塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ネイマール、カタール大会が最後のワールドカップか

2021-10-14 21:00:09 | 日記
 ネイマールはカタール・ワールドカップを自身最後のワールドカップにする模様です。

 彼がその決断を覆さないと、レオ・メッシとクリスティアーノ・ロナウドも最後の大会になるでしょうから、現在のサッカー界を引っ張る3選手が表舞台から消えてしまいます。

 欧州ではドイツ代表がすでにワールドカップ出場を決定していますが、マヌエル・ノイアーも同様の決断をするでしょうか。

 つくづくブラジル代表というのは「損」な役回りをしていると感じる場面があります。

 自分の出身国がワールドカップに出場しても、セレソンに注目されることは許されますし、予選落ちの国では当然のようにセレソンに勝ち上がってほしいという声が一気に高まります。

 2006年ワールドカップ、ブラジル代表と日本代表は同じグループFで同居しますが、ロベルト・カルロスやロナウジーニョは日本のマスメディアから追いかけられるだけでなく

 「ジーコが指揮官であることをどう思うか」
 「あなたにとってジーコはどのような存在か」

 と常に聞かれていましたよね。

 そう、ワールドカップ優勝5度の彼らにとっては自分たちの現状を把握するだけでなく

 世界各国から常に取材申請が行われ、ワールドカップでは常にカメラに包囲される
 ペレにガリンシャ、ジーコと過去の名手と常に比較される
 優勝して当たり前という根拠に乏しい判断

 など、指揮官と選手にかかる負担は想像以上ですからね。

 ネイマールは先天的にサッカーをするために生まれてきた選手です。

 ただ、ジーコのように誰もが認める練習と自己分析から離れており、父の影響もあるのでしょう、ジーコとは異なりアンチも数多く存在します。

 仮に2022年大会で優勝しなければ、リバウドやロナウジーニョという優勝1度の選手はともかく、その優れた人間性で今も敬愛される(ヴァスコ・ダ・ガマ以外)ジーコのように優勝回数なし。

 の選手にも実績では負けてしまいます。

 五輪の金メダルは国際優勝とは別の面がありますし、ネイマールにとっては本当に正念場の1年ではないでしょうか。
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