銀河後悔日誌、つぶやき

2017年10月22日より新発足しました。よろしくおねがいします。

余裕の朝青龍がホイホイ寄り切ってめでたく全勝。まるで筋書きを見えないペンで書いたかのような…

2006-11-26 21:26:25 | 大相撲観測日誌
 あっという間に平成18年11月場所も千秋楽を迎えた。今年の大相撲本場所も今日で終わりである。


・幕下
 西15枚目の千代白鵬は6勝1敗で終了。東6枚目の高見藤は5勝2敗となり、ちょっと十両は遠いか?


・十両
 西14枚目の玉飛鳥は勝っても7勝止まり。西幕下6枚目の雷光は敗れて4勝止まり。
 一方で西幕下4枚目の武州山は5勝目、西8枚目の大真鶴は4勝11敗でこれは幕下陥落が必至。
 五分同士は将司が勝ち越し、若兎馬負け越し。
 龍皇は負け越し。朝青「龍」は強いのにねえ…。
 こちらも五分同士、新十両の豪栄道がようやく勝ち越し。琉鵬は負け越した。
 嗚呼、猛虎浪は10敗目。
 時津海は10勝、幕内は!?
 優勝が決まった後でも十文字、若の里を破って13勝とした。若の里は10勝5敗で、ごく平凡な成績。
 一方で隆乃若は5勝10敗。西12枚目の上林は4勝目でも十両残留は無理です。
 その一方で東9枚目の光法は大きな6勝目。


・序二段
 決定戦で若力堂が男女ノ里を破って優勝。男女ノ里に弓取り譲ったら、皇牙!?


・三段目
 決定戦で大翔勇を破った瀬川が、各段通じて最後の優勝者となった。「徳」の字は旧字体で1画多いので注意されたい。


・幕内
 東十両筆頭の嘉風が勝ち越し、正月は幕内で迎えられる。
 白露山は8連敗7連勝の離れ業? 初日が1週間遅ければ…。東十両3枚目の春日錦は9勝止まり、入幕順位は時津海の下です。

 こんなところから総合テレビの中継開始。滑稽本さんとこと違ってうちは割りを見ながら書いているので、このまま観た順とは関係なく進める。って言うか幕下なんて今場所観たことないし。

 いつもより余計に気合を入れる(ように見える)高見盛。ここでそんなに気合を入れたら負けそうだ…と、本当に今日は朝赤龍に何も出来ませんでした。ともに10勝5敗。
 五分同士、鶴竜が電車道で勝ち越し決定。まあ良かった良かった。皇司が負け越し、ああ。
 今日は自分の相撲が取れた豊桜。5勝目で幕内に残る…か? 土佐ノ海も5勝10敗だが、こっちは十両でしょでしょ?
 春日王勝ち越し。安壮富士は6勝9敗。良く頑張りましたで賞。
 とっても危ない相撲で把瑠都10勝目。最初のうちは観ていても面白いが、いつまでもこんな相撲じゃねえ…。
 巻き替え一気の寄りで、旭天鵬10勝目。
 出島も出て(変な表現)10勝目。
 時天空は東3枚目で9勝目。

 技能賞の琴奨菊と、敢闘・技能賞の豊真将。今日は奨菊が優って10勝目。豊真将は12勝3敗で、我が銀河大角力協会からは「雷電賞」の名誉(だけ)を授与しましょう。
 岩木山は北桜を破って2勝目。暑苦…いや熱い魂をありがとう、北桜!
 今日は調子良く普天王を突き出して、安馬は終わってみれば6勝とまずまず。普天王は3大関を倒して5勝10敗の“孝成績”。
 勘太夫老も一緒に寄り切って、安美錦も6勝で終了。勘太夫さんに「減量した方がいいね」と北の富士さん。でもでっぷりしているのが勘太夫さんの良いところ。あと4場所怪我なく務めてください。
 黒海は3勝に終わった。「白海」にすべし?
 今場所も千秋楽勝ち越しの稀勢の里。今日みたいな相撲が続かないのが悩ましい。
 露鵬を呼び戻し気味の掬い投げで圧倒し、琴光喜が今年初めて9勝目。残念ながら8勝記録は途切れたが、琴光喜マジックにやっぱり騙された。
 
 65%の“揃い”踏み。今年もあと3番。

 五分で迎えた雅山に、勝つ気がまったく感じられない魁皇。最後まで胸を出したまんまで雅山が関脇を防衛。魁皇は「普通の大関」10勝で終戦。
 琴欧洲が栃東を破って、ともに「普通の大関」10勝で終了。

 千代大海が追い詰めたように見えなくもないが、余裕の朝青龍がホイホイ寄り切ってめでたく全勝。まるで筋書きを見えないペンで書いたかのような一番となりました。大海は残念ながら9勝6敗で終わり、やっぱり普通じゃないんだ(笑)。

