塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

改めて感じる契約違約金の高騰

2019-12-31 01:13:51 | 日記
 サッカー好きもラグビー好きも「ビール」を愛飲していることは共通項になります。

 ビールは世界各国で製造されていますが、市井の飲料である以上安定供給は大前提になりますし、高騰するウヰスキーのような、転売僕的で買う人間がいない点は大きな魅力です。

 僕は今、サッポロビールを贔屓にしており、昨日も

 1・2019年限定醸造 黒ラベルの黒ビール
 2・限定発売 サッポロ・ラガービール
 3・エビスビール ジョエル・ロブション監修品 限定醸造

 の3点を購入しました。

 これがウヰスキーやヴィンテージのワインならば、すぐに市場から消えてしまいますが、ビールは焦らなくとも(限定品という言葉は焦りを生むと感じます)簡単には無くなりません。

 サッカー選手の移籍金も、今は亡きポートエレン蒸留所で作られたシングルモトルのように、天井知らずで高騰しています。

 ロナウドが1997年にバルサからインテルに移籍する際の32億円と言う金額は、多くの識者が

 「天文学的な金額だ」

 と驚嘆したものです。

 しかし2001年にはジダンが81億円でレアルに買い取られるなど、狂気じみた選手の売買は90年代から既に芽生えていました。

 しかし、高額な移籍金を持つ選手に確固たる理由があります。

 1・ルイス・フィーゴ 移籍金61億円 2000年バロンドール 1998年と99年、バルサでリーグ優勝
 2・デイビッド・ベッカム 移籍金49億円 イングランド代表主将 1999年チャンピオンズ・リーグ優勝
 3・アレッサンドロ・ネスタ 移籍金60億円 ラツイオで2000年リーグ優勝 当時世界最高峰のセンターバック

 というように、意味のない金額ではなかったという側面はあります。

 ベッカムがレアルに移籍した際、

 「コマーシャリズムの移籍だ」
 「彼はレアルでレギュラーになれるだろうか」

 と盛んに指摘されました。

 移籍までにユナイテッドで幾度も優勝し、ワールドカップの出場2度を数え、代表主将までを務める選手にも疑問符がつくのは、どこか無礼な気もしますが、それが移籍の四方山話なのでしょう。

 ですから明確な理由なしに高額で移籍する選手は、庇ってもらう材料が無い分、余計にしんどいと思うのですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スポンサー契約が一見強固に見えたとしても

2019-12-31 01:00:58 | 日記
 サッカーに限らず、選手は様々なスポンサー契約を結ぶ一方で、当然契約を終える時が来ます。

 それが円満に終わることもあれば、終身契約のような形で素晴らしい関係を築き続けている事例もあります。

 ただ、人間が行うことですから、喧嘩別れやその別れ方が尾を引く例もありますよね。

 サッカーでいえば、今年ロメロ・ルカクやダヴィド・シルバがプーマと契約したように、ブラックアウトがある種の広告になっている点も特徴でしょうか。

 もう引退しましたが、コービ・ブライアントはNBAの世界でマイケル・ジョーダンに最も近づいた選手だったと思います。

 彼は高卒で名門LAレイカーズに入団し、一度も移籍をしないまま引退した稀有な存在です。

 サッカーでいえばローマのトッティ、ミランのマルディーニがその代表格ですが、移籍が当然の今はどの競技でも所属先が一生変わらなかった、というのは本当に稀なことです。

 ナイキの印象がつよいブライアントですが、彼はレイカーズ入団当時はアディダスと契約していました。

 その広告の中で今でも僕が奮い立つコピーがありまして、それは

 「自分で自分を信じなきゃ、誰も自分を信じてくれないよ」

 というものです。

 ロナウドもメッシもブライアントも、自分が置かれた状況から目を逸らさず、常に自分が信じられるだけの練習を成し遂げてきたからこそ、今の名声がある事が確認できます。

 しかし、これだけ素敵なコピーを生む間柄の両者でしたが、ブライアントはアディダスとの契約をやめ、リーボックやナイキを試したのちにナイキと正式契約を結びます。

 アディダスが販売している

 「クレイジー8」

 は、ファンならばアディダスがかつてブライアントのために作成した靴であることは一瞬でわかるはずです。

 僕の記憶に間違いがなければ、彼はレイカーズの大先輩であるマジック・ジョンソンを讃えるため、1試合だけ例外的に復刻版でしょうか

 「コンバース・ウエポン」

 を履いたことがあったはずです。

 名手はこのような「粋」な行動が似合いますね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナイキが持つ魅力とその反動

2019-12-31 00:44:50 | 日記
 ナイキのスパイクはデザインが非常に優れていますよね。

 彼らが意図するデザインは、当然選手が必要とする機能を常に追求しながら、高い次元でそれらが融合しているかどうかが要、と考えているように思えます。

 これは全くの想像ですが、ナイキはサッカーに関しては新参者の部類です。

 そこで彼らが考えたのは

 「バスケットボールで培ったデザインの踏襲」

 ではないかという点です。

 もしお手元に1990年代前半のバスケットボール専門誌、ファッション誌があれば見てほしいのですが、ナイキはこのころから

 1・エアー・ジョーダン6、エアー・ジョーダン7に代表される、流線型の美しいデザインでマイケル・ジョーダンをサポート
 2・エア・レイドとエア・レイド2でクロスストラップという機能をデザインとして昇華
 3・ハラチ・システムの導入で、より高密度の履き心地を実現

