The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

1976 モンラッシェ DRC

2012-06-25 12:52:01 | ワイン
本当に久しぶりに外でのワイン会に参加いたしました。

『DRC モンラッシェ を楽しむ会』と題されたこの会は、
当方の本家本元ワイン会『オテル・ド・ヤマダ』の常連にして、無類のワインコニサー、
しかも隠されているワインは軒並みPP優良銘柄との噂も高い、Tさん主宰でありました。

で、開催される場所が場所だけに、どのような流れで、最後にモンラッシェにたどり着くのか?
加えてそれに合わせた料理は出るのか?出ないのか?

その辺の所も、皆目見当もつかず、まずはとにかく定刻に、
然るべき所へ馳せ参じた訳です。

サテサテ、並んだワインは8銘柄!
しかも軒並みホームランバッターが並び、バントで小細工などする韋駄天バッターなどは皆無!

1本出るたびに、参加のワインヒートからは、驚きの歓声やら、
感嘆のため息やら、エクスタシーの鼻息などが聞かれ、
さながらPP満点ワインの感評会の様相なんですね・・・

ですから、10年遡っても、コレだけのラインナップが揃ったワイン会を、
ワタクシは思い出すことが出来ません!

ということで、いつももであれば、ココで全ての登場ワインを紹介するのですが、
あまりにコアで、パーフェクトで、エンシュージアスティックなワインの流れゆえ、
今回は1本1本個別に紹介をする形に留めさせて頂きたい、と考えております。

で、まずは1本目!
この会の主題のワイン『1976 モンラッシェ DRC』から始めたいと思います。



まずはこの色合いを見てください↓



このワインの前に登場した『1992 モンラッシェ コント・ラフォン』がこの色合い↓



見て一目瞭然、76年ものは山吹色がかった黄金色に、オレンジと琥珀の縁取りが見え、
正しく熟成の高原部に差し掛かった色合いを見せてくれます。

モンラッシェグラスに注がれますと、始めは蜜蝋のくぐもったトップとミネラルが鏤められ、
ステアーすることであまやかなマロングラッセやらヴァニリンの風味も見つけられるわけ・・・

待てば、完熟した黄色いチェリーやプラムにパインナップルのアロマが立ち上がり、
そこに明確な蜂蜜とハシバミの香ばしいアクセントを見つけられるんですね・・・

味わいは究極の凝縮性とスパイシーに引き締った果実があって、
その余韻たるや、そのまま永遠に続いて、絶えることなど無いのでは?
と信じるに足る究極のシャルドネの油・・・

いつもであれば、跳ね返されることの多々あるモンラッシェですが、
この76年物は、93年に飲んだ74年ものに匹敵する見事さではありました。

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