塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

コンバース、幻の3本線

2020-03-31 20:02:22 | 日記
 熱狂的なコンバース・ファンは、このアメリカの老舗も3本線を用いたスエード・シューズを制作していたことを御存じでしょうね。

 ちなみにぶんか社が1997年に刊行した
 
 「ザ・アルティメット・ヴィンテージ・クロージング」

 に辛子色のスエードに黒の3本線を用いた上記の靴が掲載されていますが、これは売り物ではなくマーヴィンズの半沢和彦代表の私物になります。

 何が言いたいかと言いますと、通常3本線の靴と言えばアディダスが手掛けたサッカースパイクやバッシュを連想しますよね。

 でもこの3本線は当時まだアディダスの独占ではなく、上記のように他社も用いることができた時代があった、というわけです。

 アディダスの3本線は、現在は彼らしか用いることができませんが、それだけバランスの取れた代物なのでしょう。

 パトリックの2本線
 プロケッズの4本線
 kスイスの5本線

 など、靴に線を用いるブランドはほかにもありますが、サッカーの世界に限定すれば今も昔も3本線は絶大な人気と信頼を得ています。

 プーマのフォーム・ストライプ、ナイキのスウッシュ、アシックスのアシックス。ストライプスなど、スパイクの外見だけで選手の分別がつくことは、改めて思うと凄いことですね。

 だからこそ各社、外観をどうまとめるかを腐心しているわけです。

 興味深いのはコンバースで、チャック・テイラーのアンクルパッチは、内側についています。

 これは選手を故障から守るための措置であり、その伝統は今も何ら変わりません。

 だからこそ外側には多くのデザインが生まれ、まるで絵画のキャンバスのようになっています。

 外観はブランドの哲学を表示していると言えそうです。
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ハメス・ロドリゲス、今夏レアルを退団か

2020-03-31 19:45:21 | 日記
 ハメス・ロドリゲスは2014、2018ワールドカップに連続出場したコロンビア代表の顔です。

 2014年ワールドカップ得点王は、ポルト、モナコを経てレアルに移籍し、当時の指揮官カルロ・アンチェロッティから重用されます。

 しかし、ロドリゲスほどの実力者でも、ジダンは何が気になるのか、むしろ気に入らないのか就任以降、彼を主力として扱う気配がありません。

 一説によればバイエルンにレンタル移籍した際、ニコ・コバチに大きな声で不満をぶつけたと囁かれましたが、ジダンからすれば

 心理面で不安を感じる
 自己意識が高すぎ、その点ガマイナスに作用しかねない

 と判断しているのでしょうか。

 コロンビア国民からすれば、ロドリゲスがクラブで継続的な活躍をしない限り、2021年開催のコパ・アメリカでの上位進出が見込めず、当然気になりますよね。

 コロンビアは自国開催の2001年に、見事優勝しています。

 当時の主力選手はインテルに長く在籍したイヴァン・コルドバであり、現在のようにクアドラード、ロドリゲス、ファルカオといった攻撃陣に華のある選手がいなかったように思います。

 2001年大会は、1998年ワールドカップに出場した英雄カルロス・バルデラマが出場しない、丁度代表の選手選考が過度期であり、自国開催とはいえ意義のある優勝だったと感じます。

 ロドリゲスは気分屋ではなく

 「自分の事を心底気にかけてくれる指揮官の下では、俄然やる気が生じる」
 「しかし、自分を気に掛けない指揮官はむしろ望まない」

 選手であり、この点が調子に波があると思われれている理由のように思えます。

 レアルは既に彼を手放すことを決めているようですが、実際はどうなるでしょうか。
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肉親とのいさかいの果てに

2020-03-30 20:12:22 | 日記
 今再読している「バーバラ・スミス著 アディダスVSプーマ」では、日本代表がアディダスとこれだけの緊密さを維持できる理由がよくわかります。

 それはアディダスとアシックス、プーマの3社が持ち回りでサポートしていた時期が終了した1999年から始まる

 「アディダスによるスポンサード」

 のはるか以前、メキシコ五輪のころまで遡る形になります。

 過去、ナイキがアディダスと結びつきの強いドイツ代表を強奪するため、年間のスポンサー料70億円を準備した、と聞いたことがありますが、信頼は金では買えない、という意味合いは死んではいない様子です。

