塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

小説グレート・ギャツビーの一節から

2022-07-31 20:40:52 | 日記
 小説「グレート・ギャツビー」において、トム・ブキャナンは、我々支配者層である白人と語り、自分が抱える黒人の召使を見て、あいつらに支配されるぞと語ります。

 これは登場人物の姿を借りて、筆者であるスコット・フィッツジェラルドの考えなのかもしれませんが、1920年代は米国に限らず欧州でも今以上に、黒人と黄色人種は馬鹿使いされていました。

 日本は太平洋戦争の際、アドルフ・ヒトラーに頼るわけですが、ヒトラーは「黄禍論」と呼ばれる黄色人種を毛嫌いする考えでしたから、ドイツに拘泥する理由はなかったと思いますが、軍部はドイツにこだわり続けます。

 その国で日本代表選手が戦力として認知されつとは、魔訶不思議な光景ですよね。

 しかしサッカー(ラグビーもそうですが)は、常に白人至上主義であったことも確かで、プロテスタントとローマン・カソリック問わず、これまでFIFAワールドカップで優勝した国は、キリスト教徒の国です。

 優勝8カ国のうち、南米3強以外はすべて欧州(イングランド、イタリア、スペイン、フランス、そしてドイツ)であり、アジアとアフリカ各国が優勝するのははるか先の話になるはずです。

 ペレが1994年コロンビア代表が優勝しても不可思議ではないと語りましたが、これはカルロス・バルデラマを軸にコロンビア代表が素晴らしい人材を抱えていたこともあるでしょう。

 その一方で欧州主義に楔を打ち込んでほしいと願ったようにも感じます。

 すでにこの時代からセレソンは、欧州主要リーグの選手たちが代表の半分以上を占め、フラメンゴ、サントス、パルメイラスというブラジル・リーグの名門さえも、影響力が失われていくためでした。

 塚田家は「曹洞宗」であり、福井県にある永平寺が総本山ですが、宗派に限らず仏教の本を読まないといけないと最近思うようになりましたよ。
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宮市亮の故障に関して

2022-07-31 15:41:25 | 日記
 キャプテン翼において、三杉淳は心臓病を克服した選手として描かれます。

 日向小次郎がタイガーショットを生み出す要因になり、その後描かれるワールドユース編では、ドライブシュートを繰り出し、本来のMFから最終ラインの選手へと変貌を遂げ、日本代表に不可欠な存在となります。

 国際ジュニアユース選手権、対アルゼンチン戦において(コミックスでは33巻で描かれます)途中出場を果たし、大空翼、日向子自党、岬太郎から

 「三杉淳、心臓病とハンディがなければ日本一になっていたかもしれない」

 と評価されるなど、劇中では非常に高い技術力を持つ選手ですよね。

 宮市亮が日本代表戦で再度、靭帯に大けがを負い多くのファンが彼を激励しています。

 ただ、これだけの重症を繰り返す一方、大きな怪我とが無縁の選手もいますし、どうして宮市亮だけがここまで故障を繰り返すのか、そして本人の強い意志とうように、復帰が可能なのだろうかとも思ってしまうんですよ。

 僕が医学に無知ですが、推測しますと、宮市が先天的に素晴らしい敏捷性、瞬発力を持って誕生した、ところがその特筆性を身体自体が抱えきれない、という矛盾があるような気がします。

 今回は韓国代表選手と接触があり、そのための故障ということで、欧州で抱えてきた故障とは別物、という意見もあるようですが、これから大変なリハビリを行うことに変わりはありません。

 オランダ代表のマルコ・ファンバステンは、執拗なタックルで足首を痛め29歳で引退を決断し、ロベルト・バッジョが宮市のように、身体が彼のひらめきを支えきれずに怪我を繰り返します。

 サッカーは故障と紙一重ですが、宮市の事例は本当に胸が痛みます。
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NFLスーパーボウルのハーフタイムショーを考えて

2022-07-31 15:22:46 | 日記
 NFLの頂上決戦であるスーパーボウル。

 スーパーボウルにおけるCM獲得料金は、法外でありけた違いとされていますが、企業はこの一戦が米国国内と市場に与える影響力を知っているために、投資として買っている模様です。

 ちなみにスーパーボウルの「ハーフタイム・ショー」には、世界規模で認知されてりう歌手が登場することで知られ、今年はケンドリック・ラマー、スブープ・ドッグ、そしてドクタードレが登場しました。

 僕はケンドリック・ラマーの楽興の市長経験はありませんが、ドッグ初めてのCD「ドギー・スタイル」は発売からおよそ30年経過しても古臭くなく、楽曲を提供したドクタードレの先見性が素晴らしいことが、改めてわかります。

 ちなみに2003年でしたか、ハーフタイム・ショーにおいて歌ったジャネット・ジャクソンの胸が露出し、全米から批判が殺到したという事例もある、それだけ皆が見ているのですよ。

