僕が今読んでいる「レアル・マドリードの流儀 東方出版」は、実に興味深い内容です。
通常クラブ史を執筆する場合は、クラブの優勝回数やその時々に在籍した名手など、当然ですがクラブの歩みに焦点をあてます。
しかしこの書籍は当然それらにも目を配りながらも
1・北米スポーツとレアルにおけるスポンサー料や財政の対比
2・クラブの哲学とその哲学が生まれた背景
3・数字を用いてデータを比較
というように、財政からスポンサーシップに至るまで丁寧に記されています。
僕個人は以前にもお話したように、バルサかレアルか、贔屓にするならどちらにしますか、と尋ねられたならば、レアルと答えますが理由はあくまで
「なんとなくレアル」
「欧州王者に13回も輝いているしね」
という不順なものです。
レアルがすごいところは、彼らが残した戦績もそうですが、スポンサーが名乗りをあげた際のステイタスにもありますよね。
「俺たちは天下のレアルのスポンサーになったんだ」
という強い自意識が、更なる成長戦略に繋がることは容易に想像できます。
噂の域を出ませんでしたが、アンダーアーマーがアディダスの代わりに公式ジャージを提供するのではないか、と言う話が過去にありました。
これはアンダーアーマーが
レアルと契約すれば、一気にナイキとアディダスとの差を詰めることができる
何よりも世界中の顧客が、アンダーアーマーへの理解を深めてくれる
という思惑があったためではないでしょうか。
もし1980年代から現在のようなマーケティングの要素が誕生していたならば、ヒュンメルやケルメはレアルのスポンサーを降りなかったように思えます。
ケルメとの契約を終え、アディダスとの新契約が始まる1990年代後半は、マーケティングとマーチャンダイジングの要素が活発化し始めた、まさに黎明期でしたから。
通常クラブ史を執筆する場合は、クラブの優勝回数やその時々に在籍した名手など、当然ですがクラブの歩みに焦点をあてます。
しかしこの書籍は当然それらにも目を配りながらも
1・北米スポーツとレアルにおけるスポンサー料や財政の対比
2・クラブの哲学とその哲学が生まれた背景
3・数字を用いてデータを比較
というように、財政からスポンサーシップに至るまで丁寧に記されています。
僕個人は以前にもお話したように、バルサかレアルか、贔屓にするならどちらにしますか、と尋ねられたならば、レアルと答えますが理由はあくまで
「なんとなくレアル」
「欧州王者に13回も輝いているしね」
という不順なものです。
レアルがすごいところは、彼らが残した戦績もそうですが、スポンサーが名乗りをあげた際のステイタスにもありますよね。
「俺たちは天下のレアルのスポンサーになったんだ」
という強い自意識が、更なる成長戦略に繋がることは容易に想像できます。
噂の域を出ませんでしたが、アンダーアーマーがアディダスの代わりに公式ジャージを提供するのではないか、と言う話が過去にありました。
これはアンダーアーマーが
レアルと契約すれば、一気にナイキとアディダスとの差を詰めることができる
何よりも世界中の顧客が、アンダーアーマーへの理解を深めてくれる
という思惑があったためではないでしょうか。
もし1980年代から現在のようなマーケティングの要素が誕生していたならば、ヒュンメルやケルメはレアルのスポンサーを降りなかったように思えます。
ケルメとの契約を終え、アディダスとの新契約が始まる1990年代後半は、マーケティングとマーチャンダイジングの要素が活発化し始めた、まさに黎明期でしたから。