銀河後悔日誌、つぶやき

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夏への一歩

2010-03-31 21:01:40 | 大相撲観測日誌
 春場所が終わり、3月31日は春場所の番附編成会議が行なわれた。

 まず、関脇の把瑠都(エストニア、尾上部屋)が大関昇進。一門の出羽海理事と春日野審判委員が使者として赴き、晴れの日を迎えた。

 尾上部屋として、初の大関…というか、まだまだ新興の部屋なので、三役以上は把瑠都しか輩出していない。境澤はともかく、山本山や里山といった幕内経験者や白乃波も、ちょっと三役には遠いと思われる。

 外国人力士の大関昇進は、小錦・曙・武蔵丸(アメリカ合衆国というかハワイ出身)・朝青龍・白鵬(モンゴル出身)・琴欧洲(ブルガリア出身)・日馬富士(モンゴル出身)に続いて8人目・4ヶ国目。
 ヨーロッパでは、琴欧洲に続いて2人目。旧ソ連諸国では初めてだが、ロシア出身者はパッとしないし、グルジア出身者も三役が精一杯だろう。カザフスタン出身者もいるが、関取になれるかどうか。

 大関に上がりそうな力士は、これでほとんど昇進したことになる。来年以降に上がりそうな力士も、今のところ見当たらない。
 把瑠都自身、幕内に上がってから、2度怪我で陥落している。1回目は幕下に落ち、十枚目復帰で全勝優勝。幕内復帰場所ですぐ休場し、再度十枚目で14勝1敗の優勝で復帰。それから2年半で大関に駆け上がった。陥落がなければもっと早かったかと言えば、そうとも言い切れない。
 まずは、怪我さえせずに“大関の会”入会を固辞すれば、横綱までは案外早いかも知れない。逆に、2~3年経っても大関にいるようでは、横綱には上がるまい。


 十枚目の今回の昇進枠は、引退1と陥落3で合計4。ただし、昇進しそうな力士は3人で、4人目を無理して上げるかどうか、に注目。

 結果は、東筆頭で勝ち越した松谷(福岡、松ケ根部屋)が新十枚目。西筆頭で勝ち越した上林(山形、八角部屋)と星風(モンゴル、尾車部屋)が再十枚目となった。
 松谷は、松ケ根部屋として久しぶりに十枚目昇進者。本名のままだが、“松ノ谷”程度にでもシコ名をつけてはどうだろう。


 引退力士。先場所後に髷を切った友綱親方の息子魁将龍の名前が見える。
 もと小結若浪の甥である若い浪が引退。怪我に泣かされた乾王の名前が見える。お疲れさまでした。


 もと幕内の出羽嵐が死去。金開山と同じくらいに上がったが、結局幕内としては短命に終わった。ご冥福をお祈りします。

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