塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

若手にも当然、ジレンマはあるはず

2017-04-30 01:13:28 | 日記
 野球やバスケットにはドラフト指名があります。

 特にNBAは全てのチームに与えられた指名権は2枠しかないため、ドラフト候補に挙げられるだけで、本当に素晴らしいことなのです。

 他の競技でも上位で指名されればされるほど

 1・契約金と年俸が高く設定される
 2・シューズメーカーが物品提供だけでなく、金銭面でも優遇する
 3・一方で指名された瞬間から、厳しい批判を覚悟せねばならない

 という特徴があります。

 若し僕がバスケットの選手で、何らかの間違いで1巡目1位で指名されたら、その場から逃げ出したいと思います。

 お金は高くなくても良い
 僕は地に足を付けた形で、自分なりに成長してゆきたい

 と考えるわけですが、指名順位とチームの成績がそれを許しません。

 サッカーでもマンチェスター・ユナイテッドにアンソニー・マルシアル、マーカス・ラッシュフォードという、若手が在籍していますが、彼らは毎日自分が報道されることをどう感じているでしょうか。

 ルーニー、遂に中国へ移籍か
 シュバイニーが米国のシカゴ・ファイアへ移籍

 というように、自分たちよりも多くの場数を経てきた代表選手たちが、容赦なくたたかれ批判される。

 いずれ自分たちも同様の目に合うという点を理解しているでしょうか。

 メンフィス・デパイが今リヨンでどう感じているかはわかりませんが、もしリヨンとの波長が合うのであれば、そのままリーグ1に留まるべきだと思います。

 彼のスパイクはアンダー・アーマーですが、そこには「夢追い人」と刺しゅうされていますが、ビッグクラブだけが人生ではないと時に自分に訴えかけることも必要ではないでしょうか。
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皆が皆、大企業に合うわけではないという気持ち

2017-04-30 01:03:50 | 日記
 先日の日経が別枠で、大学生の人気企業を網羅した記事を作成しました。

 そこには日本人なら誰でもしる大企業が羅列していたのですが、僕は大企業や大手で働きたいという欲求を抱いたことがありません。

 この背景には

 1・そもそも大企業に受かるような学力が備わっていない
 2・大企業の面接を受けるような、大胆さが無い
 3・大企業で働けるような技術力が備わっていない
 という3点があります。

 例えば長野県内でいえば信濃毎日新聞、八十二銀行などで採用されたなら、本人は世お慶びでしょうね。

 パルセイロのファンならホクト、山雅ファンならエプソンというように、県外でも知名度が高い企業で働けたらと思うかもしれませんし、僕がかつて住んだ甲府ならば、はくばくか甲斐ゼミナールでしょうか。

 サッカーブランドもナイキやミズノのような総合ブランドから、ウールシュポルトのようにGK専門ブランド、ヒュンメルのように人道支援に優れたブランドもあります。

 僕が思うに、皆が皆、大企業で給料を得られるわけではありません。

 ですから、小規模な会社でも地道に作業を行うこと、これは本当に大事なことですと感じます。

 サッカー言えば、マクロンやホマ、ケルメなどがそうでしょうか。

 契約人数の多さは必ずしも、ブランドのデザイン力と技術力と比例しません。

 ナイキやプーマのように、映像作品がすぐれている、冠スポンサーとして知られているように、製品以外の副産物もあるでしょうし、小規模でも頑固に良い品を追及する姿勢は素晴らしいと言えます。
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ミランとアディダスの間柄から

2017-04-29 00:13:47 | 日記
 ミランは1999年からだと思いますが、アディダスと契約を続けています。

 興味深いのはインテルもこの年から今に至るまでナイキと契約している点です。

 当時のインテルはスクデットは遠い夢でしたから、ナイキからすれば最大の顧客であるロナウドがいても、ミランの方がうま味があったように思うのですが。

 ミランはアディダス以前はカッパやロットという自国ブランドと契約していた時期があります。

 ミランがアディダスと契約したのは、お金の問題もあるでしょうし、アディダスという国際的認知度が高いブランドとの契約が不可欠という判断もあったと思います。

 もしかすればベルルスコーニを含む首脳陣は

 アディダスの方が選手たちを凛々しく魅せるジャージを作ってくれるに違いないと考えた、ように感じます。

 ミランの公式スーツがドルチェ・アンド・ガッバーナによるもので、配色、素材、デザインと仕立てのすべてが各方面から賞賛されているころは有名ですし、彼らがイタリア代表にもスーツを納品しています。

