股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

人工関節を長持ちさせる方法

2008-10-02 07:19:51 | 人工関節のこと
●今日発売の「はつらつ元気」に銀ザロの事が載っていると思います。
見かけたら買ってね・・・エヘェ!
●10月の25日~28日まで札幌に行きます。
現在、予約を調整中ですが、2~3人くらい空きが出そうです。
札幌での施術をご希望の方はホームページよりお問い合わせください。


人工関節は生きていません。
しかし、股関節の動きを滑らかにしてくれて、股関節の摩擦による炎症を起こさなくしてくれます。
股関節の形状も正常に近くなるので、筋肉への負担も減ります。

その結果、手術をすることによって痛みがなくなる方が多いし、人工関節の手術をしたことに満足されている方も多いのです。
(あるアンケート結果では「痛みが無くなった」と答えた方は81%でした。)

私は人工関節の手術を受けたい方がいると、患者さん自身が人工関節について十分理解しているようなら、全く反対しません。
反対するどころか、背中を押してあげることもあります。

最近では、長持ちする人工関節も開発され、手術自体も筋肉などを多く傷つけない方法が開発されて、今後はますます人工関節の手術を受ける方が増えてくるでしょう。
さらに、今後は若い年齢でも人工関節の手術を受けるような時代が来るでしょう。


人工関節は2つの部分からできています。
骨盤側の臼蓋と大腿骨側の大腿骨頭です。

この2つの部分が固定されているのは、皆さんの生きた骨です。
人工関節は生きていませんが、固定されている骨は生きています。

固定されている骨を元気に保たないといけません。
骨を元気にする唯一の方法、それは骨に体重をかけることです。

カルシウムをいくら取ろうが、栄養をいくら取ろうが、脚に体重をかけないと骨は弱くなります。
人間の原則なんですね。

人工関節手術後に、うまく歩けていない方のほとんどは、手術側に体重をかけられていないことが原因です。
その原因は、怖いからか、痛いからか、手術前の脚をかばう癖が残っているからでしょう。


筋肉をほぐしからの正しい患側荷重法にてほとんどは解決します。


人工関節の方も、骨や筋肉を弱くしないように、しっかりと体重をかけることが重要なんです。
筋肉が正常に働いて、衝撃吸収力が大きく働けば体重をかけても人工の軟骨はほとんど擦り減りません。

人工股関節も自分の努力で長持ちさせることができます。
長持ちさせましょう!



変形性股関節症を怖がらないでね




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