股関節痛は怖くない!~変形性股関節症の新しい考え方

変形性股関節症の常識には間違いが多く、怖さを抱えている人が多い。
常識の間違いを理解して人生を楽しみましょう!

サッポロ

2008-10-22 04:13:22 | 施術のこと
10月24日の夜、札幌に行きまっぽろ。



はじめて札幌に行ったのは、今から2年3か月前だった。
まだ銀座では施術を始めてはいなかった。

なんと、その時の患者さんは一人だった。
りんごさんだけだった。
りんごさんがいなかったら札幌にはいかなかっただろう。
ありがとう。

そんなこともあったなぁ・・・。

札幌の街は初めてだった。
とにかく行って、札幌の様子を見てこようと思った。
JRタワーに上って札幌の街を見る時間があった。
透明な窓で、外の景色がまる見えのトイレに入りながら札幌の街を見た。
運が良ければ、今後患者さんは増えるだろうな・・・と思いながら。


そんな感じの初回だった。
今では、全く街の探索をする時間は無くなった。
感謝です。


実は4年前に札幌の患者さんが一人いました。
独身の女性の方だった。
まだ原宿で施術をしていたころの話です。


彼女は3日間施術を受けに来て、帰った。
ステロイドによる両側の骨頭壊死だった。
股関節の炎症が強く、内転筋の緊張がかなり強く、脚を外に全く開けない状態だった。
かなり痛がっていた。

施術にて60cmくらいは股関節が開くようになったが、痛みはあまり変わらなかった。

それから、何回も電話で話をした。
精神的にかなり追いつめられている感じだった。
電話の向こうには、好きな人に声をかけられても自分から身を引いてしまう彼女がいた。
人生全てに消極的だった。

まだ30代前半、本来ならこれから楽しい人生が待っているはずなのに。


私は手術を勧めた。

彼女は最初拒否したが、しばらくして電話があった時に「手術をする」と言う返事だった。

内科の病気もあったので、同じ病院での手術を検討して、3年前に両側の人工手術を受けた。

その後、「先生、階段が登れるんだよ。」「先生、結婚が決まったんだよ。」・・・何度か電話があった。
声がすごく明るかった。
もう電話の向こうで泣くことはなかった。

彼女が、札幌への出張を希望していたことも札幌に行く動機となった。

結局、初めての出張時は、彼女に急な旅行の予定が入り、会うことができなかった。

その後も何度か連絡を取れたが、うまく予定が合わず一度もお会いしていない。


彼女とはかなりコミュニケーションをとったと思うが、よく考えてみると、あの原宿以来会っていない。
つまり、まだ一度しか会ってなかったんです。
不思議なもんです。


彼女には、札幌に行くように背中を押してくれてありがとうと言いたい。



札幌はもう寒いですか?






変形性股関節症を怖がらないでね