eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

株式公開へむけて

2006-06-08 13:51:46 | Netlearning,Inc.
わが社の第1四半期の売り上げは、前年比142%あまりの計画を超過達成できそうです。

2006年度は、確実に実行できる予算を組んでいます。

株主の信頼をえるためには、予算どおりに事業展開できることが重要です。




Web2.0について

2006-06-08 13:10:57 | Internet and mobile
Web2.0について、さまざまな人がさまざまに語っている。しかし、「双方向性」や「情報共有」など、現象の一部を取り出して語られ、必ずしも本質的な把握が十分とは言えないのでないのではないだろうか。

その理由のひとつは、「Web2.0」をインターネット関係者が、インターネット内部での変化としてのみとらえているところにあるだろう。

いま、ネットは、第三世代にはいろうとしている。
第一世代は、パソコン通信など、単一のサーバーにつながるネットワークだ。
第二世代は、そのサーバーを網の目のように接続する「インター」ネットである。
第三世代は、大量の個人がネットワークに常時つながる単一のネット、「ザ・ネット」の時代。

ネットが、ついに、大多数の個人にまで到達し始めた。そして、そこから個人を出発点とする逆流が始まる。

それは、産業構造や流通の仕組みのおおがかりな再編をうみだしていく。

米国の大手スーパーでは、消費者がレジで購入した瞬間に、その商品のメーカーと流通業者の間の納品・請求・決済が終了し、新しい発注もおこなわれる。それまでは、店頭にあっても、その商品はメーカーの在庫なのだ。消費者の購買時点での情報により、メーカーは、生産計画や納品計画をたてる。現在は、レジとの直結だが、個人にまでつながったら何がおきるのだろうか。

話が少し長くなりますが、資本主義社会での商品は、本質的には売れて商品になる。うれなければただの物品。したがって、在庫の問題はきわめて大きいし、景気調整でも在庫の処理が課題になる。

個人にまでネットがつながり、個人から生産者までネットが直結するときに、大きな再編がはじまるのだ。

この第三世代ネットの時代の「情報」にかかわる部分が、Web2.0でいわれるさまざまな新しいポイントであり、本来は、ネットの中だけでの新時代ではない。

第三世代のネット総体とそれがもたらす社会経済全体の根本的といえるほどの再編に注目すべきであろう。

ネットは、「産業革命よりも大きな変化を社会経済全体にもたらす」という言葉を米国政府も公式文書で引用しているが、現在の基本的な枠組みを生み出した産業革命よりも大きな変化とはどのような変化なのだろうか。国家や会社や学校や、すべてのあり方をかえていくかもしれない。

それはそれとして、インターネットの中でおきはじめたWeb2.0と呼ばれる劇的な新しい局面については、別の機会に書きたい。