股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

股関節痛の正体 3

2017-12-13 21:50:49 | 股関節の基礎


吹雪いていると思いきや静かな札幌にいます。
札幌までも3時間、4時間、5時間以上かけて来てくれる方々がいる。
結果の出る深圧を行わないと失礼である。

このシリーズはホームページ上の新しいブログに書いた記事のコピーになります。
大切な記事ですので、こちらでもシリーズでお届けします。
3回シリーズの第3弾です!











🍓前記事の様に股関節痛の原因は2つです。



1、股関節関節包に起こった炎症

2、筋肉の病気



どちらも軟骨や骨の変形とは関係ありません。

もう、頭の中から自分のレントゲン像を消し去って下さいね。

レントゲン像は参考にはなりますが、小さな参考です。

頭の中に留めておくほど意味はないんですよ。



ところで今回の記事は、前記した2つの股関節痛の原因の関係性につい書いてみたいと思います。



日頃、股関節には大きな負担が加わっています。

この負担は、全て股関節に加わるのではなく。股関節周りの筋肉群が股関節への負担ができるだけ小さくなるように衝撃を吸収してくれています。



ところがですね、筋肉には疲労もありますし、ケガによる病気やその病気の後遺症の時もあります。

こんな時は筋力が十分発揮できないので、股関節への直接的な負担は増えるわけです。

このような状態のときに、股関節関節包には炎症が起きやすくなります。

股関節に水がたまることもあります。

このメカニズムは膝関節でも同じですね。



また、滑って転んだ時や、股関節に瞬間的に衝撃が加わるようなケガをした時には、股関節捻挫による炎症が股関節関節包に起きるでしょうね。

足首を捻挫すると、足首は腫れて痛みを伴い脚を床に着くことができなくなります。

股関節は身体の奥にありますので、腫れていてもわかりにくいのが特徴です。

腫れているようには見えなくても、股関節にも足首とまったく同じような捻挫による炎症が起きるのです。

炎症があるときは、結構痛い。

でも、その股関節に体重をかけて生活をしながら治していかなくてはならないので、炎症による痛みの改善にはちょっと時間がかかってしまうのです。





股関節内の炎症が長引くと、筋肉はその炎症の影響を受けて反射的に硬くなります。

これが、筋肉の病気の最初の引き金になるでしょう。



下の図は私の赤本の48ページに載っている図です。







ちまたで噂の赤い本



皆さんの股関節痛の根本となっている炎症の経過を示したものです。

炎症の前半~最大期までは、いかにも進行するかのように痛みは強くなっています。

そして、炎症のピークを過ぎると、股関節痛は徐々に改善し、やがて炎症は全くなくなります。

炎症の前半~最大期までは、皆さんの股関節痛には炎症による痛みと、筋肉の病気による痛みが2つ伴っています。



皆さんは一人ひとり、今どの時期にいるか異なります。

個人差が大きいです。

他の方と比較することは、ある程度参考にはなりますがほとんど役に立たないのはそんな理由からです。



問題は、炎症がピークを過ぎた後です。

炎症が強かった頃から筋肉をほぐす事ができていれば、炎症の弱化と共に筋肉の病気も順調に改善して股関節痛が改善していくのが実感できます。



ところが、股関節に炎症がある時期に、炎症があるときにはおこなってはいけない筋トレに励み過ぎた人の中には、炎症は徐々に小さくなっていても、筋肉の病気が強い状態で残る方がいるのです。





私が診させて頂いている方々の多くは『すでに骨の変形は落ち着いて炎症は無くなっているのに、筋肉の病気が重度にこじれている』、この様な方が実に多いのです。



私は、このような状態のことを『筋肉の暴走』と呼んでいます。

これまた赤い本の103ページに下の図を使って説明しています。





このような方には、すでに炎症がありませんので筋肉をほぐすと順調に股関節痛は改善します。

中には、劇的に股関節痛が改善する方もいるくらいです。



皆さんには、股関節関節包内の炎症と筋肉の病気という2つの原因が混在した股関節痛が起こります。

股関節痛に点数をつけても、その股関節痛が関節包の炎症によるものか筋肉の病気によるものかは非常にわかりにくい方もいます。

自分は、今どの時期にいるのか?

簡単にはわかりにくい方もいるのですが、私達は、まず筋肉をほぐしてみて、その後の改善度で股関節痛の原因を絞り込んでいます。

炎症が強い時には、サプリメントも指導してきました。

いま炎症を抑えるサプリメントとして私の脳内にあるのキーワードは『アガロオリゴ糖』と『MSM』です。



ちまたで噂の斎藤先生(銀座店1001号室)



深圧も炎症を抑えるのに一役買っています。



深圧にて、筋肉を正常にして股関節への衝撃吸収力を上げられれば股関節内の炎症への刺激が減りますからね。

膝関節内の炎症によって膝に溜まる水は、深圧後に無くなりやすいので、股関節内でも同じことが起きていると考えています。



そして、すでに炎症が無くなってきている方には、深圧にて筋肉の病気という股関節痛のもうひとつの原因も撲滅して、皆さんの股関節から股関節痛の2つの原因を取り去ろうとしています。



ちまたで噂の山中先生(大阪店)





















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