自分的にはあまり元号で時代感を一括りにすることって好きではないというか、
別に合理的な理由付にならないと思うので意味ないと考えておりまして、
このところのさよなら平成!みたいな特集や企画がうざくてしょうがないのですが。
でもま、メディアや企業的にそうなってしまうのはしょうがないですかね。
ナニが楽しいのか、新元号のナニがおめでたいのかよくわかりませんけども、
おめでたいのは国民の気分ってことでね。
とか言いながら平成、というか要はこの30年はどういう時代だったか考えてみますと、
バブルが崩壊して経済の低迷から結局は脱却できなかったな、というのがありましょうか。
得意だった工業製品は今じゃ総崩れ。
テレビも携帯電話もパソコンも韓国・中国・台湾勢に勝てずに撤退が相次ぎ。
ネットなどのIT産業でも日本は存在感を示せず主要なプラットフォームはアメリカに依存。
一方で日本企業はバブル崩壊から立て直すためにナニをしたかというと、
まずはコスト削減、徹底したコストの削減に次ぐ削減、コスト削減が悪いってことはないですが、
なんかどんどん日本企業は貧乏くさくなっていきました。
それでいてコスト削減してでも儲けろ知恵を出せと経営からは無理な要求をされ、
さらにコンプライアンスだなんだと形式的な規則の増加で労働者は疲弊、
サービス残業は増えても賃金は上がらず。
あげく、利益のために企業は手抜きやデータ改ざんなどの不正に手を染めていく。
そりゃあ社会は閉塞するってものです。
で、今度は福島の大事故があったにも関わらずまた原発を新設しろとか、
オリンピックや万博の招致やカジノなどIRが成長戦略だとか、
まるで昭和の成功体験にすがったままのようにも見えます。
そして平成は、大規模な自然災害にたくさん見舞われた記憶もありますね。
じゃあ平成の間で良いことはというと、日本では戦争がなかった、ということでしょうか。
イラクとかスーダンとか、間接的にであったり紛争に巻き込まれているケースはありますが、
国民が直接的に戦争に遭うことがなかったのは幸いでしょうか。
最低でも、新元号以後もこの状態は継続してほしいものですが一方で、
どうも右傾化や社会の分断が進んでいるようにも思われます。
この傾向は小泉ジュンちゃん政権から感じてはいたのですが、
ここ数年の第2次アベちゃん政権以降は特に露骨になってきてますよね。
差別的・排外的・敵対的な主張が言論空間で普通に容認されているかのようです。
まあアメリカやイギリスその他ヨーロッパでも見られるように、
ボーダーレスであったりダイバーシティであったりといった価値観に、
国民も疲れて反発するようになったのでしょうか。
さて日本人が目の敵にする国というと同じ東アジアの中国・韓国・北朝鮮ですが、
国交のない北朝鮮は先日、ロシアのプーチンさんと首脳会談を持ちました。
その成果については疑問視する向きをあって日本のメディアなんかはdisったりもしているようですが、
コレで北朝鮮のジョンウンは、韓国、中国、アメリカに続きロシアとの会談を実現させたワケで、
北朝鮮と直接対話してない関係国は日本だけとなり、文字どおり蚊帳の外状態であります。
日本のメディアが北朝鮮の外交をdisるのもそうした状態への苛立ちの現れだったりするでしょう。
でもまあ適当にdisっていれば読者・視聴者は適当に満足してくれるのですけども、
しかし、そもそも情報がちゃんと取れてないのでしょうね。パイプがないですから、
一方、平成と令和がクロスオーバーするゴールデンウィーク、
我らがアベちゃんはまた無駄に豪遊、じゃなかった、外遊しているところでありますが、
そんな暇があったらジョンウンと会う機会を作れなかったものでしょうか。
成果のほどはともかく、前回の米朝首脳会談を受けてアベちゃんは、
「次は私が直接向き合わなければならない」
と言ったのですから、何か動きはないのでしょうか。
そりゃ、簡単なことではないですよ。
パイプがないですから。
となると、他国の仲裁が必要になるワケですが、例えば韓国との間は今は険悪ですからね。
まあ自分的には、韓国と日本の関係悪化ってのは、外国に勇ましい態度を見せるポーズが、
国内向けに必要なんだろうなってことでプロレスの一環だろうと思ってますが。
