塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

選手は2面性があるからこそ支持されるのか

2021-10-01 21:08:53 | 日記
 綾瀬はるかと北川景子。

 何れも日本を代表する女優であり、前者はユニクロ、後者はシチズンと多くのスポンサーからアンバサダーに指名されています。

 またSK2、コーセーと化粧品のCMに登場するのも当然ともいえる、美しさと肌の透明度、張りを備えているのも共通点といえます。

 それ以上にどちらも2面性を持っているように僕には感じられます。

 女優としてシリアスな役もできる一方で、笑いやコメディもこなせる器用さ。

 特に北川景子はどことなく「とっつきにくい」という印象を持たれがちだと聞きましたが、実際のところは朗らかで穏やかな方だといいますから、コメディでの起用も多いのは当然かもしれません。

 猫の大して猫好きが

 「猫のツンデレは最高だね」

 と語りますが、似たような感覚でしょうか。

 サッカー選手も知名度が高い、人気者であればあるほど2面性を持つ気がします。

 例えばジネディーヌ・ジダン。

 すでにペレやヨハン・クライフと同等の名声を持つエレガントさを備える一方、激高した際の行動が制御できないという批判も絶えず指摘サンれましたし、その悪癖が2006年ワールドカップ決勝で出てしまいました。

 ただジダンのルーツであるアルジェリアの方々からすれば、憤激する彼の姿の方がより「らしい」と思わせるようですが。

 ジダンと同じくレアル・マドリードに在籍したデイビッド・ベッカム、

 その容姿端麗な姿とイングランド主将も担った選手としての実力よりも、世間一般では

 ベッキンガム宮殿に代表される大金もち
 妻のヴィクトリアに頭が上がらない

 などと、少しおちゃらけた面が垣間見えるからこそ、選手として改めて見つめた際に驚く、という形ではないでしょうか。

 彼らに限らず僕たちは良いことをしながら悪いことも考える(池波正太郎は常にこの考えでした)のが通常でしょうが、選手は名声と報酬に直結することが、僕らとは異なるように感じます。
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コンパクトすぎることの弊害

2021-10-01 20:49:04 | 日記
 コンパクトではなくコンパクト「すぎる」た点が衰退の理由ではなかろうか。

 僕は所有していませんでしたが、弟は過去MD(ミニディスク)にCD音源を録音し、携行していました。

 10代の方はよくわからないでしょうが、およそ20年前は現在のような音楽、映像配信という概念はなく、一番流通していたのがCDであり、MDはCDのおよそ4分の1程度の、さらにコンパクトな音楽再生ソフトでした。

 今、レコードプレイヤーと針、そしてレコードの需要が急増しています。

 それはレコードの音が優しいという点もあるのでしょうが、むしろCDよりも保管がしやすい大きさである点が大きいように感じます。

 僕は文庫も新書もよく買いますが、本も小型の方が雑誌よりも保管がしにくい、本棚の整頓が難しい側面があります。

 CDも保管が難しく、むしろ幅をとると皆が思うために、外側のプラスチックケースを処分し、CDと歌詞カードだけを収納できるホルダーが登場したのも、時代の趨勢だったと感じます。

 CDですら保管が難しいのに、さらに小さいMDは更に難しかったに違いありませんし、物というのは適度に大きい方が良い形かもしれません。

 サッカーもそうですよね。

 1990年代、ゾーン・プレスが世界中で当然の戦術になると、4-4-2のつぶしあいが頻繁に起き、技術や選手の閃きよりも体力や脚力の方が重要視されます。

 ラインを高く設定することがゾーン・プレスの要ですが、押し上げすぎることで空間が一気に狭まり、選手たちは窮屈な中でプレイすることになり、ある意味GKだけが取り残されるような形でした。

 イタリアではそのカウンターとして3-4-1-2が生まれますが、スペインやオランダでは4-4-2と4-3-3の折衷案である現在の主流でもある4-2-3-1が基準となります。

 コンパクトに布陣を保つことは不可欠ですが、何事も極端「すぎては」息が詰まる良い事例ではないでしょうか。
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サッカーにも音楽にも地域性があります

