塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

指揮官が求められるある種のカウンター

2021-10-17 15:34:00 | 日記
 SBC信越放送が中継している、AC長野パルセイロ対藤枝MYFC戦を観戦しながら、このブログを書いています。

 前半終了の時点で1-3とパルセイロはビハインドを背負う形になり、77分を迎える現在も得点は動いていません。

 野球ならば投手対打者の中で駆け引き、言い換えれば「お得意さん」と「苦手意識」が生まれます。

 一方でサッカーでは、クラブ対クラブという組織間で「苦手意識」と「お得意さん」が生まれますから、ことはむしろ厄介です。

 AC長野パルセイロは過去、藤枝MYFCとの対戦成績が思わしくなく、おそらく過去の戦績などを選手が気にしすぎることも、劣勢に立たされている要因かもしれません。

 優勝を狙うクラブが優勝経験を持つクラブから選手を引きぬく、例えば浦和レッドダイヤモンズが鹿島アントラーズから興梠信三を獲得したのは、優勝経験者が刺激を与えてくれることを期待してのものでしょう。

 ただ、組織全体に言及できることは限度がありますし、だからこそマンチェスター・シティは

 ペップ・グアルディオラの招へいを検討
 そのための道筋をシェイク・マンスールやチキ・ベギリスタインが考えた

 ということになるのでしょう。

 文春新書「新・リーダー論」はじめににおいて、池上彰が
 
 「人々はリーダーを求めます:
 「間違えることのない指導者に率いられることになれば、将来への不安は解消されるからです」

 と書いています。
 
 サッカーにおいて、代表とクラブで常に指揮官が精査されるのは、池上彰の言葉を借りるなら
 
 クラブが降格しないこと
 クラブが利益を得続けること
 クラブが優勝し続けること
 ワールドカップに出続けること、そして好成績を残すこと

 を叶えられるためでしょうか。

 森保一日本代表監督があれだけ批判されているのは、彼の人物像が魅力的だからこその反動だと僕は思いますが、そのカウンターに対する目延期力を、指揮官はつねにこしらえる必要がありますね。
 
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フランスから見る経済事情

2021-10-17 13:58:31 | 日記
 フランスは大統領選挙を迎えます。

 現職のエマニュエル・マクロン大統領の任期が今年で終えるためです。

 フランスは過去、アルジェリアに進軍し今でも禍根が残りますが、アジアではカンボジアとベトナム、そしてアフリカではコンゴがフランスの植民地でした。

 もし極右の代表として知られるル・ペンが大統領選にノミネートし、勝利すればこれらの国から「移民」としてやってきた彼らは、祖国に戻るでしょうか。

 フランスは第一次産業である農業国でもありますが、労働人口の減少は大きな痛手になるでしょうし、何より今季レアル・マドリードにレンヌから移籍を果たしたカマビンカのような

 「フランス代表と移民の選手たち」
 「多様性をもつフランスが、2018年ワールドカップで優勝」

 は、幻想に終わるかもしれません。

 フランスはオランド前大統領の際、富裕層に70パーセントという高額の税金をかけたために、大きな批判を受けました。

 富裕層が隣国へ逃げてしまい税収がとん挫する
 日本円で1億円稼いでも、7千万円の税金とはあんまりだ
 
 という感覚は僕だってもちましたからね。

 おそらく頓挫した欧州スーパーリーグも同様ではないでしょうか。

 チャンピオンズ・リーグに参戦し、奮闘しているのは選手とくらぶあってだろう
 ならば優勝賞金だけでなくUEFAは稼いだ金を、もっと俺たちに分配しろ
 富の独占がこれ以上するな

 つまり、お前たちが「分け前」と渡さないから、俺たちは独自でスーパーリーグを誕生させるのだと考えた、それが実現できなかったと僕は解釈しています。

 2020年優勝クラブのバイエルンは、総額で170億円(ノックアウト方式以上で全勝)を得たといいますが、これだけの金額ではエムバッペを獲得できません。

 マネーゲームという側面もありますが、選手たちに過剰な報酬を与える、過剰な福祉国家のような形が最善なのか、最近よく考えるのです。
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Jリーグ、ホームタウン制度の緩和を検討中か