でもま、韓国や中国に仲裁してもらって借りを作るってのは日本的に癪なんでしょうし。
ロシアには北方領土問題で怒られたりして「北方領土は日本固有の領土」とも言えなくなって、
物事を依頼できる状態じゃないでしょうし。
だとすると残るはアメリカなのですが、トランプ相手では何かディールを吹っかけられるでしょうし。
というかそもそもが、日朝会談にかけるアベちゃんのプライオリティ自体が低いのでしょうけども。
未解決にしておいたほうが北朝鮮問題の「やってる感」をいつでも利用できるのですから。
実際、この度のアメリカ訪問では農産物の関税を撤廃してアメリカの作物を買えと要求されたり、
消費税の輸出戻し税や円安誘導にケチつけられたりと言われたい放題で、
これ以上ナニを突きつけられるかわかったものじゃありません。
かといって日本ではアメリカから爆買いした戦闘機F35の事故で自衛隊員が犠牲になっているのにも関わらず、
事故原因の究明に日本側が加われないとの事態に、アベちゃんからトランプに何か文句の一つでも
言ってくれてるとも思われません。
それどころかアベちゃんはアベちゃんでアメリカの自動車産業に4兆円!?投資しますと
約束したりとか、どうなってるんでしょう。その投資とは政府主導で行うということなのでしょうか。
先日はアメリカに日本企業の工場を7つ作るとも言ってましたけど、
民間企業の活動にこんなに政府がモノ言えるものなんでしょうか。
そんなことより大マスコミは、
「新天皇即位はスーパーボウルより100倍大事」
とアベちゃんがトランプに言ったとか言わないとかを取りあげるのが精一杯の様子です。
そんなカンジで豪遊、じゃなかった、外遊に行けば「やってる感」演出に精出すアベちゃんですが、
トランプとの撮影の際にレッドカーペットに乗るのを許されなかったそうですね。
記者から「(トランプに)近づいて」と促されたものの、
トランプからダメ出しをくらってカーペットの外に追い出されたそうです。
これがトランプの気まぐれなのか、アベちゃんに対する評価なのかはわかりませんが、
本来ならこう収まりたかった筈なんですよねえ。。
別に合理的な理由付にならないと思うので意味ないと考えておりまして、
このところのさよなら平成!みたいな特集や企画がうざくてしょうがないのですが。
でもま、メディアや企業的にそうなってしまうのはしょうがないですかね。
ナニが楽しいのか、新元号のナニがおめでたいのかよくわかりませんけども、
おめでたいのは国民の気分ってことでね。
とか言いながら平成、というか要はこの30年はどういう時代だったか考えてみますと、
バブルが崩壊して経済の低迷から結局は脱却できなかったな、というのがありましょうか。
得意だった工業製品は今じゃ総崩れ。
テレビも携帯電話もパソコンも韓国・中国・台湾勢に勝てずに撤退が相次ぎ。
ネットなどのIT産業でも日本は存在感を示せず主要なプラットフォームはアメリカに依存。
一方で日本企業はバブル崩壊から立て直すためにナニをしたかというと、
まずはコスト削減、徹底したコストの削減に次ぐ削減、コスト削減が悪いってことはないですが、
なんかどんどん日本企業は貧乏くさくなっていきました。
それでいてコスト削減してでも儲けろ知恵を出せと経営からは無理な要求をされ、
さらにコンプライアンスだなんだと形式的な規則の増加で労働者は疲弊、
サービス残業は増えても賃金は上がらず。
あげく、利益のために企業は手抜きやデータ改ざんなどの不正に手を染めていく。
そりゃあ社会は閉塞するってものです。
で、今度は福島の大事故があったにも関わらずまた原発を新設しろとか、
オリンピックや万博の招致やカジノなどIRが成長戦略だとか、
まるで昭和の成功体験にすがったままのようにも見えます。
そして平成は、大規模な自然災害にたくさん見舞われた記憶もありますね。
じゃあ平成の間で良いことはというと、日本では戦争がなかった、ということでしょうか。
イラクとかスーダンとか、間接的にであったり紛争に巻き込まれているケースはありますが、
国民が直接的に戦争に遭うことがなかったのは幸いでしょうか。
最低でも、新元号以後もこの状態は継続してほしいものですが一方で、
