故ジャック・ガニャールのお宝開陳です！

今回のプティ　モンドの中盤に３本のブルゴーニュを並べました。


１９９８　ジュブレイ・シャンベルタン　クロード・デュガ


１９８８　シャサーニュ・モンラッシェ　ルージュ　ガニャール・ドラグランジュ


１９８８　ジュブレイ・シャンベルタン　ラヴォー・サン・ジャック
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ルネ・ルクレール

と来たわけなのですが、故ジャック・ガニャールの遺作８８年物のシャサーニュ赤


に参加ワインヒートの皆さんの賛辞の声が上がりました。


昨年末のベルＶル行脚での０５’ヴォルネイ・シャンパン以来の


ガニャール・ドラグランジェです！


そもそもジャック・ガニャールの赤ではシャサーニュがすこぶる評判が良く


しかも１９８８年という黄金のスリー・ヴィンテージ（８８’８９’９０’）


の一つでもあり、開ける前から期待が高まるのも当然の流れ・・・


さてその８８’シャサーニュ　ルージュは僅かにエッジがオレンジに染まる


照りのあるルビー色の液体です。


ミネラリーに締まったトップに酸味を意識する果実香・・・


セミドライのプラムにマッシュしたラズベリーを感じます。


そしてあくまでも素朴で大地を感じる香りが中心にあり


熟成感はむしろ味わいの内実の中に見つけられます。


甘くトップリと熟したフルーツには決して挑むような凝縮性ではなく、


心に平和を宿す『大海の凪ぎ』を思わせる


たおやかさを感じるのはワタクシだけではないでしょう。


余計な手を加えず樽の影響も極力抑え・・・


自然の恵みとテロワの恩恵をさり気無く抽出するジャック・ガニャールのお宝！


素晴らしくそしてある意味タイムリーにご相伴に預かりました。


合掌！