The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

脱帽し跪いて飲むべし・・・再び

2009-08-11 05:08:02 | ワイン
正しく上善如水、これほど純粋なシャルドネの姿を見たことがありません!

確かにシャルドネはニュートラルな品種と言われるものの
ブルゴーニュのしかも最高峰の地所で・・・

1997年のエティエンヌ・ソゼのモンラッシェは
飲み手も恥らうほどの純粋無垢で、跪くほど高貴で
目が覚めてしまうほど鋭敏なモンラッシェでありました。

このドメーヌはその最高の地所に僅かな自社物を所有しているようですが、
リリース出来るほどの生産量には届かず、それではという事で
『ドメーヌ・・・』物ではなく『エティエンヌ・ソゼ』として
かの『バロン・テナール』のマスト(果汁)を加えて造ったネゴス物を
1991年より生産しております。

その1997年ものが

1997 モンラッシェ エティエンヌ・ソゼ

なんですね・・・

白い花、白桃、花梨にデリシャス・アップルのアロマです。
硬質なミネラルのメリハリに僅かな蜂蜜のニュアンスを見出せます。

色合いは可憐な薄いイエローで、未だ熟成の色合いはありません!

ぴちぴち舌に弾けるほど鋭敏で、究極の純度を誇るほど流麗で
そしてあくまでも味わいには調和とエレガンス・・・
あたかもロスロリエンの妖精のように近寄りがたいこのモンラッシェ・・・

これが本当に14年のストロークがあれば、1995物のように
アノ黄金に輝く絶対王政のモンラッシェにメタモするのでしょうか?

これは正しく神秘です・・・

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何と奇跡です、ココに一本ありました!



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