The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

あのマグドレーヌを忘れない!

2008-03-16 22:41:20 | ワイン
ここへきて、ワイン会続いております!
土曜日は『ワインとキュイジーヌ云々』でしょ、
そして今日はO様で御宝ワイン会が開催されました・・・

デモまずは順番に・・・
第111回のオテルでの最後を飾った、75’マグドレーヌに触れないわけにはいかないでしょう。

マグドレーヌと言えば、かつてMG特集でN野先生がサンテミリオンの現地から持ち込みました69’マグドレーヌ MGを忘れる事が出来ません!

マグドレーヌはコート・サンテミリオンの雄にして、
味わいはスタイリッシュでエレガント!
でもアフターに湧きあがるエキストラクトのふくらみや、
全体を通してのスパイス感やミネラリーな締まり具合が真骨頂でしょうか?

その時の69’物は、まさしく完璧なマグドレーヌの見本みたいな代物で、
間違いなく、それまでの分りにくい、篭もったイメージの右岸の古酒のイメージからブレークスルーしておりました。

後にも先にも、これだけ美味しく、美しい右岸の古酒を御相伴に与った経験はありません!

その時の、甘い思いで♪を引きずりつつ75’マグドレーヌを出したわけですが、
これはこれで、状態の良い、上手く熟成のカーブを描いたマグドレーヌでありました。

75’の鎖帷子ようなタンニンも既に解け始め、エキスも十分に甘い余韻が続きます!
ミネラリーなトップの霧が失せますと、リコリスや杉の香気にクローブのアクセント!
熟したチェリーのあまやかな風味に、土っぽさと燻しの香気の競演が見事!
味わいは酸度が低く、あくまでも優しく、穏やかに・・・バランスも満足でき得る物!

それでは75’のマグドレーヌ・・・ではどこが69’MGと違ったのか?
最後の印象的な味わいのグリップの強弱でしょうか?

やはりサンテミリオンの酒販店主が一押しの現地調達のMGの中味・・・
凄みがありました!

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