股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

骨に神経無し!

2008-10-21 01:54:00 | 痛みのこと
骨に神経無し。

骨と骨が当たっても痛くないのはこのためです。

「骨と骨が当たるから痛いんです。人工関節にすると痛みは取れますよ。」
と言いながら骨を切り、骨盤側の骨に穴をあけ、骨盤にスクリュー(ねじ釘)を刺して人工関節の手術は終わる。

えっ!

骨に神経があったら、骨を切ったり穴を開けたり釘をさしたら激痛でしょう?


神経は必ず脊髄を通り脳につながっています。
つまり、脳から出た神経は脊髄となり、脊髄から枝分かれして痛みを感知する場所までのびていきます。

骨の中に神経があると仮定すると、脊髄からわかれた神経は骨の中に入っていかなければなりません。
骨の中にはどこから神経が入っているの?
解剖学で骨に神経が入る穴があるなんて習った覚えはありません。

骨の表面には小さな穴は空いています。
この穴は“栄養孔:えいようこう”といって、心臓につながる血管が出入りしています。
骨の栄養を養うために。

“栄養孔”・・・習った、習った。


頭の骨には、脳から顔に向けて神経が通る穴はある。
顔面神経や視神経が通る穴です。


大腿骨に、神経の通る穴が空いているでしょうか?


空いていません。

ちなみに、軟骨には神経も血管もないんですよ。





変形性股関節症を怖がらないでね