塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

僕が思うインテル対ローマの見どころ

2021-10-06 21:12:23 | 日記
 今季のセリエA、ローマ対インテルの一戦は、ナショナル・ダービーと呼ばれるユヴェントス対インテル戦以上に注目を集めると思います。

 それは両クラブの指揮官にありますよね。

 まず今季よりローマを指揮するホゼ・モウリーニョ。

 彼がインテルで陣頭指揮にあたったのは、2008年から2010年までの2季だけでしたが、初年度はスクデット、2年目は3冠とインテリスタなら誰もが思い出深い存在といえます。

 モウリーニョ退任後、インテルが招へいしたラファ・ベニテスは、クラブオフィスからモウリーニョの姿を一切排除しようとしたことが選手たちの不満を募らせたと言わせるほど、このポルトガル人の影響は甚大でした。

 以後、インテルは馬鹿げていると思うほど監督を招聘し、モウリーニョがホベルト・マンチーニ政権下でサンシーロに登場した時は、拍手喝さい迎えられたほどでした。

 そしてローマから見れば、インテルの指揮官シモーネ・インザーギが、昨年まで宿敵ラツイオの指揮官であり、常に好成績を残した点でも気に食わないはずです。

 特に2019ー20シーズン、新型コロナウイルスの影響でリーグ戦が停止しなければ、ラツイオは2000年以来20季ぶりにスクデットを得た可能性は十分にありました。

 逆に言えば、ローマはラツイオがもしスクデットを獲得していれば、ラツイオファンからの嘲笑にずっと我慢することとなり、彼らが優勝しなかったことを心から感謝したに違いありません。

 両クラブから見れば、選手の顔ぶれや戦術よりも、むしろ指揮官を意識せざるを得ないのが、今季のローマ対インテルではなかろうか、と思うのです。

 ちなみにラツイオはマウリツイオ・サッリが今季より指揮を執りますが、古巣のユヴェントスが不調であることを、どう捉えているのか気になるところですね。
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指揮官に優勝回数はどれほど必要でしょうか

2021-10-06 20:56:26 | 日記
 日本代表に限らず、代表監督は自国リーグで結果を残した人物が指名されます。

 実現はしませんでしたが、過去イングランド代表監督就任が期待されたにサー・アレックス・ファーガソンとアルセーヌ・ヴェンゲル。

 共に英国籍でなくとも、代表監督に望ましいとされた点は、マンチェスター・ユナイテッドとアーセナルで卓越した手腕を見せたためでした。

 そこにはチェルシーで一時代を築いたホゼ。モウリーニョも加わることが可能です。

 ですから仮に日本代表監督が交代、ということになれば、やはり川崎フロンターレの鬼木達監督が希望されることは間違いありません。

 移籍しましたが田中藍や三笘薫を五輪代表の送り込み、ブラジル代表のレアンドロ・ダミアンという有名選手の力に頼るのではなく、彼を含めた調和の下でフロンターレは多くの優勝を勝ちとってきました。

 今季、一瞬で巣が背後に忍び寄る横浜F・マリノスの影がきになったかもしれません。

 ただ、今季の優勝は彼らでしょうし、主将でクラブの顔でもあった中村憲剛が引退した翌年の戴冠ならば、その価値は非常に高いですよね。
 
 では優勝という足跡ではなく

 選手たちから敗北、批判という恐怖から解放した
 選手たちがサッカーは楽しんでやるものだ、と再認識した
 選手たちがこの出会えてよかったと思える指揮官

 という概念で代表監督を誕生させることは無意味でしょうか。

 そう、僕が今年頭に置いているのは、北海道コンサドーレ札幌で陣頭指揮を執るミハイロ・ペトロビッチです。

 確かに彼は2016シーズン、浦和レッドダイヤモンズで得たリーグカップの優勝しかありません。

 しかし、どのクラブでも多くの愛弟子が生まれ、サッカーは楽しんでやるものなんだ、と選手たちを説き伏せ、魅力あるサッカーを植え付けてきたミハイロ・ペトロビッチ。

 代表はクラブ以上の重圧で選手たちがぎこちなくなる場面が増える中、彼のように選手をかばい、責任を背負う指揮官が優勝回数以上に大切ではないでしょうか。
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昨日、やっと疑問が解けました

2021-10-06 20:42:38 | 日記
 昨日、注文した書籍を購入しました。

 「朝日新聞出版 CD付き初めてのクラシック 一生モノの基礎知識」という、クラシックに焦点を当てた本なのですが、そこで初めて

 「そうだったのか!!」

 と長年疑問に感じていたことが解けたんです。

 付属のCDには、クラシック(オペラ2曲)の名曲30曲が収録され、解説もついているのですが、その29曲目はヴェルディの代表作であるアイーダの凱旋行進曲という曲目なんです。

 それを聴いた瞬間、ああと叫びたくなりました。

 何故かといいますとこの曲こそが

 1・かつてフジテレビが放送していたセリエAダイジェストのオープニング曲
 2・フランス代表が初めてワールドカップを制覇した1998年に流れた「ラの歌」

 それらはすべて、この凱旋行進曲だったんです。

 ラの歌はJクラブですと、浦和レッドダイヤモンズのファンも用いる、サッカーファンだけでなく、誰もがどこかで聞いたことがあると思います。

 でも、音楽に精通していないと、歌手名だけでなく曲のタイトルやいつ発表になったかもわからないことが多々あります。

 ですからクラシックもロックもヒップホップも、解説本やマニュアルが店頭に並んでいるわけだ、と改めて感じた次第です。

 日本代表がいよいよサウジアラビア戦を迎えます。

 酷暑のジッタで過ごす選手たちは、欧州とも日本とも異なる気候というある種、異質の中に放り込まれます。

 そんな中、僕らは彼らの勝利を願ってやみません。

 僕はダ・ゾーンとは未契約ですので、12日のホーム開催、オーストラリア戦のみを視聴します。(偶然この日は非番でした)

 そしてまたファンがスタジアムに集結し、その歌声で選手を鼓舞できる日がやってくることを願いながら。
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