股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

重力

2017-03-10 09:07:53 | 股関節の基礎
1週間のご無沙汰です。
フライデー松本です。
3月21日までは銀座にいます。
私は元気に頑張っています。
銀座は随分春らしくなってきましたよ。
銀座の春はもうすぐです。
暖かくなるのが非常に楽しみです。




重力の存在については、なかなか理解してもらえないことが多いです。
重力は骨密度だけでなく筋力に大きく影響します。

普通の生活では結構重力に逆らって生活していますので、意外と筋力を使っているんですよ。


この『重力に逆らって』という言葉は、専門用語では『抗重力(こうじゅうりょく)』と言いますが、どちらもわかりにくい言葉ですね。
例えば、皆さんが力を抜いて立っているとしましょう。
この時に、筋力は使っていないように感じます。
ところが重力に負けないように全身の筋力を使って立っているのです。
これは無意識に行われる反射のおかげです。


皆さんが、立ったまま完全に寝てしまったらどうなるかわかりますか?
完全に寝てしまうと完全に力が抜けるので、膝がガクッと折れて床に倒れこむでしょう。

つまり、力を抜いて立っている時には『なんにもしていない』わけではなく、無意識に全身の筋力を駆使してバランスを保ちながら一生懸命立っているのです。

立って調理をする。
歩いてトイレに行く。
洗濯物を運んでほす。
買い物に行く。
椅子から立ち上がる。
椅子に座っている。

 
このような動作でも重力に逆らわないといけないので結構筋肉は使われているのです。
そして全身の筋力を駆使して皆さんの体重を支えているのです。


『普段、なんにもしていない。』
よく聞く言葉です。


通常、『なんにもしていない。』というのは寝たきり状態を指します。
寝たきりとは、トイレも寝たきり、食事も寝たきりのことを言います。
つまり、一度も座らない、立ち上がらないことです。

この状態では重力に逆らった運動ができませんので、筋力はどんどん低下します。


多くの方は『なんにもしていない』状態を『日常生活は普通に行うけど特に運動をしていない状態』だと考えているようです。
すると、普通の日常生活だけ⇒なにもしていない⇒どんどん筋力が落ちる⇒運動しなきゃ⇒あ~今日も運動しなかった⇒どんどん筋力が落ちる・・・そして落ち込む、そして焦るパターンに陥りやすいのです。


日常生活での活動量が少なくなれば、確かに若干筋力は低下しますが、あとは毎日重力に逆らって全身の筋力を使っていますので筋力は落ちないのです。
どんどん筋力が落ちるとか、1日〇〇%筋力が落ちるなんて話は、すべて完全な寝たきり状態の話ですからね。
そんな方はほぼ皆無です。
ましてや、変形性股関節症はどんどん筋力が低下する病気ではありませんからね。



座ったり、立ったりで行う日常生活は抗重力(こうじゅうりょく)。
反対に、完全な寝たきりは従重量(じゅうじゅうりょく)。


皆さんは抗重力人ですからね!
私はポルトガル人ですけどぉ! うそ。


重力は見えません。
私には見えます! うそ。

重力は見えないけど、私たちの身体には非常に大きな影響を及ぼしています。
非常にありがたい存在です。
宇宙飛行士の例を考えればすぐにわかると思います。



自分の脚を見ると細くなったように見える人は多いです。
そういう方は、膝のお皿の上15cmの所に印をつけて、その周りのももの太さを計って下さい。

そして毎月同じ場所の太さを計ってみて下さい。
細くなったように見えるけど、太さは変わらないところが不思議なんですね。

筋肉が脂肪に置き換わることなんかありませんからね。

通常、脚の太さと筋力は比例します。



もっと、もっと、重力に逆らって生きていることを意識してみてください。
そして、調子が良くなってきたら徐々に活動範囲を広げていけばいいのです。

暖かくなってくると活動範囲を広げやすいですね。

どこへ行こうかな?

智光山公園かな?
天覧山かな?
懐かしの秋ヶ瀬公園もいいかも。
埼玉限定の地名か!



抗重力人 松本でした。






変形性股関節症を怖がらないでね






■宝塚市周辺の方は綾部先生にご相談ください!

     ■渋谷区周辺の方は芦沢先生にご相談ください!






6都市構想 松本深圧院グループ


■福岡 松本深圧院福岡 院長中村雄也 
         2016年4月4日オープンしました。
         現在、かなり良い雰囲気になっています。
         九州周辺の皆様、宜しくお願いいたします!


■大阪 松本深圧院大阪 院長山中崇泰 TEL/FAX06-6319-9686
松本深圧院大阪のホームページです!
        2013年4月大阪店を開院しました。
        山中院長の人気急上昇です。
        


■名古屋 松本深圧院名古屋 院長早川大介 TEL/FAX052-908-2690 
名古屋・早川先生のホームページ


■東京  松本深圧院ルサロン銀座 院長田山陽平 TEL/FAX03-3562-2777
ル・サロン銀座のホームページです!
        小林先生が2016年7月1日にデビューしました!

                
■仙台 
        理学療法士の先生を育成中です。
        そろそろですね!


■札幌 随分患者さんが増えています。
        理学療法士、作業療法士、柔道整復師募集中です!
        仙台の見通しがつけば、本格的にスタッフを探し始めます。
        


※深圧に興味のあるプロの方(医師も含みます)は、まずは遊びに来てください。
また、どんどん見学に来てください。
スタッフ一同、お待ちしています。











最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
納得です! (アッシー)
2017-03-12 10:12:33
我々は皆、ポルトガル人、いや、抗重力人だったのですね。実は昨日1日、ダラダラと家で過ごして自己嫌悪に陥っていたのですが、救われました。ありがとうございました😊
返信する
おお、抗重力人! (すずらん)
2017-03-13 22:56:12
松本先生へ

先生のお話を読ませてもらったら、自分の体がいとおしく思えました。日々、筋肉フル活動中の全身にありがとう!と言いたいです。

おかげさまで痛みのない生活が送れています。ありがとうございます。くれぐれもお体大切にお過ごしください。
返信する
すずらんさん、アッシーさんへ (MARK)
2017-04-13 03:33:18
重力への理解は非常に重要だと思います。
抗重力人であることを皆さんに理解してほしいと思うのです。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。