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冗談はオリンピック招致プレゼンだけにしてくれたまえ

2013-09-25 07:48:19 | 社会・経済
福島県漁連が福島第一原発の汚染水問題で中断していた試験操業を開始するんだそうです。


 福島県漁連 試験操業あす再開

 福島県漁業協同組合連合会(県漁連)は二十四日、福島市内で組合長会議を開き、
 東京電力福島第一原発事故による汚染水問題のため、八月に中断を決めた試験操業の
 再開を正式決定した。「検査の結果、魚の放射性物質の数値に問題はなく、
 安全と確認できた」としている。試験操業の再開は、二十五日午前二時ごろの予定。
 県漁連の野崎哲(てつ)会長は会議の冒頭「何とか福島の漁業の再開を目指したい」と述べた。
 試験操業は、原発事故から約一年三カ月後の昨年六月、県北部の相馬双葉漁協が始め、
 放射性物質を検査しながら魚種と海域を拡大した。しかし今年七月、
 汚染水が福島第一原発の港湾内に流出していることが明らかになり中断した。
 県南部のいわき地区の漁協も、九月から予定していた試験操業の開始を延期していた。
 操業する海域は、相馬双葉漁協が沿岸部と沖合。いわき地区は沖合のみとし、
 沿岸部は汚染水による放射性物質への懸念が依然残るとして当面見送る。
 県漁連によると、各漁協が試験操業中断後の七~九月の間、対象の魚や加工品の
 放射性物質を検査し、百検体中九十五検体で放射性物質は検出されなかった。
 検出された五検体で最も高かったのは一キログラム当たり一〇ベクレルで、
 国の食品基準値の一キログラム当たり一〇〇ベクレルを下回った。


こんだけ汚染水問題が収拾する気配を見せず、状況は悪化するばかりの様相で
操業再開と言われましても、違和感がありまくりなのですけど。

まあ、検査して問題がないってことならそりゃ結構ですけれどもね。
どんな検査かわかりませんが。

いや、信用しないのかって言われると、ちょっとねえ、懐疑的ですよ自分的には。
それっておかしいですか。被災地に対して無礼なのでしょうか。

こうして、オリンピック招致のプレゼンテーションでアベちゃんが大見得きった、
福島の汚染水はブロックされてる、コントロールされてる、ってことの
既成事実化に漁連も加担するのかよ、っていう。

漁連と県、もしくは政府との間で何らかの取引でもあったのかと勘ぐってしまいます。


記事では25日の早朝から再開ってことですから、もう始まっているのでしょうか。

なんでも、漁連によると流通も試験操業の一環とのことですから、
獲れた魚はさっそく市場に出まわることになるようです。

ま、検査の結果、問題ないらしいのでね、流通してるものは安全ということで。


せっかくですから、操業再開を記念したキャンペーンとかやらないのでしょうか。
どちらかのスーパーで、福島の海を食べて応援キャンペーン!とね。

それが大にぎわい的な様子をニュースで報道すれば、
より効果的に福島の海は汚染水問題の影響はないとのアピールになるでしょう。


それよりも先に、パフォーマンスの一環で、獲れたての魚づくしのパーティでも、
政府主催でやってみたらどうでしょうか。

東電や県の職員と政府の役人、内閣閣僚を集めて、
水揚げされたばかりの福島の魚を漁港その場で調理してふるまうのです。
絶好のアピールネタ、報道ネタになるんじゃないでしょうか。

なんなら滝川クリステルでも呼んで福島の魚で「お・も・て・な・し」とか言えば、
国民ウケもするんじゃないかってものですが、いかがでしょうね。


さて、コントロールされてるはずの福島第一原発の汚染水問題ですが、
経済産業省がその対策について技術提案を募集してるのですけど。


 国内外から汚染水対策に関する技術提案を募集します

 先般(9月10日)に開催された第1回廃炉・汚染水対策関係閣僚等会議において、
 汚染水問題への具体的な対応を図るため、国内外の叡智を結集するための
 チームを立ち上げ、広く対応策を募集し、寄せられた対応策について
 「汚染水処理対策委員会」を中心に精査していくことを決定しました。
 これを受けて、本日9月20日に技術研究組合国際廃炉研究開発機構(IRID)を中核として、
 国内外からの技術提案の募集に係る専用HPを開設いたしました。


 汚染水問題への対応についての技術提案募集

 先般(9月10日)に開催された第1回廃炉・汚染水対策関係閣僚等会議において、
 汚染水問題への具体的な対応を図るため、国内外の叡智を結集するためのチームを立ち上げ、
 広く対応策を募集し、寄せられた対応策について「汚染水処理対策委員会」を中心に
 精査していくことを決定しました。

 これを受けて、国際廃炉研究開発機構(IRID)を中核として関連分野の専門家からなる
 検討チームを設置し、求める技術の内容についての情報発信、技術提案の分類・整理を行い、
 汚染水処理対策委員会に報告することとされています。

 ご協力をいただけますよう、よろしくお願いいたします。


ご協力をいただけるようよろしくと、いうことですが誰に向かって言ってるんでしょうかね。

原子力の学者センセーもいっぱいいた筈なんですけど、彼らの知見は活かせないのですか。
ナニやってんですかね彼らは。

原発事故に対しては役に立たない学者センセー達だったってことなんでしょうか。

日本には最高レベルの技術とか知識とかあったんじゃないでしたっけ。
自分の勘違いでしょうか。


しっかしま、東電に任せておいても埒があかないと、国が前面に出てやることが、
こうしたアイディア募集キャンペーンなワケです。

国内外の叡智とやらを結集するんだそうですが、
それって公募しないと集まらないものなのでしょうか。

役人やら事業者やら大学や研究機関、そういったところに政府がアクセスできる
国内の知恵くらいあるんじゃないかと思うのですが、ないってことなんですね。


それにしても、このアイディア募集なんですけど、9月25日を目処に詳細が発表されて、
10月2日に説明会があって、提出の締め切りが10月23日と、募集期間が1月ないってのは、
無茶苦茶短くないですかこれ。

それとも、素人にはよくわかりませんけど、専門家のみなさんであれば、
ある程度状況を理解すれば、1月もあれば汚染水対策の方向性を示せると、
それで役人もだいたいの判断はつくというような見立てなんですかね。

もしくは、そうとう切羽詰まっていることの現れなんでしょうかね。

2年半も、らしい対策をせずにおいて、今になって何かやんなきゃ、ってことになって、
1ヶ月そこらでアイディア募集とか、どういう体たらくなのでしょう。


ところで、下世話なハナシですが、この汚染水対策アイディアコンテスト、
採用されたアイディアにはどんな豪華景品が用意されるのでしょうか。
どうなんでしょうか。
 
コメント
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