股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

発見12 股関節の中と外

2019-06-06 09:03:19 | 股関節の基礎

発見の最終弾!

第一章の終わりです。


🍓変形性股関節症による様々な症状の原因が股関節の中にあるのか、それとも股関節の外のあるのかという考え方は非常に重要な考え方です。

例えば、股関節痛の原因が股関節の外にあった場合、レントゲン写真を主体とし股関節の中だけを見る診察を行うことは矛盾します。

同様に、股関節痛の原因が股関節の外にあった場合、レントゲン写真を主体とし股関節の中にヒアルロン酸を注射することも矛盾します。

 

逆に、原因が股関節の中にあった場合、筋肉だけの治療だけに頼ることは矛盾します。

 

非常に重要なことは、まず最初に変形性股関節症による様々な症状の原因が股関節の中にあるのか、または股関節の外にあるのかを区別する診療が行われることです。

全ての原因が股関節の中にあると考えることや、逆に全ての原因が股関節の外にあると考えることは患者に精神的・肉体的苦痛を与えるだけです。

 

原因がAとBの2つ考えられる場合、まずは、その原因のAに対する治療を行い結果をみます。

原因Aの治療で効果が表れないときは、原因Aの治療が不十分だったと考えるか、原因はBである確率が高まったと考えます。

更に、原因Aに対する治療を行っても効果が無い時は、原因がBであると考え原因B に対する別の治療を試みればいいのです。

 

このような方法で、真の原因を追究する作業を診察と呼びます。

レントゲン写真を見るのではなく、患者を診るということです。


この診察が不十分だった場合、誤った治療がなされる可能性が高くなります。

原因Aに適した治療法と、原因Bに適した治療法は全く異なることが通常だからです。


私達は、股関節の中の治療はできませんので、深圧では股関節の外にある筋肉が原因であるという前提で施術します。

その深圧後に徐々に改善が見られれば、股関節痛の原因は筋肉であると確定し深圧を継続します。


深圧で効果が無かった時は、他の筋肉が原因かもしれないと考え、深圧のプログラムを変更します。

様々な筋肉への深圧でも股関節痛が改善されない場合は、股関節痛の原因が股関節の中にあるだろうと考えます。

その場合、股関節内の炎症が原因の確率が高いと考えます。

しかし、股関節内の炎症も時間と共に改善するものです。

このタイミングで、患者が手術を望まないのであれば、炎症の改善を待ちながらその方の機能低下をできる限り悪化させないように尽力しています。

このタイミングで手術を望む方もいますので、その方に最も適した病院を紹介しています。


一方、病院では股関節痛の原因が関節の中にあるという前提で股関節内に麻酔薬を注射すれば原因を見分けられますが、このような診察を行う病院はほとんどありません。

このように、股関節痛の原因が股関節の中にあるのか、股関節の外にあるのかを鑑別する診察がもっと広がるべきだと思うのです。


そして、原因を明確にして、その原因に適した正しい治療が選択されるべきです。


 


発見は以上の12になります。

一番最初の方の記事に『変形性股関節症の一般的説明』を書きましたが、私もかつてはその説明のように考えていました。

その考えは12の発見によって明らかに変わりました。

そして、私達独自の考えに至りました。

その考え方はこの本の一番最後にまとめようと考えています。

12の発見は、常識的に考えられることが殆んどでした。

また、痛みの経過表は患者自身がつけたもので、その表には多くの真実が見つかりました。


今後、本の内容は12の発見に関する具体的な知識の説明へとつながっていきます。


 

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