ちょい不良ゴーシュの豪酒録

何年やってもビギナーチェリストの日記

ハントン風ライス@グリル・オーツカ

2013年07月07日 21時59分30秒 | B級グルメ
7月7日(日)は七夕.
この日も暑かったので,週末恒例のMTB散歩は夕方涼しくなってから.
今日の散歩は片町へ.
先日,北国新聞に「片町の名物ネオンが消える」という記事が載っていた.

金沢市の片町スクランブル交差点で5日までに,巨大ネオン看板が撤去された.
地元酒造メーカーの清酒ブランド「日栄」を記した縦6メートル,横10メートルの看板がなくなった.
その理由は老朽化が進んだためで,後継は決まっていない.
周辺の店や酔客からは「殺風景になった」「早く新しいネオンを」との声も上がっている.


と言う記事.

さっそくスクランブル交差点までMTBで走る.
確かに「日栄」の看板があった場所は,鉄骨がむき出しになっている.



ちなみに,「日栄」のネオンはこんな感じでした.
写真を見たい方はClick here!

ネオンがない片町スクランブル周辺の風景は寂しい.

片町まで来たついでに,グリル・オーツカでハントン風ライスを食べて帰りました.



金沢の観光ガイドブックに載っている有名店.
普段は観光客で行列の店.
でも,さすがに日曜日の夕方は空いていた.

金沢名物の「ハントン風ライス」に挑戦.



Wikipediaによるとハントンライスとは,

ハントンライスは,日本の洋食の一つであり,ハントン風ライスとも呼ばれている.
石川県金沢市の郷土料理として知られている.

一般的には「ハンガリーのハンと,フランス語でマグロを意味するトンをあわせた造語である」と言われている.

ハントンライスのもととなった料理は「スクランブルエッグの上に魚のフライを乗せ,ケチャップを少しかけたもの」とされている.
関係者の間ではハンガリーの家庭料理として知られているが,実はこの料理はハンガリーには存在しない.

典型的な金沢ハントンライスは,ケチャップで味付けしたバターライスの上に,半熟の薄焼き卵と白身魚のフライを乗せ,タルタルソースをかける.
一見するとオープンオムライスのようである.

現在では,様々なバリエーションが存在している.
中身はケチャップライスやチキンライス,ベーキライスの3種類,ソースにはケチャップやマヨネーズ,デミグラスソースの3種類がそれぞれ存在しており,トッピングに豚カツを使用する店などもある.

1960年代後半,当時「ジャーマンベーカリー」の社長を務めていた山下昇が金沢の中心地である片町にレストラン「ジャーマンベーカリーグリル」を出店した.
この際,洋食部門のシェフたちと知恵を絞って考案したのが「ハントンライス」だった.

直接のアイディアを出したのは,当時の料理長である.
彼は修行時代にご飯をパプリカとバターで味付けし,余ったマグロのフライなどを乗せた賄い料理を作っていた.
このまかない料理をヒントに,若者に受ける料理として味付けを日本人の好むケチャップに変えたのである.

この新しい「洋食」は若者を中心に人気となり,ジャーマンベーカリーが誇る人気メニューの一つにまで成長した.
その後,独立した何人かのコックたちが自分の店のメニューにハントンライスを加えていったことから,金沢市内の洋食店に広まっていった.
発祥となった片町の店は閉店となったものの,金沢の特徴的な料理として現在も多くの人々に愛されている.


ちょい不良ゴーシュは玉子料理に目がないので,ハントン風ライスも大好物.
グリル・オーツカのハントン風ライスには,白身魚とエビのフライがのっていた.
ケチャップとタルタルソースもたっぷり.



ライスはバター風味のケチャップご飯.
見た目以上にボリュームがあり,完食すると満腹.



時代と共に移りゆくものと,時代を越えて愛されるものの両方を感じた日曜の夕方でした.

















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