NBAゴールデンステイト・ウオリアーズに在籍するステフィン・カリー。
彼はアンダーアーマーの顔であり、既にNBAで優勝、オールスターにも選出されている現在の米国バスケットボールを象徴する選手の一人です。
ウオリアーズはシカゴ・ブルズが1996年に達成した72勝10敗を超える、73勝9敗とリーグ最高勝率を覆したことでも知られ、カリーもまた3ポイント・シュートの名手として対戦相手から警戒されています。
ちなみにNFLではタンパベイ・バッカニーズのトム・ブレイディがアンダーアーマーを愛用しています。
つまり、米国国内ではブランドの指針と表現する選手を抱えているわけですが、サッカーではオランダ代表のメンフィス・デパイがプーマ移籍を発表して以降、そのプロモーションに進展が見られません。
デサントのようにサッカー分野を縮小する企業があるわけですが、案外アンダーアーマーもバスケットのようにサッカーでスタイル・アイコンを探し、積極的に展開するのではなく天候に左右されず、競技人口でサッカーを超えるバスケットボールを重要視する、決断かも知れません。
確かにある意味、ナイキとアディダス、そしてプーマと競争しても疲弊するだけですし、仮に良い勝負ができてもリーボックのように持続できず、アディダスの買収、そして別ブランドのさらなる買収と、企業倫理に従業員が振り回される可能性もありますからね。
ただ日本サッカーでいえば「いわきFC」の事例もありますし、アンダーアーマーとしては焦らず、戦略を練っている時期かもしれませんが。