 アディダスにとって最大のパートナーは、ユナイテッド、レアルではなくバイエルンでしょうが、その契約に至った仮定も本書では確認できます。

 アディダスの様々な商品構成の前に苦戦するプーマは

 「大多数の契約選手ではなく、ごく少数の素晴らしい選手だけと契約する」
 「その方が限られた資金を無駄なく活用でき、宣伝効果も遥かに高い」

 という方針を打ち出します。

 この書籍では冒頭からダスラー家の諍い、これが鮮明な形で描かれますが、同じ家の中で顔色を常に伺う生活は、本当に気苦労が絶えなかったでしょうね。

 僕は昔から「ひ弱」「内気」で、よく馬鹿にされてきましたし、それは今でも変わらない側面として残っています。

 僕が友人、恋人がいないことを気にかけていることは確かですが、一方バカ扱いされないという点では、有難いとも思います。

 プーマ創業者のルドルフ・ダスラーの長男アーミンは、その父から全く目をかけられず、むしろ罵倒の対象となっていたのですが、毎日顔を合わせる分だけ生きた心地はしなかったに違いありません。
 
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折り合いをつけることはどういう事か

2020-03-30 19:36:37 | 日記
 局はテレビ朝日、年代は2000年代初頭だった、と記憶しています。

 「タケシムケン」というお笑い番組が突如として登場しましたが、熱心なファンでなくともそのキャスティングに驚いたものです。

 前回お話した「8時だよ・全員集合」「俺たちひょうきん族」でしのぎを削った、志村けん、ビートたけしがタッグを組んでお笑い番組を作成したわけですからね。

 番組時代は長続きしませんでしたが、この企画を立案し制作まで手掛けた方々は、当時相当嬉しかったのではないでしょうか。

 映画監督北野武としての活躍もさることながら、明石家さんま、笑福亭鶴瓶など、多くの芸人から「兄さん」として親しまれるビートたけし
 いしのようこ、優香、研ナオコなど、多くの女優たちとバカ殿様を軸に、多くの笑いを提供している志村けん

 この両雄を同時起用は、やはり相当の制作費用がかかったのでしょうね。

 おふたりの間柄がどうだったのか、それは佐田がではありませんが、かつて視聴率を劇的に争った間柄だからこそ、新しい価値観を共有できたように思います。

 スペインでもセビージャとベティスの折り合いがつかいないこと、これは有名ですね。

 近年は国際舞台でセビージャが素晴らしい活躍を見せていますが、だからと言ってベティスのファンがクラブを見捨てることはありません。

 その両クラブがセビージャの選手であった「プエルタ」の突然死に大きな衝撃を受け、両クラブで哀悼の意を発表したことは、まだ記憶に新しいと言えます。

 エスパニョールとバルサも、クラブの成り立ちからして諍いがあるわけですが、イニエスタの

 「永遠の友人、ダニ・ハルケ」

 というメッセージをワールドカップで発信した際には、エスパニョール・ファンもバルサの中軸である彼に感謝しました。

 人間、どこかでどうにか折り合いを付けたいものですが、実に難しい作業である点も事実ですが。
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志村けんさんの訃報を聞いて

2020-03-30 19:27:33 | 日記
 僕は小学生時代、皆で草サッカーをすることが大好きでした。

 一方でサッカー選手が野球選手のように、実存するとは考えていなかったように思います。

 ちなみに僕が小学校高学年のころ、人気絶頂のキャプテン翼はといいますと、18巻が刊行され平戸中学との対戦で、遂にドライブシュートが成功するという塩梅でした。

 相撲を除けば、多くの小学生は

 西武ライオンズ 石毛、清原、辻、デストラーデ
 読売巨人軍 中畑、篠塚、桑田、原、クロマティ

 など、野球選手に夢中になっていたはずです。

 僕も「一応」ライオンズとジャイアンツの選手は判別できましたし、野球帽は母が勝ったのでしょう、ヤクルト・スワローズと阪急ブレーブスを持っていた記憶があります。

 大リーグファンが増加し、日本でもニューエラの人気は高いわけですが、当時は当然大リーグの情報はありませんでした。

 それ以上に日本サッカーの状況は、全くと言っていいほど知られてはいませんでした。

 野球と同様に大人気だったのが、フジテレビの「俺たちひょうきん族」とTBSの「8時だよ、全員集合」で、僕は後者の大ファンでした。

 ですから本日、志村けんさんがお亡くなりになったという報道が日本中を駆け巡った瞬間、自分の幼少期をすぐに思い出したものです。

 「シムラ。後ろ、後ろ!!」
 
 と会場で生観戦していた小学生の掛け声は呼び捨てですから、志村さんは良い気持ちでは無かったかもしれません。

 でも、もしかすると

 「呼び捨ては子供たちの愛情表現である」
 「だからは腹はたたないよ」

 と考えていたのでしょうか。

 僕は8時だよ、全員集合の光景番組

 「カトちゃん・ケンちゃんご機嫌テレビ」
 「カトケン・テレビバスターズ」

 も大好きでした。

 70歳、若いですよね。
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