指定弁護士側、やっぱり控訴

小沢一郎氏が無罪と一審判決を受けた裁判で指定弁護士側が控訴しましたね。

小沢氏秘書の調書も捜査報告書も虚偽のでっちあげで、
有罪に持ち込むことなんでできるのか、そんな疑問が持ち上がる控訴。
そもそも検察自体が捜査しまくったのに起訴できなかった事案ですしね。

しかも最近では、そうしたせっちあげの捜査報告書などがネットに流出して、
一般の方にもそのでたらめっぷりが晒される事態になっており、
その追求によっては裁判の維持自体さえ怪しくなるんじゃないかというのにですね。


でもまぁ、驚きはしませんよ。
むしろ、そうなるだろうと思ってましたよ。


だって、有罪に持ち込む見込みなんかなくたっていいんでしょうからね。
有罪にすることより、小沢氏の政治活動を蝕むことが目的でしょうからね。
裁判を長引かせることができればいいワケです。

小沢氏も、控訴中で被告の身ともなれば党の要職には就けないでしょうし、
もちろん代表選への出馬は難しいでしょうしね。

簡単な話、これで小沢氏の政治力を削げるのなら、
有罪の見込みのない控訴だって意味があるのですよ。


まぁしかし、秘書の調書も捜査報告書も捏造だったってことで、
そのあたりの資料の正当性など失われて、この裁判の正当性だってどうなのよ？

ってなもんですし、裁判を続けようにももはやまともな証拠はほとんどないのですし、
もう控訴なんて棄却するのが当たり前の態度の気がしますが。

どうですかね、この国の権力からすれば棄却などしないでしょうけどね。
とにかく裁判を続けて小沢氏の政治活動を制限してやるのでしょう。


というか、本来なら検察による捜査の犯罪性をこそ裁くべきだと思うのですが、
そちらはほったらかしですかそうですか。


これでまた、政治的空白ガーとか騒ぐ連中もいるでしょうけど、
その政治的空白を生むことを目的にしている連中の仕業ですからからしょうがありません。

こうしてこの裁判に国家として大いにムダな労力が費やされていることが、
なんとも納得いかないところですが、その勢力にとっては国家のために？やっているわけで、
そういった意味ではムダどころか彼らは有益だと信じているだろうことが愚かといいますか。

で、そんな政治的空白や労力のムダの原因は小沢氏だというような印象作りがなされ、
控訴は当然だ、小沢氏はクロに決まってる、なんて喚く連中もいるのでしょうけど。


そんな場合じゃないのですけどね。

この無茶な捜査と裁判は、誰の身にも冤罪が降りかかってもおかしくないシステムと、
それを可能とする公権力、その濫用が存在する社会であるってことなのですから。