 つまりNFLは競技だけでなく、音楽や著名人など、複数の事柄が密接に絡みついて、その人気を維持しているように思うのです。

 NFLの人気は米国が突出しているはずですが、あれだけの高額サラリーを選手に支払えるのは、米国市場の売り上げも素晴らしい、そのために工夫が施されていると考えるべきでしょうからね。

 Jリーグも1993年当時から変わらない熱意でスタジアムを訪問する方が多い一方で、新規ファンが増加しにくいという傾向で悩んでいると聞きました。

 リーグもてこ入れとして、ティックトックと協同を呼び掛けたはずですが、今後がより若い世代(ご年配の方は既に観戦経験の習慣があると考えるならば)が好むような音楽、ファッションのストリーミングを考慮すべきかもしれません。

 僕は極端にスマートフォンを「いじり倒す」わけではないのですが、若い世代ほど情報はノートブックではなくスマートフォンを用います。

 だからこそAUの問題がことさら大きくなった、という観点もあるでしょうし、生活に浸透している証明をしてしまった形です。

 僕ですらAC長野パルセイロ、日本代表の検索をスマートフォンで行うくらいですしね。
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ガンバ大阪、ファン・アラーノ加入を発表

2022-07-31 15:04:12 | 日記
 25日発売のNBA専門誌「ダンクシュート」が、ブルックリン・ネッツに在籍するケビン・デユラントが、契約期間が長期あるにもかかわらず、トレードを直訴していると伝えています。

 NBAはバスケットボール最高峰ですから、選手は米国以外に新天地を求めません。

 過去には例外的に中国やトルコに移籍した事例もありますが、それは選手の契約問題よりも、ロックダウンのようなリーグ全体の問題が波及した結果でした。

 欧州サッカーは総合クラブの下で発展していますから、ラ・リーガではFCバルセロナもレアル・マドリードも、サッカーを軸に多くの競技を抱えています。

 中でもバスケットボールは、UEFAチャンピオンズ・リーグ同様にヨーロッパ・リーグが存在し、ダラス・マーベリクスに在籍するスロベニア代表のルカ・ドンチッチも経験しているはずです。

 そう、欧州で頂点を極めても、米国でプレイすることがバスケットボールでは必須、だからこそNBAは、国内移籍が活発と言えます。

 Jリーグでは鹿島アントラーズから、ガンバ大阪にブラジル人FW,ファン・アラーノが完全移籍で加入します。

 今季から発足した片野坂体制が思うような成績を得られず、すでに前線には鈴木武蔵を、中盤には食野亮太郎を補強し、残留を目標にしています。

 Jリーグは選手を欧州に売却しますが、その補填は必須ですよね。

 ですから海外移籍が増加すれば、案外

 J1クラブから主力が移籍する可能性が高い
 J2で昇格圏内に位置するクラブから、選手が引き抜かれる可能性もある

 という、移籍の流動化があるかもしれません。

 逆にパオロ・マルディーニに代表される「象徴」が生まれにくいこともありますが、移籍の穴埋めは選手ではなくフロントの仕事、と割り切ることも必要ではないでしょうか。
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米国製という言葉の響き

2022-07-30 22:05:26 | 日記
 ミスター・トランプが米国大統領に当選すると、メイド・イン、USAを打ち出します・

 自動車製造大手のフォードは、メキシコに新工場を建設予定でいたのですが、大統領が名指しで批判したため計画自体がとん挫してしまうという形になりました。

 この米国生産、アメリカ主義と言ってもよいと感じますが、現在のジョー・バイデン政権でも受け継がれています。

 リーバイスは現在、日本の「カイバラ」からデニムの供給を受け、一部の商品を米国生産で輸出しているように、服飾の世界、車の世界では2020年の現在も米国製は大きな価値を持ちます。

 それはヴィンテージのジーパンや、コストの都合上中米に拠点を移す以前のチャンピオン、ヴァンズなど「かつての」米国生産品にも同じことがいえる一方、米国生産に固執しつづけると、むしろコストの上昇を抑えきれない、という面があるんですね。

 例えばナイキは、バッシュもサッカースパイクも、米国生産を行ってはいません。

 仮にナイキが〇〇パックと呼ばれるサッカースパイクを米国生産で発売すれば、燃料費を軸に高騰し続ける物価高の中で、置いてけぼりにされてしまうように思います。

 それはナイキが地元「米国」で製造した、という良い意味合いではなく

 「価格が高すぎるよ」
 「別に手にできなくてもよい」

 という、ファンの反感を招いてしまうように感じます。

 よく考えますと、ファストファッションの多くはアジア生産が基本ですし、今は(僕は利用経験がないのですが)3Ðプリンターからスパイクが作れるといいますしね。

 今日本は高品質商品を低価格で供給できるということで、ある種の下請けのようになりつつありますが、その形で雇用と手仕事が維持できるならば、相当な矛盾さと言えそうですよ。
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