どうも右傾化や社会の分断が進んでいるようにも思われます。
この傾向は小泉ジュンちゃん政権から感じてはいたのですが、
ここ数年の第2次アベちゃん政権以降は特に露骨になってきてますよね。
差別的・排外的・敵対的な主張が言論空間で普通に容認されているかのようです。
まあアメリカやイギリスその他ヨーロッパでも見られるように、
ボーダーレスであったりダイバーシティであったりといった価値観に、
国民も疲れて反発するようになったのでしょうか。
さて日本人が目の敵にする国というと同じ東アジアの中国・韓国・北朝鮮ですが、
国交のない北朝鮮は先日、ロシアのプーチンさんと首脳会談を持ちました。
その成果については疑問視する向きをあって日本のメディアなんかはdisったりもしているようですが、
コレで北朝鮮のジョンウンは、韓国、中国、アメリカに続きロシアとの会談を実現させたワケで、
北朝鮮と直接対話してない関係国は日本だけとなり、文字どおり蚊帳の外状態であります。
日本のメディアが北朝鮮の外交をdisるのもそうした状態への苛立ちの現れだったりするでしょう。
でもまあ適当にdisっていれば読者・視聴者は適当に満足してくれるのですけども、
しかし、そもそも情報がちゃんと取れてないのでしょうね。パイプがないですから、
一方、平成と令和がクロスオーバーするゴールデンウィーク、
我らがアベちゃんはまた無駄に豪遊、じゃなかった、外遊しているところでありますが、
そんな暇があったらジョンウンと会う機会を作れなかったものでしょうか。
成果のほどはともかく、前回の米朝首脳会談を受けてアベちゃんは、
「次は私が直接向き合わなければならない」
と言ったのですから、何か動きはないのでしょうか。
そりゃ、簡単なことではないですよ。
パイプがないですから。
となると、他国の仲裁が必要になるワケですが、例えば韓国との間は今は険悪ですからね。
まあ自分的には、韓国と日本の関係悪化ってのは、外国に勇ましい態度を見せるポーズが、
国内向けに必要なんだろうなってことでプロレスの一環だろうと思ってますが。
でもま、韓国や中国に仲裁してもらって借りを作るってのは日本的に癪なんでしょうし。
ロシアには北方領土問題で怒られたりして「北方領土は日本固有の領土」とも言えなくなって、
物事を依頼できる状態じゃないでしょうし。
だとすると残るはアメリカなのですが、トランプ相手では何かディールを吹っかけられるでしょうし。
というかそもそもが、日朝会談にかけるアベちゃんのプライオリティ自体が低いのでしょうけども。
未解決にしておいたほうが北朝鮮問題の「やってる感」をいつでも利用できるのですから。
実際、この度のアメリカ訪問では農産物の関税を撤廃してアメリカの作物を買えと要求されたり、
消費税の輸出戻し税や円安誘導にケチつけられたりと言われたい放題で、
これ以上ナニを突きつけられるかわかったものじゃありません。
かといって日本ではアメリカから爆買いした戦闘機F35の事故で自衛隊員が犠牲になっているのにも関わらず、
事故原因の究明に日本側が加われないとの事態に、アベちゃんからトランプに何か文句の一つでも
言ってくれてるとも思われません。
それどころかアベちゃんはアベちゃんでアメリカの自動車産業に4兆円!?投資しますと
約束したりとか、どうなってるんでしょう。その投資とは政府主導で行うということなのでしょうか。
先日はアメリカに日本企業の工場を7つ作るとも言ってましたけど、
民間企業の活動にこんなに政府がモノ言えるものなんでしょうか。
そんなことより大マスコミは、
「新天皇即位はスーパーボウルより100倍大事」
とアベちゃんがトランプに言ったとか言わないとかを取りあげるのが精一杯の様子です。
そんなカンジで豪遊、じゃなかった、外遊に行けば「やってる感」演出に精出すアベちゃんですが、
トランプとの撮影の際にレッドカーペットに乗るのを許されなかったそうですね。
記者から「(トランプに)近づいて」と促されたものの、
トランプからダメ出しをくらってカーペットの外に追い出されたそうです。
これがトランプの気まぐれなのか、アベちゃんに対する評価なのかはわかりませんが、
本来ならこう収まりたかった筈なんですよねえ。。