くらげほのぼの日和

もうすこし更新がんばります!

四季:「異国の丘」

2006年02月19日 00時59分54秒 |  -観劇
今日は:

劇団四季の京都劇場で「異国の丘」を見てきました
ほんといっつもいい席をとってくれる友達に感謝感謝。
すーーーーーーーっごい四季が好きな友達で、『アイーダ』なんか2桁は行ってはるし、東京まで『キャッツ』を観に行っても東京観光なんか何もしてこず、一泊二日の間に三公演も見てくるという強者さんです
わたしは足元にも及ばないくらいの楽しみ方で逆に申し訳ないんですが、これだけのめり込んでいる友達がいるとおこぼれとしてとってもいい席とかとってくれるのでねぇ

さてさて、内容ですが昭和の歴史三部作ちゅうことで、「李香蘭」「南十字星」
と並べられているようです。
舞台は1945年8月15日。終戦の6日前、ソ連は日ソ中立条約を破って満州に侵攻し、無抵抗の関東軍を武装解除し、市民たちを蹂躙・捕虜し、シベリアに移送し厳しい強制労働を課していた。その数は65万人以上とも言われて、ソ連は、当初から戦後の経済復興のために、日本軍兵士を労働力として奴隷のようにこき使う計画だったという。
主人公は日本を代表する名家の息子(当時の総理大臣の息子)であり、主人公九重秀隆は、過酷な強制労働を課せられた上に、毎日ソ連に、スパイに仕立てようと厳しい尋問を課していた。そんな彼はまだ戦局が穏やかだった若かりし頃、日中の幸せと平和を願って命をかけ、敵国であった中国の令嬢との許されざる恋をし、それら青春時代がニューヨーク、東京、上海、シベリアを舞台に展開されてました。

しかしてっきりノンフィクションだと思っていたのですが、フィクションなんだってー。とはいえ、主人公たちの運命を翻弄する日中戦争から第二次世界大戦という歴史背景に新たな歴史観が盛り込まれていました。

てっきり暗い重い話なのかな・・・・とか思っていたのですが、そこはさすが劇団四季。じょうずにまとめてきています。
楽しくうきうきするようなかんじと、暗く深刻で重い歴史的な要素が上手にミックスされていて泣ける部分は泣けるという素晴らしい構成になっていました。
ミュージカルって楽しいかんじっていうのももちろんいいけど、こういうのもいいなぁ・・・・と思った時間でした。


公式HP:http://www.shiki.gr.jp/applause/ikoku/


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4 コメント

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良い作品でしたよね (yai)
2006-02-21 12:13:45
 私、大阪のMBS劇場でみました。楽しみにしていた石丸さんだった。



 ミュージカルは楽しいものをって思っていたんだけど、小学生の時に亡くなった祖父がシベリア抑留者だったので、テーマに惹かれて見たのだけど、本当に良い作品でしたね。



 さすが四季!ですよね。

 
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そうなんだぁ・・・・ (くらげ)
2006-02-21 20:41:50
そうなんだぁ・・・・

じゃぁ、かなりご苦労なされたんですね。

でもそういう話ってちゃんと後世に伝えておかないといけないなぁ・・・・と思いました。



そういや、友達もその石丸さんがどうのこうのと言ってたようなー
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Unknown (gattino)
2006-07-01 00:24:30
私も『異国の丘』を観にいきました。

思い立ってフラっと浜松町の四季劇場に「キャッツ」の当日券を買いに行ったら売り切れていて、隣で上演していた「異国の丘」を観ました。

観終わった後色々考えさせられる話でしたね。



ちなみに「マンマミーア」も以前観にいきました。
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そうですね・・・・ (くらげ)
2006-07-01 01:06:25
そうですね・・・・いろいろ考えさせられました。

日本にそういう歴史があったってことさえも知らなくって、自分の国のことに対してあまりにも無知だったことにも恥ずかしく思いました。
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