドール社の名機「PET2001」、ついで、ラジオシャックのTRS-80。AppleやシャープやNEC,富士通はパス。

人気のマッキントッシュをなぜ買わなかったのか?それは、かれらのビジネスモデルに弱点があったからです。

たしかに、MAC-OSは、すばらしかった。MS-DOS と比較にならない。しかし、MACの最大の弱点は、ハードとOSをセットで売るというビジネスモデルにあった。

IBMを中心とする大型コンピュータの時代には、チップ、OS,ハード、アプリケーションを各メーカーが独自にセットでもっていた。IBMや、日立や、富士通などが、それぞれ縦に一揃いそろえていたのだ。

しかし、パソコン時代に、この構造がかわった。チップはインテル、OSはマイクロソフト、ハードは各メーカーというような横の分業に。もし、ここでOSとハードをセットにして売ると何がおきるか。OSで90%のシェアをとった企業が、ハードでも90%のシェアをとる。そんなことがありえるか?

アップルは、けっして多数派になれないビジネス戦略をとったのだ。OS ビジネスでは致命的な弱点だ。MACーOSがあれほどすぐれていたのだから、ハードから切り離してOSだけを売っていれば、マイクロソフトは現在の形では存在しなかっただろう。

なぜ、アップルは、OSとハードをセットにして売ったのか。それは、かれらがパソコン時代の先陣をきり、半歩はやく飛び出して、大型機のビジネスモデルを半分引き継いだからなのだ。

わたしは、OSがどんなにすぐれていても、MACがどんなに名機でも、時代の流れに消えていくことがよく見えていた。だから、買わなかった。ビジネスモデルのなかに、かれらの運命が組み込まれている。