The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2006 ムルソー 1er Cru  シャルム  コント・ラフォン

2018-07-02 00:04:15 | ワイン
このワインを飲むたびに思い出すのは、ワイン駆け出しの頃のことだ。
当時、ワイン・アドヴォケイトを洋書で買い、舐めるように読みまくった。
そしてその評価を鵜呑みにして、高評価頼りにワインを買う。
モノによっては買えないものもある、その中の一つが1989年物のこのワインだったのだ。
おそらくパーカー100点の評価の白ワインはそれが最初だったのでは?と記憶している。
だからその当時、憧れのワインがこのコント・ラフォンのムルソー・シャルム♪
ペリエールではなくてシャルムだった。

すなわちパーカーの好みが我々のワインを飲む順序の優先順位を決めていたと言える。
でも決して好みはそれによって変えられない、なぜって我々は『The Wine Heat』だからさ!!!
えへん! 
なんちゃって、先ずは冗談はこれくらいにして。(笑)

で、その日は今評判の『パスカル・クレマン』のムルソーの差し入れがあって、そのワインを飲んで、このワインの出番となった。
パスカル・クレマンもそれなりに見事なムルソーではあったのだ。
しかしだ・・・
つぎなるこのムルソー・シャルム、ミネラリーな立ち上がりが大迫半端じゃねえ!(笑)



それは鍾乳洞に入って、石灰粉の目潰しでもくらったかのようだった。(これは言い過ぎか?)
そして蜂蜜、黄桃、パインと来る。
果実は張り詰め感が違う、酸度の質感が違う、そしてこのシャルムには緩さが無いのだ。

こうくるとコント・ラフォンのシャルムは別格だ。
健気にペリエールを手配する必要はドコにもないのだ。
そんなラフォンの登場で盛り上がった『オテル・・・』は正解だったかな?





その昔の我のワイン飲みとしての幼稚さは忘れずに、向き合い方を今の人達と楽しめたらと思う。
で、そんなヒトトキに感謝です。

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