The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2012 ヴィレッジ・オブ・ティアーズ ルーシー・マルゴー

2018-01-04 22:10:13 | ワイン
ワインはワタクシが持ち込んだものだけれど、さて中味は何ともはや分らずじまい。
挙句の果てに、確かサンジョベーゼにソーヴィニヨンなんちゃら・・・などと、不正確極まりないデータを教えて、皆に飲ませてしまった。

で先ほど、ネットで各方面のデータを漁っていたら、『ヴィレッジ・オブ・ティアーズ』というワインであることが判明したというわけ。
そして何とピノ・ノワール100%のワインだったのだ。



ともかく、自然派らしくアルコールは抑えられているのだが、そのエキストラクトは半端じゃなく。
ラズベリー入りのブーダン・ノワールにでも食いつくような、鉄分と血液の気配がする。
そこに骨格を支える茎っぽさと酸味の見事さに目を見張らされるも、タンニンは穏やかで甘くトップリと融けているのだ。
梅やトマト、それにアプリコットのジャムが続いて来る。

何だろうか、ブルゴーニュの少し雑菌でも混入したグラン・クリュのようでもあり。
ブレット気味の70年代のボルドー・グラン・クリュのようにも思えると言ったら言いすぎだろうか?

いずれ神秘的な不可触領域のワインであることは、火を見るより明らかであるけれど、また飲んでみたい欲求を鎮めることも難しい。
さて、どうしたものだろうか?コマッタ、コマッタ!(笑)