銀河後悔日誌、つぶやき

2017年10月22日より新発足しました。よろしくおねがいします。

ゴー! ゴー! 秋

2010-09-19 18:15:52 | 大相撲観測日誌
 平成二十二年九月(秋)場所(於・國技館)は中日。ドラゴンズは残り試合数が少ないので、首位とは言え油断できない。

 大正六年五月(夏)場所の東十枚目筆頭の琴ケ浦について。「幕内格」という説があり、調べてみると次の記事が見つかった(「スポーツ・レク文化史料情報館」「書庫明治3」の中、「●480 不公平極まる相撲番付編成。琴ヶ浦の十両陥落に鳳も苦情、と東京朝日が話題に。【1917/大正06年05月10日/東京朝日】に、その記述がある。
「(番附下位の力士が自分より不成績なのに幕内に残留していることを、師匠に当たる鳳が抗議したことに対し)番附には琴ヶ浦は幕下にあるけれども、特に幕内格として登場せしむ。ただしこれは内輪話で番附の体面があるから、土俵入りだけは幕下と一緒にやって貰いたい

 続いて、「●482 東京大相撲一月場所(11日初日)の新番付発表【1917/大正07年01月06日/東京朝日】」に、次の記述がある。
琴ヶ浦は前場所、張出し前頭(幕内格)に据わり五分の成績を得たので、無論欄内に入るべきものと期待されていたのだが、検査役の腑に落ちない星があったとやらで、断然幕下に落とされて了った。

 これを読む限り、琴ケ浦は幕内格のような気がするが、さて?


  日本相撲協会「本場所情報」

  銀河大角力協会


・幕下
 栃矢鋪(西32)を突き落とし、北園(西29)勝ち越し。
 貴ノ岩(東19)を寄り切り、南(東22)勝ち越し。
 碧山(西9)を寄り切り、安(西13)勝ち越し。碧山は場所後の関取昇進は消えた。
 舛ノ山(東3)を押し出し、出直し組の千代白鵬(西5)勝ち越し。
☆4勝
 千代白鵬(西5)・安(西13)・南(東22)・北園(西29)・春日国(西34)・祥鳳(東49)・希帆ノ海(西52)


・十枚目(十両)
 星風が五分、城ノ龍5連勝から3連敗。
 出直し組の隠岐の海6勝目、徳真鵬は負け越し王手。
 ヴェテラン十文字を叩き込んで、宝富士五分。
 出直し組の豊響、翔天狼を寄り切って3勝目。翔天狼は2敗目。
 玉飛鳥を叩き込み、出直し組の雅山順当に7勝目。
 魁聖を叩き込み、若天狼がやっと3勝目。
☆全勝
 豊ノ島(西筆頭)
☆1敗
 雅山(東2)
☆2敗
 豪栄道(東筆頭)・翔天狼(東5)・隠岐の海(東8)・安壮富士(東10)


・幕内
 垣添を押し出し、出直し組の豊ノ島は無傷で勝ち越し。再入幕は確定。
 栃乃洋を上手く捻って旭南海3勝目。
 大きな臥牙丸に捕まらず、豪風突き落としの6勝目。
 木村山の廻しを取ってから足が出ず、突き落としに屈して嘉風1敗。
 突き切れなかったが、猛虎浪を叩き込んで北勝力2勝目。
 土佐豊五分、高見盛2勝6敗。

 北太樹の粘りを気にせず、白馬が寄り倒して5番。
 黒海が叩くと、安美錦落ちた。黒海が6勝目。
 若の里が栃ノ心を押し出すが、団扇は栃ノ心。栃ノ心の足は土俵の外だが、若の里も倒れこんでいる。同体取り直し。逆に栃ノ心が若の里を一気に寄り切り、栃ノ心5勝目。若の里は負け越した。
 稀勢の里と豊真将、当たりは互角。その後、稀勢の里は足が出ずに豊真将が叩き込み。豊真将も稀勢の里も2勝6敗。稀勢の里、関脇にもなってないのに「大関候補」ともてはやされたのが、今となっては買いかぶりすぎと言うか、“顔じゃない”の見本と言うか。まあ、残念ではある。
 土俵際で粘る時天空を寄り倒し、鶴竜5勝目。

 1敗同士、どちらが白鵬を倒す可能性があるのか。それを見極める戦いであったが、栃煌山を両腕で押し出し、把瑠都7勝目。
 阿覧を吊って行って寄り切り、琴欧洲全勝で勝ち越し。
 差した日馬富士を小手投げで転がし、ここんとこ分が悪い琴奨菊に3敗目。奨菊も相星になった。
 瀬川の左を取って、次第に右の上手。魁皇が感動の4勝目。

 時間はかかったが、旭天鵬を掬い投げで一閃。白鵬も8連勝勝ち越し。
☆全勝
 白鵬(横綱)・琴欧洲(大関)
☆1敗
 把瑠都(大関)・嘉風(西11)

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