塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

弛緩した空気を戻すこと

2021-10-14 21:23:41 | 日記
 東京ヤクルト・スワローズとオリックス・バファローズ。

 近年上位に食い込むことのなかった両チームがセリーグ、パリーグの首位戦線をはしる一方で、読売巨人軍と福岡ソフトバンクが今季は苦戦しています。

 当たり前ですが優勝チームは対戦相手から研究されるものですし、優勝を幾度も経験することで選手たちは無自覚のうちに気が緩んでいるのかもしれません。

 指揮官が新外国籍選手やトレードで血野入れ替えをしても、刺激として作用しないのは満足している意識が高いためでしょうか。

 ただ、セリーグは阪神タイガース、パリーグは千葉ロッテ・マリーンズが追いかけていますし、(僕にはよく意味合いがわからない)クライマックス・シリーズがありますから、優勝しても日本シリーズ進出は定かではないのですが。

 Jリーグも佳境ですが、川崎フロンターレの優勝はもう間違いはないと思います。

 では2022年以降、川崎フロンターレを蹴落とす存在は出現するでしょうか。

 今季、指揮官が交代するもF・マリノスも好調を維持し続けましたし、AFCチャンピオンズ・リーグとヤマザキ・ルヴァン・カップでの大躍進で注目の名古屋グランパスエイトは注目すべきでしょう。

 ただ、2022年は変則的な形(冬季開催)でカタール・ワールドカップがありますから、代表選手を多く抱えるクラブは戦力的に厳しくなるでしょうね。

 フィリップ・トルシエ最後の試合となった韓日ワールドカップのトルコ戦。

 布陣を3-5-1-1に変更し、三都主アレサンドロを先発起用するも、ノルマを果たした代表選手たちには、刺激にかけた形となってしまいました、

 それだけ選手たちも、自己を律することが困難なことがあるとわかっただけでも収穫だったかもしれません。

 勝ち続けることが弱体化の引き金になるのは、何ともやるせない状態ではありますがね。
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昨日同様「表記」について考えます

2021-10-14 21:10:40 | 日記
 2000年代初頭、フジテレビは深夜枠でUEFAチャンピオンズ・リーグのダイジェストを放送していました。

 今でもよく覚えているのが

 「ハイネケン、プレイ・ステイション2、UEFAチャンピオンズ・リーグ・スポンサー!!」

 というコマーシャルでこのころは現在のように、中国企業が率先してサッカー界に進出し影響力を持つような形ではなかったのです。

 ただ恒大の問題もそうですが、アリババやワンダにハイセンスと中国企業の台所事情はどうなのでしょうかね。

 僕がここで注目したいのは、昨日も似たようなお話をさせていただいた「表記」についてです。

 自然の成り行きで「欧州」もしくは「ヨーロッパ」チャンピオンズ・リーグ、と言いがちですが、実際の正式名称は「UEFAチャンピオンズ・リーグ」ですよね。

 名古屋グランパスエイト、川崎フロンターレが優勝を目指し奮闘している(いた)AFCチャンピオンズ・リーグ。

 この表記も「アジア」チャンピオンズ・リーグとなりがちですが、誤りですよね。

 このような言葉遣いに神経を使い、丁寧に解説を行わない限り本当の意味合いで、日本サッカーの発展は無いのではないでしょうか。

 浦和レッドダイヤモンズを浦和レッズ
 松本山雅を山雅
 名古屋グランパスエイトを名古屋グランパス

 というように、愛称や縮小する形で述べるのは、ファンやスポンサーも同じでしょうから、許容範囲ではあると思います。

 まだワールドカップが遠いころ、サッカーマガジンやイレブンの編集部では「W」カップではなくしっかりと「ワールドカップ」という表記で丁寧に臨場感を読者に伝えるようにと、指示があったと聞いたことがあります。

 それだけ音や文字が僕たちに与える影響は、計り知れないという意味ではないでしょうか。
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ネイマール、カタール大会が最後のワールドカップか

2021-10-14 21:00:09 | 日記
 ネイマールはカタール・ワールドカップを自身最後のワールドカップにする模様です。

 彼がその決断を覆さないと、レオ・メッシとクリスティアーノ・ロナウドも最後の大会になるでしょうから、現在のサッカー界を引っ張る3選手が表舞台から消えてしまいます。

 欧州ではドイツ代表がすでにワールドカップ出場を決定していますが、マヌエル・ノイアーも同様の決断をするでしょうか。

 つくづくブラジル代表というのは「損」な役回りをしていると感じる場面があります。

 自分の出身国がワールドカップに出場しても、セレソンに注目されることは許されますし、予選落ちの国では当然のようにセレソンに勝ち上がってほしいという声が一気に高まります。

 2006年ワールドカップ、ブラジル代表と日本代表は同じグループFで同居しますが、ロベルト・カルロスやロナウジーニョは日本のマスメディアから追いかけられるだけでなく

 「ジーコが指揮官であることをどう思うか」
 「あなたにとってジーコはどのような存在か」

 と常に聞かれていましたよね。

 そう、ワールドカップ優勝5度の彼らにとっては自分たちの現状を把握するだけでなく

 世界各国から常に取材申請が行われ、ワールドカップでは常にカメラに包囲される
 ペレにガリンシャ、ジーコと過去の名手と常に比較される
 優勝して当たり前という根拠に乏しい判断

 など、指揮官と選手にかかる負担は想像以上ですからね。

 ネイマールは先天的にサッカーをするために生まれてきた選手です。

 ただ、ジーコのように誰もが認める練習と自己分析から離れており、父の影響もあるのでしょう、ジーコとは異なりアンチも数多く存在します。

 仮に2022年大会で優勝しなければ、リバウドやロナウジーニョという優勝1度の選手はともかく、その優れた人間性で今も敬愛される(ヴァスコ・ダ・ガマ以外)ジーコのように優勝回数なし。

 の選手にも実績では負けてしまいます。

 五輪の金メダルは国際優勝とは別の面がありますし、ネイマールにとっては本当に正念場の1年ではないでしょうか。
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