2021-10-01 17:24:48 | 日記
 1993年、スヌープドッグはドクタードレの後押しを受け、名盤の誉れ高い「ドギースタイル」を発表し、米国西海岸のヒップホップの流通に大きく貢献します。

 聴いたことのある方ならばおわかりでしょうが、西海岸の温暖な気候、ビーチに気軽に行ける環境を思うと、これくらいの爽快で滑らかなラップが受けるのは、至極当然だと思います。

 その後に続くのがウオーレンG、2PACになります。

 一方で米国東海岸では1994年、これまた名盤としての地位を確立しているNASの「イルマティック」が刊行されます。

 僕は4曲目、ピートロックが手掛けた「ザ・ワールド・イズ・ユアーズ」が好みですが、全10曲で構成されるこの作品は、ウータンクランやモブ・ディープ、そしてノトーリアスBIGらのアルバムとともに

 雪深く冬の寒さが厳しい東海岸
 その重厚な気候と作品が見事に合致している

 といえるのではないでしょうか。

 僕は大学時代を過ごした1990年代は、甲府市内の中古レコード店「バートランド」(今は閉店しているはずです)で、よくヒップホップやパンクロックのCDを買っていたために、なまじ知識があるんですね。

 ヒップホップはその後「サウス」と呼ばれる中西部の楽曲も注目されるように、地域性が重要視されます。

 その「地域制」に着目し、戦術と選手補強を考えたのが、リバプール時代のジェラール・ウイエでした。

 彼はリヨンとリバプールでも陣頭指揮を執りましたが、むしろ

 1993年率いるフランス代表を米国ワールドカップに導くことができず解任
 フランス人でありながら、英語教師として渡英する

 という事柄の方がよく知られています。

 ウイエの描くカウンターサッカーは、コップから非難され続けましたが、彼はリバプールの土地勘や歴史、人びとの気質などをちょうさ、考慮したうえでこの形に辿り着きました。

 マイケル・オーウエン、ロビー・ファウラーにスティーブン・ジェラード。

 イングランド代表の主力たちを数多く擁しながらリーグ優勝できなかったのは、アーセナルとユナイテッドの方が資金に恵まれていたと擁護するのっは御法度なのでしょうが。
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僕が思う代表センターバックの顔ぶれ

2021-10-01 17:13:46 | 日記
 日本代表ではセンターバックを務めますが、在籍してきたボローニャとアーセナルでは、ライト・フルバックとして認知されている富安健洋。

 僕は代表でもクラブ同様(クラブで評価されての代表招集ですからね)、ライト・フルバックで富安を起用すれば、少なくとも人選という名前の懸念はなくなると思います。

 オフト時代の堀池巧のように、富安が絶対的な存在になる可能性があると考えます。
 
 では吉田麻也とペアを組むもう一人のセンターバックはどうすべきでしょうか。

 僕は先日、浦和レッドダイヤモンズに在籍する岩波拓也の招集はどうですか、とお話ししました。

 そしてもう一人、ああ、この選手がいたなと思う存在がいました。

 岩波の古巣、ヴィッセル神戸で頭角を現している菊池流帆です。

 彼のプロフィールを再度見直すために、今ヴィッセル神戸の公式ホームページを閲覧しました。

 2019年はJ2のレノファ山口に在籍
 2020年はヴィッセル神戸でJ1で14試合出場
 身長188センチと体格に恵まれ、日本代表入りを目標に掲げる
 岩手県釜石市出身で、震災の古傷で悩む方々に勇気を届けたい

 と考える菊池。

 かつて日本代表がドイツ・ワールドカップに挑む際に

 「ジーコは今すぐに、帰化した田中マルクス闘り王を招集すべきだ」
 「彼のフィジカル・コンタクトは必ず役に立つ」

 との声が挙がりましたが、菊池にも同様に体幹の強さが感じれます。

 リバプールが2019年チャンピオンズ・リーグを獲得できたのは、サザンプトンからオランダ代表センターバック、ヴィジヒル・ファン・ダイクを獲得し、ラインの構築と強化が実ったためでした。

 僕は吉田、岩波、菊池、そして広島に電撃復帰した塩谷司など、代表歴にこだわらないのであれば、選択肢は相当広がると思いますがどうでしょうかね。
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