 と言う形で、抜群の人気を誇ります。

 コンバースがアクセレレイターやエアロ・ジェットに代表される、「ハード」な靴づくりと1980年代後半から作り続けてきた点とは、どこか対象的に見えます。

 ですからスパイクの分野でも

 ミッドカットを提案したマジスタ
 最軽量を目指したマーキュリアル
 90分、全力で戦うことを目指したトータル90

 というように、契約選手の個性を考慮しながらのCMや広告を制作するナイキの提案は、実に刺激的ですよね。

 一方でナイキは常にイノベーションを軸に展開する企業ですから、ミズノの看板商品である「モレリア」のように、何十年も同じ型番を作り続けてはいません。

 ここがナイキの弱点と言えるように思います。

 ナイキがコンバースを買収したのは、彼らがどうあがいても太刀打ちできない、コンバースの長い歴史を得るためだったという声もあります。

 彼らがスパイクを同じ形で作り続けることは、むしろナイキにとっての没個性になるのかもしれませんが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

外野の声を聴くことで

2019-12-30 01:08:18 | 日記
 ラグビーには7人制と13人制、そして15人制があります。

 7人制ラグビーはリオ五輪でフィジー代表が金メダルを獲得し、「フィジー・セブンズの軌跡」という名前で辰巳出版から翻訳版が出版されています。

 また13人制はラグビー・ユニオン、僕らが通常ラグビーとして認知している競技はラグビー・リーグと呼ばれ、多種多様な価値観があることが確認できます。

 何が言いたいのかと言いますと、同じフィールドで戦う競技にも関わらず、どうしてここまで人数や教義が異なるのか、勉強中の僕にはまるで見えてこない、と言う点でにあります。

 つまり、ラグビーに精通している方には当然の事柄でも、大抵に人間からすれば

 「わからない事だらけ」

 というわけです。

 サッカーもそうですよね。

 野球のように春季キャンプからレギュラーシーズンへ突入し、勝率の良いチームだけがプレイオフを戦い、代表の試合はオフシーズンというように、常にリーグに集中できる競技からすれば

 「どうしてサッカーはリーグの間に代表戦が生まれるの」
 「天皇杯とかルバン・カップとかいろいろ言っているけれど、それは何なの」
 「期限付き移籍とか、選手獲得方法が色々あるね」

 と様々な不可思議があると思います。

 僕は丹念に資料を読むようになったころから

 「サッカーはこういう物なのだ」

 特に疑問を持たずに読み進めてきたのですが、これは完全な少数で多くの方がサッカーのあまりにハードな日程は、よくわからないと思います。

 でも、このような外野の反応を考慮することが、改善案の一つになるのではないでしょうか。

 そこにはリーグをよくする案、代表強化の案が詰まっていると思えば、無視はできないはずですよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

泊志穂復帰でパルセイロ・ファンは大興奮

2019-12-30 00:42:26 | 日記
 ワシントンに移籍する横山久美と入れ替わる形で、ドイツから泊志穂が長野パルセイロ・レディースに復帰します。

 2017年の長野パルセイロ・レディースはその横山に加え、主将の坂本理保、中盤の要である國沢志乃、そして泊志穂の4選手が代表招集をうけました。

 ベレーザやアイナックのような優勝経験を持つクラブからではなく、長野という地方都市のクラブから、ここまで代表選手が誕生することに興奮したのは、僕だけは無いと思います。

 泊さんはパルセイロ在籍当時から大変な人気で、クラブが公式に復帰を表明すると、多くのファンが歓迎のコメントを表明しています。
 
 佐野新監督がFWの人選を今後、どのように考えているのかはわかりませんが、彼女がひとつ、軸になると現段階では予想されます。

 泊さんを基準にFWを構成するならば、アーリークロスを放り込むような、単純な攻撃にはならないと思います。

 僕なりに考えたのは

 1・泊さんはそもそも小柄な方なので、相手センターバックと空中戦で競る意味がない
 2・過去の在籍時は果敢なプレッシングでボールを奪いにいく姿勢を見せていた

 という点で、何となくですが4-4-2の布陣が見えてきます。

 斎藤あかねのようにホールで起用出来る選手がいれば、4-3-1-2も見えてくるかもしれません。

 ただそうしますと、ホール・プレイヤーに求められる縦への推進力を考慮した際、泊さんとプレイゾーンが重複してしまう気がします。

 ならばフラットの4-4-2の方が、よりダイレクトな攻撃が可能ではないでしょうか。

 興味深いのは

 「泊さんが復帰したから、来季もレディースの応援を続けるよ」
 「おかえりなさい」

 と、2部に降格して意気消沈していたファンが、俄然やる気を見せている点です。

 この点だけみても、彼女の魅力がわかりますね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする