塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

足元に希望が転がっている場合

2021-10-18 22:16:40 | 日記
 皮肉だと思うことに、潤沢な資金があります。

 現在の欧州サッカーは、選手強化はすべて「金次第」の面が色濃く、ジャンルイジ・ドンナルンマの代理人であるミノ・ライオラも、選手の成長やクラブの環境よりも、報酬を最優先して契約を結んでいるといいます。

 FCバルセロナが2017年、ネイマールをパリ・サンジェルマンに移籍したあと、とにかく攻撃の形を維持するべく、桁外れの大金を市場の投入してきました。

 その代表例がウスマーヌ・デンベレとアントワン。グリエーズマンであり、移籍を打診された本人も面食らったであろう、ケビン・プリンス・ポアテングになります。

 しかし、新監督ロナルド・クーマンが2014-15シーズン以降、センター・フォワードの重責を見事に果たしてきた、ウルグアイ代表ルイス・スアレスをアトレティコ・マドリードへ簡単に譲渡してしまいます。

 このように、資金を注入、不可解な人事もある中で、希望の光は「足元」にありましたね。

 アンフ・ファティとペドリ、この若きスペイン代表2選手が、光明となる公算が高くなっています。

 ただ、若き日のレオ・メッシの潜在能力を瞬時に見抜き、同時にライバル視するのではなく大切な仲間として迎え入れたデコやロナウジーニョのような、心豊かな同僚が現在のバルセロナにいるかというと、首をひねってしまいますが。

 テア・シュティーゲンはジェラール・ピケのような、守備の選手に目をかけてもらうよりも、攻撃の選手はやはり攻撃の選手に助言をもらいたいはずです。

 両選手に無駄とも思える過剰な期待をかける前に、

 「よくやっているよ」
 「今日は調子はどうだい」

 と温かい気持ちで接することができるだけのゆとりそれがバルセロナの今後を左右する気がします。

 それはオランダ代表のフランキー・デヨングに向けてもそうですし、陽光豊かなバルセロナらしい気がしませんか。
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選手が指揮官にかける重圧

2021-10-18 21:23:30 | 日記
 ベルギー国内では、ハットトリックを達成した三笘薫が大きく注目されていますね。

 同じくシントトロイデンに在籍の鈴木優磨もそうですが、両選手は日本代表招集が期待されていますし、実際結果も出している、言い換えれば健康上の問題はなく、メンタルも充実しているといえます。

 このように、代表監督が招集対象として「見ていない」選手が活躍すると、世論は鮮やかに活気づきます。

 ここに代表選手と指揮官、ファンの心理合戦が起き、指揮官には

 「どうして彼を起用しないのですが」
 「招集に値するだけの数字、残していますよね」

 という重圧がかかります。

 そしてこの重圧を向き合うことが、指揮官をより洗練された形へと変化させるわけです。

 2006-07シーズン、中村俊輔がUEFAチャンピオンズ・リーグで大活躍している際、杉山茂樹は確かこう執筆していたと記憶しています。

 オシムの脳裏に彼の居場所はない
 ただ、中村の欧州での活躍を見れば、招集しないわけにはいかない
 さて、オシムはどうでるだろうか

 フィリップ・トルシエが、3-4-1-2,3-3-2-2,3-5-1-1と中盤から最前線までの人数は変更したものの、最終ラインは一貫してバック3を維持したように、指揮官には譲れない形があります。

 マルセロ・ビエルサならば3-4-3
 ヘクトル・クーペルならば4-4-2
 ズネスク・ゼマンならば4-3-3

 という布陣がそうですよね。

 クーペルはインテル2年目の2002-03シーズン、3-4-1-2を導入した時期が若干あったように記憶しています。

 それはGKのフランチェスコ・トルド、CBのファビオ・カンバーロにダニエレ・アダーニ、そしてマルコ・マテラッティ、パラグアイ代表のカルロス・ガマラ、コロンビア代表のイバン・コルドバ。

 つまりCBを2選手で構成するバック4よりも、バック3の方が理にかなっている、そしてウイングバックにはハヴィエル・サネッティとフランチェスコ・ここがいた為でした。

 ただ、クーペルとしては選手の個性派活用できても、自分自身がらしさが消えたと感じていたに違いありません。

 この葛藤こそが監督の重圧であり、成長の源でもあるのですが。
 
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影を認めるクラブ力

2021-10-18 21:07:48 | 日記
 1996年、NBAオールスターのラリー・ジョンソンは、シャーロット・ホーネッツからニューヨーク・ニッカボッカーズに移籍します。

 ジョンソンの活躍もあり1999年にはサンアントニオ・スパーズとのNBAファイナルまで進みますが、優勝には至りませんでした。

 彼は1993年、95年はオールスター、94年にはカナダのトロントで開催の世界選手権に参戦し金メダルを獲得するも、椎間板ヘルニアなど体調の維持が難しくなり、ニックス移籍後はどんどん数字が下落していきます。

 ジョンソンがニックスに移籍した際

 「僕はもうスター選手ではない」
 「僕がスターを助けるんだ、縁の下の力持ちで構わない」

 と発言したんですよね。

 契約するコンバースからすれば、ジョンソンがベンチに下がることが好ましくなく、最終的にはフィラへ契約年功しましたが、ニックスにはこのように地道に汗を流す選手をたたえる土壌があったと思います。

 シカゴ・ブルズから移籍しハードプレイで知られたチャールズ・オークリー
 スーパーで袋詰めの仕事をしながらNBAを目指し、ニックスとアディダスとの契約を勝ちとったジョン・スタークス

 ファンはしっかりと彼らをサポートし、誰よりもそのプレイを愛していました。

 チェルシーもニックスと同じ匂いがします。

 チェルシーもセンター・ミッドフィルダーというある種「影」の役割の選手を、フランス代表に依存してきましたが、まずはACミランから獲得したマルセル・デサイーが相当します。

 以後、エマニュエル・プティ、クロード・マケレレ、エヌゴロ・カンテがその屋台骨を背負い現在に至りますが。徳にマケレレの仕事をしっかりと評価して報酬を提供したことが、鮮やかなチェルシーの勝利でした。

 レアル・マドリードの均衡が、すべてキンシャサにルーツを持つ、このフランス代表にゆだねられていたことが分かったのは、彼の移籍後の話ですからね。

 このように、影の人物を失わいためには、まずファンがしっかりと働きを認識し、同時にクラブも適切な契約年数と報酬を与えることです。

 そうでなければイビチャ・オシムのいう、スター・システムの弊害だけで何の意味もないでしょうから。
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今日、冬用肌着を新調しました

2021-10-18 20:49:53 | 日記
 昨日そして今日、冷え込みが厳しいですね。

 先日お話した中古で購入の「ミレー」のフリースを着用して、このブログを書いています。

 今日は勤務帰りに、自宅用の冬用肌着を2着新調しました。

 僕は長そでの丸首を購入しましたが、我が家は父と僕、そして僕と男性3名に母ひとりという構成で、今の時期はどの肌着が誰の所有物なのか、分かりかねる面が出てきます。

 それだけ冬用肌着は黒か白が多かった、という意味でしょうか。

 ただ、最近はその声を反映しているのでしょうね、空色やセージグリーン、グレイなど色が多彩になり、ありがたい話です。

 僕は濃紺とグレイを新調しましたが、実はこれ2021年冬の新作ではなく、ワゴン販売の2020年モデルなんですよ。

 1着あたり500円近く安く、2着で1000円も違えば僕にとっては大きな違いで、ほぼ迷わず(色は別ですが)こちらを選択しました。

 購入した旧作は、レーヨンやポリウレタンにコットンを3割混ぜた肌に優しいデザインで、さっそく今着用していますが、温かさを実感します。

 この冬用肌着はミズノがブレスサーモで先鞭をつけ、ユニクロがヒットテックで幅広い世代に訴えたことが契機となり、各社一斉に販売を開始しました。

 特に東レと各社、共同で素材開発を行うことが多いようですね。

 ナイキやアディダスはサッカージャージ素材を自社で開発していると思いますが、今後はこのように繊維業者に依頼した方が、コスト面で有利になるかもしれません。

 またサッカー自体が冬季競技であり、ウクライナのような豪雪地帯では蛍光ボールの使用も見受けられます。

 そのような酷寒の中でもリーグ戦は続きますし、ブラジル出身選手たちも凍えながら試合に挑みます。

 今後は冬季モデルとして、単なる長袖ではなく温かさを感じるジャージが登場しても不思議ではない気がします。

 どうせなら温かさを感じる方が、選手も好むでしょうし開発の余地ありますよね。
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