◆各段の優勝者(決定版)

☆幕内
◎全勝:朝青龍(横綱)

☆十両
◎2敗:十文字(西2)

☆幕下
◎全勝:白馬(東2)

☆三段目
◎全勝:瀬川(東13)(西58)

☆序二段
◎全勝:若力堂(西79)

☆序ノ口
◎全勝:哲光(西34)


◆三賞受賞者

☆殊勲賞:該当者なし(32)
☆敢闘賞:豊真将(1)
☆技能賞:琴奨菊(1)・豊真将(1)


 朝青龍の優勝は19回目。11月場所は3連覇だが、一昨年の11月にはまだ9回目の優勝であった。2年12場所で10回も優勝するとは…。
 今年は初めて年間優勝回数を減らしたわけだが、昨年は全場所制覇したから、それは当然と言えよう。
 来年中に貴乃花を抜くことは、もはや予想でも何でもないだろう。逆に、1年後に22回以下だった場合、案外25回くらいで優勝が止まるかも知れない。向こう2年の朝青龍に注目しつつ、今年の観戦記はこれにて打ち止め。ありがとうございました。


 ※今場所の記事は明日の“希望番附”編成と、来場所番附編成会議の2回続きます。

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8 コメント

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九州場所を振り返って (人間やじろべえ)
2006-11-27 21:42:16
 今年は年全場所勝ち越しした力士が多いですよね。15年前の貴闘力を思い出します(当時自分は小学5年。若貴ブームな中、水戸泉のファンでした)。毎場所そうですが関取として活躍した力士も多いですよね。旭鷲山、春ノ山
そして、五剣山。特に五剣山は「燃え尽きた」という感じです。優勝は案の定、朝青龍。一二日目は魁皇応援してたんだけどな。
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何日目? (紅葉橋律乃介)
2006-11-27 23:52:37
 15年前というと、平成3年ごろですか。琴富士と琴錦が優勝した頃でしょうか。次の年には水戸泉も優勝。

 五剣山は電器屋のテレビで三段目が映っていたので見たことがあります。関取はどうだったか…。

 ちなみに、横書きだと算用数字の方が良いでしょうね。一日目・二日目なのか12日目なのか…。
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お久しぶりです (tweety)
2006-11-28 01:08:03
TB有難うございました。
大関の怪我がなければもっと面白かったと思いつつ・。関脇の2人になんとしても横綱に勝って欲しいという思いあります。
結構大関には勝ってる気がするんですけどね
私の贔屓の栃東関千代大海関が今年横綱に勝ってます。後白鵬関も。
魁皇関、琴欧洲関、関脇になんとしても横綱に勝って欲しいという思いがあります・
後小結の露鵬関ももうすぐ横綱に勝てる気が。
誰がやぶるかそこも面白いなあなんて思います、、
また暫く淋しい日々が始まります
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はじめまして (すなみん)
2006-11-28 11:12:41
 トラックバックありがとうございます。

 この九州場所は、なぜか空席が目立ちましたね。
 せめて土日祝祭日だけでも満員御礼になって欲しいと思いますが、それすら難しいのでしょうか。
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Unknown (スプレー日記。)
2006-11-28 21:47:21
 TBありがとうございます。千秋楽は見れませんでしたが、琴光喜が9勝したのにはびっくりしました。あとはなんか予想通りという感じでしたね。
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場所後 (紅葉橋律乃介)
2006-11-29 00:25:19
◆tweetyさん
 必ず終盤に怪我が響いてくるのが、今の大関クオリティなんでしょう(笑)。白鵬がいないので、皆さん好成績だったみたい。

 大関が横綱を破っても、それ以外の取りこぼしが多いのが難点。結局は、それがそのまま違いになって現われていますね。

 来場所はあっという間ですよ。番附発表はなんと3週間後ですからね。

◆すなみんさん
 7日目や14・15日目は満員だったようです。平日は閑古鳥の姿すら見えません(笑)。
 これだけ人が入らなくても興行する価値があるのかなあ…と思います。来ない土地で興行を打つより、もっと別の場所に移転して欲しいんですけどね。ただ、移転すると福岡に行く理由がなくなりますけど。

◆スプレー日記。さん
 9勝で驚かれる人も珍しい(笑)。
 優勝が決まったあとなんて、そんなものです。わたしはタイトルにもしてしまいました。
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白海 (滑稽本)
2006-12-01 03:31:13
「ハッカイ」と読ませると、どうしても「チョ」を付けたくなりませんか?
本人も猪っぽいし、丁度良いかも
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来年は猪年 (紅葉橋律乃介)
2006-12-01 23:48:55
 そう言えば、昔立浪部屋に「熊」がいましたね。
 追手風さんも、そのまんまのシコ名ばっかりじゃなく、捻ったものも考えて欲しいですね。
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