The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

ポムロールで最も高価で最も評価の高いワインとは?

2009-08-17 21:00:44 | ワイン
おそらく1976年物を1992年に飲んだのがこのワインの最初でした。

一緒に飲んだワインは・・・驚かないで下さいよ!
実は1976年物のブルゴーニュの王者R.C.と
同じく1976年物のシャトー・ラトゥールだったと思います。

ウ~~ン!ほぼ霞がかったような印象ですが
一番記憶に残っているのは、ラトゥールファンには誠に申し分けないのですが
ラトゥールがまるで玩具っぽく感じたことなんですね。

その時は本当にそう思いました。

ワタクシ以前からこのポムロールで最も高価で最も評価の高いワイン
(私見はともかくとして・・・)を称して『最も美味しく飲めないワイン』
と恐れも知らずに語ってきたのですが、このようにその記憶を辿って見ますと
あきれるほど凝縮された圧倒的な力感であった事だけは確かなようです。

実際に古くは66年ものを筆頭に18ヴィンテージのそのシャトーを
ご相伴に預かる機会があったわけですが、
本当に素晴らしいと思ったエクスペリエンスは

1992年の1976年物
1994年の1966年物(これはラコステのコルク♪)
1996年の1971年物

でありました。

もちろん記念碑的なヴィンテージの90’年物、89’年物、
そして82’年物のエクスペリエンスを含めての事です。

すなわちこのシャトーは95%のメルロと言えども
典型的なヴァン・ド・ガルドなんですね・・・

ですから、もし美味しく飲むチャンスがあるとすれば
25年以上の熟成期間を待つか
もしくは比較的軽めのしかも外交的なヴィンテージを狙う
のが賢い選択でしょう・・・

その意味で今回の1997年物は丁度干支(えと)一回りで
第一次飲み頃マークへのメタモルフォーゼ・・・

もちろんそれを囲んだ脇役?(どっちが脇役かワカリマセンが・・・)
が素晴らしかったのも手伝ってのゴージャス・ドリンキング!

美味しく飲めるキーワードの二つ目!
比較的軽めでしかも外交的って事が功を奏したのでしょう!

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