2021-10-17 12:38:27 | 日記
 一部報道でJリーグは「ホームタウン」制度の緩和を検討している、と指摘があります。

 ウエブ版のデイリー・スポーツはこの点に言及し、一例としてヴィッセル神戸に在籍するアンドレス・イニエスタが、東京都でサッカー・クリニックを開催できる、と事例を出しています。

 一方で村井満Jリーグチェアマンは、この報道を否定している模様です。

 ホームタウンを撤廃ではなく、「拡大」した事例ならばすでに存在します。

 コンサドーレ札幌 現在は北海道全域を意味する「北海道コンサドーレ札幌」へ
 ザスパ草津 現在では群馬県全体を意味する「ザスパクサツ群馬」へ

 というのは相当すると考えます。

 AC長野パルセイロの場合、ややこしいのがこの場合の長野は「長野県」ではなく「長野市」を意味することで、ホームを県全体に拡大しているわけではありません。

 過去、プレミア・リーグがレギュラーシーズンを海外で行いたいと考え、紛糾した例がありましたが、それは地元ファンを無視する行為につながりかねないと判断したためです。

 一方でこのレギュラーシーズンを海外で行ってきたのが、NBAとMLSです。

 とりわけシアトル・マリナーズがそうで、これは大リーグ機構の思惑もあるのでしょうが、イチローという日本と米国全体で知名度と実績のある選手がいれば、観客動員も含めた収益向上がも込める。

 というマリナーズの考えもあったのではないでしょうか。

 ちなみに選手たち、とくに対戦したオークランド・アスレチックス側がどう思うのかは、考慮されたか定かではありません。

 2019年には「ロンドン・ゲームズ」という名称で、ニューヨーク・ヤンキースとボストン・レッドソックスが英国遠征をこなしましたが、地元ファンはこの遠征をどう見たのでしょうか。

 地元、県全域、海外遠征、これからはより野球もサッカーも「将来性」と「海外」を見越す時代かもしれません。
 
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かつてJリーグに2ステージ制とプレイオフがあった頃

2021-10-17 12:26:07 | 日記
 大リーグはアメリカン・リーグではボストン・レッドソックス、ナショナル・リーグではロスアンジェルス・ドジャースがか勝ち上がっています。

 いわゆるポストシーズンの話です。

 日本ではセ・リーグですと読売巨人軍が10連敗、一方で東京ヤクルト・スワローズが首位、パ・リーグでは首位はオリックス・バファローズですが、残り試合数の関係上、千葉ロッテ・マリーンズにマジックが点灯しました。

 この関係を見て思うのが、Jリーグが2015年と16年に採用した2ステージとプレイオフです。

 2016年はこの制度上で勝ち上がった鹿島アントラーズが開催国枠でクラブ・ワールドカップでレアル・マドリードとの決勝戦に挑み、柴咲岳ガラ・リーガで一躍注目を浴びました。

 そのクラブ・ワールドカップは今冬、再度日本開催でしたが新型コロナ・ウイルスの懸念のため「返上」となるも、現状では開催の可能性は十分ありますから、残念な形になつてしまいました。

 当時、Jリーグ機構はこの2ステージとプレイオフの採用で、年間10億円利益が誕生すると語りましたが、実際はどうだったのでしょうか。

 南米では2ステージではなく、パラグアイやアルゼンチンのように、前期リーグと後期リーグを実施し、そのまま優勝クラブを認定します。

 またクロアチアのように、シーズン後半戦は俗にいう「スプリット」方式、上位クラブと下位クラブが分断され、リーグ戦を行う形式もあります。

 Jリーグが2ステージを廃止したのは、構造そのものがやはりサッカーという競技の質に合わなかったこともありますが、ファンがっ子のような形で優勝しても意味がないよ、と感じたためでした。

 s子にダ・ゾーンの出現があり、利潤が生まれることとなりました。

 ちなみに名古屋グランパスエイトとセレッソ大阪は、天皇杯とヤマザキ・ルヴァンカップという大舞台で2度対戦します。

 制度ではなく、このような上位クラブの対戦でリーグが盛り上がることが良いですよね。
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