今年のノーベル物理学賞にアメリカ・プリンストン大学上級研究員の真鍋淑郎氏が選ばれましたね。
二酸化炭素濃度が地球温暖化に及ぼす影響を先駆的に研究した功績が認められたモノで、
日本人がノーベル賞ってんで日本はメディアも国民も?盛り上がっているようであります。
真鍋氏は我々から見れば日本人ですが現在はアメリカ国籍を取得し、
ノーベル賞の公式にはUSAと表示されているのでアメリカ人として見られるのでしょうけども、
まあ、ソレはソレとして日本凄い!と盛り上がるのは別に構わないと思うのですが、
このテーマではドイツとイタリアの研究者と合わせての受賞となっているのですよね。
ソレをスルーして日本人が受賞!だけになるのは、いかがなものかなあと思います。
要は研究の功績などより日本凄い!のトピックだけがノーベル賞に関する日本人の関心なのですね。
まあ、しょうがないですけども。
ところで例えば、日本国籍を取得して日本で活動する中国出身の研究者がいたとして、
彼がノーベル賞を受賞したとしたら、日本のメディアや国民は今回の真鍋氏に対するように喜ぶのでしょうかね。
それとも、いや奴は日本人じゃない!日本の知恵と技術を盗んでいる!と罵倒したりするのでしょうか。
ちょっと気になりました。
ところで、発足したばかりの岸田内閣について、毎日新聞が早速に世論調査(笑)の結果を発表しました。
ソレによると、内閣支持率は49%とのことで、新政権発足時としては低い数字にとどまったとのこと。
普通ならご祝儀が上乗せされて高く数値が出るモノなんですが、菅政権発足時は62%でしたからね。
岸田内閣の支持率49% 甘利氏起用「評価せず」54% 本紙世論調査
毎日新聞と社会調査研究センターは4、5日、岸田文雄内閣の発足を受け緊急の全国世論調査を実施した。
内閣支持率は49%と5割に届かず、昨年9月の菅義偉内閣発足時の64%を大きく下回った。不支持率は40%だった。
閣僚の顔ぶれに「期待感が持てる」との回答は21%にとどまり、「持てない」が51%に上った。
発足直後の支持率は新首相への期待から高めに出る傾向がある。
岸田内閣最初の支持率は、菅内閣最後となった前回調査(9月18日)の37%より上がったものの、
歴代内閣の発足時と比べ低調な船出と言えそうだ。調査方法が異なるため単純に数値の比較はできないが、
過去20年間では麻生太郎内閣発足時(2008年9月)の45%に次ぐ低さとなった。
岸田内閣を支持すると答えた人にその理由を尋ねたところ「首相の人柄に好感が持てるから」27%、
「政策に期待が持てそうだから」25%、「自民、公明の連立内閣だから」18%などとなった。
支持しない理由では「政治が変わりそうにないから」が58%を占め、「政策に期待が持てそうにないから」が20%だった。
岸田首相は「新しい資本主義の実現」などを掲げて首相に就任したが、
政治の変化を求める層の期待感は高まっていないようだ。
その背景には、9月の自民党総裁選で安倍晋三元首相の出身派閥・細田派や
麻生元首相の率いる麻生派など従来の主流派から支持を集めた経緯がある。
自民党幹事長に麻生派の甘利明氏を起用した人事に対しては「評価しない」との回答が54%に上り、
「評価する」は22%にとどまった。安倍、麻生両氏の影響力が強まったと言われていることについては、
岸田首相の政権運営に「マイナスになる」と思う人が59%で、「プラスになる」の23%を大きく上回った。
自民党支持層でも「プラス」は47%で、「マイナス」の32%を上回ったものの、
「長老支配」への抵抗感が自民支持層にもあることがうかがわれる。
自民支持層で甘利幹事長人事を「評価する」のは41%で、「評価しない」29%、「わからない」29%だった。
調査は携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)機能を使う方式と、
固定電話で自動音声の質問に答えてもらう方式を組み合わせ、携帯725件・固定310件の有効回答を得た。
上記記事にもあるようにやっぱり、いくら岸田センセーが生まれ変わったと言っても人事を見れば
アベちゃんや馬鹿な阿呆センセーの影響が明らかで、結局古くさしか感じませんし、
甘利センセーを要職に就けるところからして問題に向き合う正義も感じないといったところなのでしょう。
あと、まだ発足したてだからなのでしょうけども、ワイドショー向けの周辺情報が乏しいかもしれません。
「ジョー」と「フミオ」の日米会談ニュースも遅かったのでしょう。
でもコレからパンケーキとか人気アスリートとのツーショットみたいな、
キャッチーでお茶の間ウケするエピソードを大マスコミに大量に垂れ流せば、支持率も上向いてくるでしょう。
まだ衆院選には時間もあることですし。
ソレに、共同通信の世論調査(笑)では支持率55%になってますから。
コレからNHKやナベツネ新聞、3K新聞の世論調査(笑)に期待ですかね。
さて支持率にご祝儀がなかったと言えば、5日の日経平均株価は終値622円安、
一時は900円を超える下げ幅となり、こちらもご祝儀とは無縁の動きとなったようです。
普通は新政権への期待で上がるってトコロだと思うのですがね。
もっと気を遣ってもよさそうなものですが、そんなに岸田政権は経済界に不人気なのでしょうか。
でもまあ、株価なんてそもそも上がったもんは下がるし下がったもんは上がるワケで、
上げ下げの理由ももはやあって無いようなものですから。
コレまでが何か知らないけど妙に上がり続けてきただけであってその分、
いつでも下がる状況ではあったってだけのような気はしますけども。
いやいや、ソレともやっぱり、岸田内閣のナニかが嫌われたのでしょうか。
例えば、岸田センセーの言葉で自分的に期待している、
「新しい資本主義」
「新自由主義からの脱却」
ってのが、現在の支配層には不人気だとか。
いうことなのでしょうか。
まあ別にちょっと日経平均が下がったって、庶民に景気の実感が伴っていればいいのですけどね。
今は株価は高いけど景気の実感なんて別にないのですから。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます