3月14日（日）に北国新聞赤羽ホールでショパン生誕２００年記念「石川県縦断ピアノコンサート」が開催されました．
この日の金沢は天気が良かったので，田舎末町からMTBに乗り，散歩がてら聴きに行きました．
たまに乗るMTBは日ごろの運動不足の解消にも役立つし，どうせ街に出るなら，ついでにコンサート聴いてしまえぇ～・・・っていう軽い感じで出発．
この日は珠洲市でも「石川県縦断ピアノコンサート」が開催され，ショパン関連の演奏会があちらこちらで楽しめたようです．
平成21年度の地域文化芸術振興プランとラ・フォル・ジュルネ（LFJ）金沢実行委員会がうまくタイアップして，石川県でもショパンyearを盛り上げています．
このピアノコンサートの企画は，いろいろなサイドに有益．
例えば，LFJ金沢側にとっては，文化庁のプランに便乗することで，あまりお金をかけずにGWのLFJ音楽祭をPRできる．
聴く側は，地元ピアニストの卵たちやプロのピアニストの演奏を比較的低価格で楽しめる．
出演する子供達は，お客さんが満席のホールで演奏する貴重な体験を得ることができる．
プロの演奏家は，普段コンサートと縁がない人たちに自分の演奏やらＣＤやらコンサートの情報を伝えることができる．
こう考えると，文化庁は実に有効に予算を使っていますねぇ～．
また来年以降も続けて欲しいですねぇ～．
事業仕分けの対象にならないでぇ～，と思います．
さて，赤羽ホールに入るのは今回が初めて．
このホールで行なわれる演奏会は比較的入場料が高かったから敬遠していたのですが，いいホールです．
本日のゲスト・ピアニスト宮谷理香さんが言っていましたが，繊細な音がきれいに響くホール．
ホールの規模や音響は，ピアノや室内楽の演奏には絶好です．
こういう環境でピアノを弾けるなんて，今日の出演者うらやましい限りです．
第1部はオーディションに合格した地元ピアニストたちによる演奏．
ピアノを勉強している8人が登場．
小学2年生が弾いたちっちゃなポロネーズも，しっかりショパンしてました．
みんな日ごろしっかりピアノを勉強した成果が充分に出ていて，ワルツ，マズルカ，ノクターンなど，どの曲も素晴らしい仕上がり．
特に印象深かったのは，幻想曲Op.49を弾いた高校生．
揺れの幅が広い曲だけど，感情におぼれることがなく，実に説得力のある演奏．
しっかりと考えて，堂々と弾いていた感じ．
甘美で切ない表情と力強さの対比もすばらしく，スケールがでかい．
すでにプロっぽい雰囲気もあって，すごい高校生もいるもんだ，と脱帽．
プログラムを見ると，この高校生は鶴見彩さんに師事．
鶴見彩さんは，昨年の第10回こまフィル定演でラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を弾いたピアニスト．
さすが，いい弟子育ててます．
第2部は宮谷理香さんによる演奏．
宮谷さんは第13回ショパンピアノコンクールで入賞した経歴の持ち主．
ショパンコンクールと言えば「ピアノの森」の一之瀬カイみたい？
1曲目は，ワルツ第4番Op.34-3．
「子猫のワルツ」として有名なあの曲だ．
いたずらっ気たっぷりの演奏．
抜群のテクニックを存分に発揮して，テンポの起伏が激しい．
お顔はやさしくニコニコ笑っているが，ピアノは真逆で激速の速弾き．
聴衆を唖然とさせることに喜びを感じているみたい．
さすがデス．
2曲目はノクターン第20番・遺作．
映画「戦場のピアニスト」で使われていた曲．
ホールの雰囲気がガラリと変わる．
物悲しいピアノの響きが美しい．
3曲目はソナタ第3番より第1，4楽章．
シリアスでパワフルなショパン．
渾身のフィナーレは怒涛の迫力．
こんな凄い気合をもっているから，ショパン国際コンクールまで行けた？
鳴り止まぬ拍手に応えてアンコールを2曲．
客席とアイコンタクトをとりながらお話を交えながら弾く．
ステージは，ちょっとお上品な綾戸智恵っぽくなる．
本日のプログラム1曲目に「子猫のワルツ」を弾いたので，アンコール1曲目で「小犬のワルツ」．
これもCDでは絶対聴けないライブならではの，おちゃめな演奏で楽しかった．
アンコール2曲目は，24のプレリュードから第7番A-dur．
昭和の時代に「大田胃散」のCMで有名になった曲．
（↑知っている人は，かなりのお歳デス！）
演奏終わって立ち上がる時に，宮谷さんは軽くお腹を抑えた．
いや～，芸が細かい．
（でも，客席のリアクションは全然ナシでした．）
この宮谷理香さん，6月8日に音楽堂でショパンのコンチェルトを弾くみたい．
この日のプログラム冊子に，ちゃっかりチラ紙がはさんでありました．
