The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

アジェンダ・アグリコーラ・グルフィ!

2010-06-08 21:36:24 | ワイン
マグロを白菜と新玉と一緒にソテーして、スパイシー・ソースで絡めたものが、


夕食に出てきましたので、セラーの奥のイタリアワインを物色したんですね・・・


いろいろ、出しては引っ込め、引っ込めては出したりした結果、


2003年物のシチリアワインがありましたので、料理に合わせて開けました!


そのワインは・・・


2003 ネロサンロレンツィ アジェンダ・アグリコーラ・グルフィ


グルフィの4つのクリュのうち、この畑が値段的にはトップクリュとなるのでしょうが、


一番人気のクリュは、御馴染みの『ネルブファレッフィ』になります。


もちろん、どちらもネロ・ダーヴォラ100%ですが、クリュも違けりゃ、


製法も違うんですね・・・


どこが違うか?と言いますと、樽熟の方法のようです!


『ネロブファレッフィ』の方は、500Lの大樽での樽熟成を最低12ヶ月、


『ネロサンロレンツィ』の方は、バリックの小樽での樽熟成を、同じく最低12ヶ月、


行うとのこと・・・


ですから、この『ネロサンロレンツィ』の特徴は、シナヤカな果実と、


タンニンの柔らかさとなります!


両者共に、スパイス感と、地場っている感じの、くせの強い香りは、


その通りでして、僅かに『ネロブファレッフィ』の方に、骨組みと華やぎを感じます!


オソラク、造り手もクリュのテロワを鑑みて、


このクリュのみにバリックを使用したという事でしょう・・・


もしグルフィを一本セラーに残すのであれば、


『ネロブファレッフィ』という事になるのでしょうか。


それにしても『ネロサンロレンツィ』・・・


僅かな熟成期間で、外向性を発揮してくれる『真面目なシチリアの蜜柑』のようでした!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

03’の3つ目のクリュ『ネロマッカリ』はここで↓



最新の画像もっと見る

コメントを投稿