 美しい男たちにはその外見と知性に見合う服装をすべき

 と考えても不思議ではありません。

 面白いのはミランは過去、オペルを胸スポンサーに起用していた時期があり、選手たちも練習時にはオペルの車で出向くことを強いられていました。

 しかし、フェラーリやランボルギーニという

 「美しさで知られる車を生んだ国」

 の選手からすれば、オペルは大衆車であり気に入るものではなく、不満が生じたと聞いたことがあります。

 これがベンツならば良かったのかもしれませんが、胸スポンサーの影響はミランという世界屈指の強豪にも当然及ぶわけです。

 美しさを纏うには

 1・食事や美容など選手自身の情報収集
 2・適切な服装を場面によって着こなすこと

 だけでは無理が生じる、良い一例かもしれませんね。
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ミランとベルルスコーニの31年を振り返って

2017-04-29 00:03:54 | 日記
 ミランが資本を中国企業に譲渡したことで、31年に及んだベルルスコーニ体制が終了となります。

 ミランのオーナーだけでなく、首相としての一面を持つベルルスコーニは、歴代の指揮官たちに無理難題を押し付けてきたことでも有名です。

 例1 ミランは2トップで戦うべきだ
    アンチェロッティが4-3-2-1のクリスマス・ツリーを用いた際の発言

 例2 シェフチェンコは嫁の犬だ
    シェバがミランを退団し、チェルシーに移籍する理由が子供の英語教育を妻が希望したと指摘された際の発言

 これはどちらもアンチェロッティ時代の発言ですが、布陣の指定や主力の移籍劇など、彼は当時からよくやっていたと思います。

 一方で僕はこうも思うのです。

 ベルルスコーニはただ、美しい選手だけを必要とし、実用性のみの選手に関心は抱かなかった

 と感じます。

 確かにアンブロジーニやセードルフなど、バランサーの役割の選手はいましたし、リカルド・オリベイラのようにブラジル代表であっても、華に欠ける選手も短期ですが在籍していました。

 しかし、ミランと言えば

 1.美しい肉体を持つ選手 例 マルディーニ、カカ
 2・美しい頭脳を持つ選手 例 バレージ、コスタクルタ、レオナルド
 3・美しい技術を持つ選手 例 サビチェビッチ、ボヴァン
 4・美しい得点を決める選手 例 ファン・バステン、ウエア、シェバ、イブラ

 というように、ベルルスコーニは美しさを持つ選手こそがミランにふさわしいと考え、バランスは監督の仕事と考えていたと思います。

 晩年は資金切りができず、イブラやカカ、ロビーニョを手放すことになりました。

 彼にとってはミランの売却よりも、名酒との別れが寂しいと感じたのではないでしょうか。

 
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FC東京、久保健英選手をJ1で起用か

2017-04-28 22:20:33 | 日記
 キャプテン翼の37巻で、大空翼は奥寺康彦率いる日本代表に15歳で選出され、グレミオとの戦いでハット・トリックを達成し、ブラジルに渡ります。

 現実の世界ではイタリアの至宝、フランチェスコ・トッティが16歳でローマの一軍の合流し、出場を果たします。

 あのころのローマはアシックスがスポンサーであることを、どれだけのファンが覚えているでしょうか?

 外国籍の選手はウルグアイ代表のフォンセカ、アルゼンチン代表のバルボ、そして背番号10はジャンニーニ、という顔ぶれのころです。

 そして日本ではFC東京の1軍に、久保健英選手が合流し、遂にJ1に登場する、と囁かれています。

 昨年は奇遇にも長野パルセイロ戦が日本帰国後、J3で初めての出場ということで、桁外れの観客とメディアが訪れました。

 パルセイロからはDFの大島がインタビューに応える姿が映され、ペナルティを軸とするスポンサーにしても、良い結果だったのかもしれません。

 一方で識者からは

 「もっと落ち着いた環境を提供しないと」
 「メディアは彼の将来を考えるならば、いきなり集まりすぎ」

 と苦言が生じました。

 ジダンの息子、エンソ・フェルナンデスがエンソ・ジダンを名乗らないのは

 1・スペインではフェルナンデスが、日本でいう田中、佐藤のようなよくある苗字である
 2・従ってジダンを名乗ることでメディアが寄ってくることを防ぐ目的

 の2点があります。

 チアゴ・アルカンタラとラフィーニャ・アルカンタラの父がマジーニョであることを、連想できないファンが多いのも、名前の響きにあります。

 久保選手の動向はFC東京ファン以外にも注がれていますが、どのように接するべきか皆が考える事柄のように感じます。
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