（いや～，芸が細かい？）
この日の金沢は天気が良かったので，田舎末町からMTBに乗り，散歩がてら聴きに行きました．
たまに乗るMTBは日ごろの運動不足の解消にも役立つし，どうせ街に出るなら，ついでにコンサート聴いてしまえぇ～・・・っていう軽い感じで出発．
この日は珠洲市でも「石川県縦断ピアノコンサート」が開催され，ショパン関連の演奏会があちらこちらで楽しめたようです．
平成21年度の地域文化芸術振興プランとラ・フォル・ジュルネ（LFJ）金沢実行委員会がうまくタイアップして，石川県でもショパンyearを盛り上げています．
このピアノコンサートの企画は，いろいろなサイドに有益．
例えば，LFJ金沢側にとっては，文化庁のプランに便乗することで，あまりお金をかけずにGWのLFJ音楽祭をPRできる．
聴く側は，地元ピアニストの卵たちやプロのピアニストの演奏を比較的低価格で楽しめる．
出演する子供達は，お客さんが満席のホールで演奏する貴重な体験を得ることができる．
プロの演奏家は，普段コンサートと縁がない人たちに自分の演奏やらＣＤやらコンサートの情報を伝えることができる．
こう考えると，文化庁は実に有効に予算を使っていますねぇ～．
また来年以降も続けて欲しいですねぇ～．
事業仕分けの対象にならないでぇ～，と思います．
さて，赤羽ホールに入るのは今回が初めて．
このホールで行なわれる演奏会は比較的入場料が高かったから敬遠していたのですが，いいホールです．
本日のゲスト・ピアニスト宮谷理香さんが言っていましたが，繊細な音がきれいに響くホール．
ホールの規模や音響は，ピアノや室内楽の演奏には絶好です．
こういう環境でピアノを弾けるなんて，今日の出演者うらやましい限りです．
第1部はオーディションに合格した地元ピアニストたちによる演奏．
ピアノを勉強している8人が登場．
小学2年生が弾いたちっちゃなポロネーズも，しっかりショパンしてました．
みんな日ごろしっかりピアノを勉強した成果が充分に出ていて，ワルツ，マズルカ，ノクターンなど，どの曲も素晴らしい仕上がり．
特に印象深かったのは，幻想曲Op.49を弾いた高校生．
揺れの幅が広い曲だけど，感情におぼれることがなく，実に説得力のある演奏．
しっかりと考えて，堂々と弾いていた感じ．
甘美で切ない表情と力強さの対比もすばらしく，スケールがでかい．
すでにプロっぽい雰囲気もあって，すごい高校生もいるもんだ，と脱帽．
プログラムを見ると，この高校生は鶴見彩さんに師事．
鶴見彩さんは，昨年の第10回こまフィル定演でラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を弾いたピアニスト．
さすが，いい弟子育ててます．
第2部は宮谷理香さんによる演奏．
宮谷さんは第13回ショパンピアノコンクールで入賞した経歴の持ち主．
ショパンコンクールと言えば「ピアノの森」の一之瀬カイみたい？
1曲目は，ワルツ第4番Op.34-3．
「子猫のワルツ」として有名なあの曲だ．
いたずらっ気たっぷりの演奏．
抜群のテクニックを存分に発揮して，テンポの起伏が激しい．
お顔はやさしくニコニコ笑っているが，ピアノは真逆で激速の速弾き．
聴衆を唖然とさせることに喜びを感じているみたい．
さすがデス．
2曲目はノクターン第20番・遺作．
映画「戦場のピアニスト」で使われていた曲．
ホールの雰囲気がガラリと変わる．
物悲しいピアノの響きが美しい．
3曲目はソナタ第3番より第1，4楽章．
シリアスでパワフルなショパン．
渾身のフィナーレは怒涛の迫力．
こんな凄い気合をもっているから，ショパン国際コンクールまで行けた？
鳴り止まぬ拍手に応えてアンコールを2曲．
客席とアイコンタクトをとりながらお話を交えながら弾く．
ステージは，ちょっとお上品な綾戸智恵っぽくなる．
本日のプログラム1曲目に「子猫のワルツ」を弾いたので，アンコール1曲目で「小犬のワルツ」．
これもCDでは絶対聴けないライブならではの，おちゃめな演奏で楽しかった．
アンコール2曲目は，24のプレリュードから第7番A-dur．
昭和の時代に「大田胃散」のCMで有名になった曲．
（↑知っている人は，かなりのお歳デス！）
演奏終わって立ち上がる時に，宮谷さんは軽くお腹を抑えた．
いや～，芸が細かい．
（でも，客席のリアクションは全然ナシでした．）
この宮谷理香さん，6月8日に音楽堂でショパンのコンチェルトを弾くみたい．
この日のプログラム冊子に，ちゃっかりチラ紙がはさんでありました．
（いや～，芸が細かい？）
