裏日記「B面」

工房しはんが日々、ふと感じたり、しみじみとふけったり、ぴんとひらめいたり、つくづくと考えたりしてること。

エスカレーター歩行考

2017年07月20日 19時59分54秒 | Weblog
エスカレーターを歩くな、と言うひとがいるけど、まったく理解できない。
この手の人々が言い立てるイチャモンの数々は、不合理極まる。
彼らがまず踏ん反り返って最初に言うのは、「障害者が困る」というものだろう。
左手が不自由なひとは左側の手すりをつかめない、ゆえに右半分を空ける作法は困る、的なやつ。
でもさ、そういうひとは右側に立ちなよ。
ものの数分でしょ、待つよ、待ちますよ。
それでいいじゃん、一件落着。
日本人の几帳面は「バカ」のレベルにまで高められてるんでこういう柔軟な発想は考えもつかないわけだけど、とにかく左手が不自由なひとはそういう乗り方をしてもらって構わないし、そもそもこの論は「エスカレーターを歩くな」の問題とはまったく関係ない。
次にやつらが突きつけてくるイチャモンは、「すれ違うときにぶつかって危険だ」というのもの。
バカか?
ぶつからずに歩けばいいだろ。
ひとにぶつからずにすれ違う、なんて基本的な身ごなしは、エスカレーター上だけの作法でもなんでもない。
普通の人間の普通の歩き方なら、すれ違うときにぶつかるなんてことはありえないし、ぶつかる人間がいるとしたら、それは常識的でない人間なんで、こうした種族は歩道を歩いてるときでさえ隣の人間とぶつかって歩いてる。
逆に言えば、「エスカレーター上ですれ違うときはぶつかる危険があるので、歩いてはならない」と言うのなら、「歩道上ですれ違うときはぶつかる危険があるので、歩いてはならない」と言いかえることもできる。
絶対矛盾だ。
回りくどくなったが、ぶつからなきゃいいわけでしょ?すれ違う際に。
ぶつからないから、気をつけるから、歩いてもいい?
それでいい?
あと、ほんとに取ってつけたようなイチャモンで、「エスカレーターは歩く用の強度になってないので危険」ってのもあるけど、日本国内のすべてのエスカレーターはすでにさんざんに歩かれて強度の確認はできてるんで、この点も顧みる必要はない。
それでもエスカレーターでは歩くなっての?なんで?一切のイチャモンに合理的に答えてご覧に入れるから、それをクリアしたら歩かせて。
誰か困ってる?誰が?
そもそも、駅を使う人間全員がエスカレーターを歩かなくなったら、ラッシュ時のホームには動けなくほどの人間がひしめくことになる。
新宿や池袋の混み方とか、知ってる?
・・・まあオレは知らないけどさ、都会にはいかないから、特にラッシュ時には。
だけど、とにかくエスカレーターは歩かせてくれよ。
上岡龍太郎がよく言ってたけど、「エスカレーターを歩かないやつは、機械に操られてる」のだ。

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