イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

ラッキョウ収穫 自給自足の苦労

2015-08-16 15:54:44 | 農業
 畑をやり始めてから、かれこれ20数年となりました。
ちょっと大げさな言い方になりますが、畑の森羅万象・様々な事が分かるようになりました。
★植え付けが大変な作物。
例えば、イモつる苗を舟形にして第四節を見当にして植え付けるサツマイモなんて、かなりの苦労です。
★定植に手間の掛かる作物。
例えば、細い溝を掘って、最低でも一回ないしは二回ぐらい植え替えをしなければならない、ネギです。
★水やりに神経を使う作物。
たとえば、ニンジンやナス科の野菜。夏場の水喰い野菜ですから、灌水をしても、しても土は瞬く間に乾燥してしまうのです。
★収穫が大変な作物。
例えば、サツマイモとジャガイモ。根や蔓を切り落とし、大泥を落とさなければならないのです。何百という個数ですから苦労です。
★収穫直後が大変な作物。
ラッキョウです。泥付きのまま、根と首を植栽ばさみで切り落とします。バケツ洗いを3~4回繰り返し、ラッキョウの外皮を洗い落とします。
種子で10kgほど植えましたので、個数は何千個というレベルです。

家族中がラッキョウの漬け物が好きなので、作り甲斐はあるのですが、自給自足とは言うものの、泥付きなので炎暑のなか庭での仕事は大変です。
酢漬けラッキョウは孫も良く食べてくれるので、嬉しいのです。 !(^^)!





(写真をクリックして下さい。拡大されます。)

 じゃがいも「そうか病」発生

2015-07-20 21:02:51 | 農業
      

 どうやら梅雨が終わりかけている様子です。
ジャガイモの苗が茶色に変色して倒れています。
『実ったよ~』 というサインなのです。

しかし、今年からは一気に収穫はしないことにしました。
ジャガイモとサツマイモは収穫に多大な労力を要します。
乾燥・泥落とし・運搬・収納などなど手間暇が掛かります。
だから、必要なだけの量を収穫して来ることにしています。
隣人もそうしているとのことでした。

別の畑でじゃがいもを作っている友人は、秋頃まで放っておくそうです。
畑作を始めて20数年経ちましたが、毎年のように貴重な情報がえられます。
それだけ、畑作と言うものが”奥の深い”ものごとであると言う証拠です。

ムキになって言う訳ではありませんが…。
イワン・アサノヴィッチはジャガイモ専業のプロ農家ではありません。
あくまでも、”兼々業”農家のセミプロを自負しているだけです。(^^;)
従って、じゃがいも一つの情報を得るにしても、他の作物を作る傍らで
ヒョンなことや別の作物の話の中でたまたま得られる情報なのです。

ジャガイモの収穫の話に戻ります。
量的には予想したとおり、豊作です!
しかし、皮に「そうか病」が発生しています。
ツブツブが一面に出来ています。中身は問題ありません。

原因は、5月の成長期に干天が続いたことでした。
そのほかの原因には土壌のPHや連作障害もありますが、それはクリアー
してあります。
お天道様には逆らえません。(=_=)

畑おもい… 久しぶりの雨に興奮

2015-05-26 11:55:18 | 農業
 5月12日。夜の10時半、いま外は雨です。
台風6号崩れの温帯低気圧が通過中です。
強い風と共に雨も降っています。
イワン・アサノヴィッチは興奮しています。

玄関に出てタバコをくわえながら、降りしきる雨を飽きることなく眺めています。
じつは、4月の下旬から雨が降らず、干天つづきだったのです。
畑の作物の中には、やっと芽が出たばかりのものもあれば、人間でたとえて言えば乳児期は終えたものの幼児期のものがあります。
畑の野菜も人間とおなじで、この時期は大事に育てなければなりません。
とりわけ、灌水が大事です。

この3週間近く、雨らしい雨が降っていないのです。
1回の降水量が5mm(1時間)以上ないと、野菜にとっては有効な雨量にはなりません。 こんなことで喜んだり興奮したりする自分が、いよいよ百姓根性に染まってきたことを思わず知らされます。(笑い)

今年は隣人の耕作者が、体調を崩したために急に辞めてしまった。そのためにイワン・アサノヴィッチの耕作面積が一挙に倍加して都合160坪になってしまいました。

家庭菜園ブームはかなり前から下火になっていました。
菜園が空いたからと言って、二番手が直ぐに現れたりすることは殆どありません。
地主さんの好意で、地代は据え置きなんですが、倍面積を耕作する羽目になりました。

写真はナス科の作物で定植したものです。灌水はしているものの地べたは直ぐにカラカラになってしまいます。

  

二代目、大日小力に興奮

2015-04-27 00:19:24 | 農業
 今日(4月23日)、待望の耕耘機を購入した。
いままで使っていた耕耘機は中古で馬力も2.7馬力と小さかった。
しかし、「大日小力」と命名した名に恥じず、よく働いてくれた。 (/_;)
今年から農園も160坪に増えたので、些か小さいと思っていたのである。
カミサンと、かなり厳しい「春闘交渉」の末に購入出来たものである。
交渉の中で ”費用対効果” なんて言葉を使われたら、どうしようかと不安だったのであるが、それは幸いにしてなかった。
その代わり、妙な条件が出された。 
カミサン曰く。『寿命を同じにしてよね!』である。
耕耘機の寿命は、上手く使えば15年くらいである。
と言うことは、イワン・アサノヴィッチもぼつぼつ70歳。
15年となると、85歳まで生きろ!
と励まされているのか、それとも途中で死んだら 『無駄使いをした。』と通夜の席で罵られるのか意味不明である。

購入した耕耘機は4.7馬力で今までのものより1ランク上のものである。
耕運深さのも20cmとなり、明らかに作業効率も上がる。
家庭菜園経験者ならご存じかと思うが、畑作で苦労するのは、雑草と深い耕運である。
イワン・アサノヴィッチは機械には興味が無い。車もしかりで、洗車など一度もしたことがない。
しかし、耕耘機にはなにかしら妙にエキサイテイングになる。
「大日小力」の名は襲名される。従って二代目大日小力となる。
一代目は隣のOさんに快く貰われていった。7年間ご苦労さまでした。

分けつネギが少数派になっている

2015-04-21 12:40:48 | 農業
 識らない間に家庭菜園業界でも変化がおきています。
その一つがネギ事情とでも言うことでしょうか。
即ち、野菜の種や苗を買いに行っても、ネギは殆どが「一本太ねぎ」が主流となっているのです。品数も多いのです。
一方、いままで主流だった「分けつネギ」は種にしろ苗にしろ、品数は少なく見つけるのが困難になっています。
理由は、たぶん育て易さが大きな原因だと思います。
太ネギはあまり手を掛ける必要も無く黙々と育ってくれます。そして、成長した後も慌てて収穫する必要がありません。
しばらく畑に放っておいても、多少太さが増すという程度のことで、分けつしたり立ち腐れしたりはしないのです。
いわゆる手の掛からない子で、親からすれば子育てに心配の要らない子どものようなものなのです。
成長後、少々畑に成りっぱなしで放っておいても味も落ちません。
10本も抜いてお隣に配ろうものなら、鍋好きな方には大いに喜ばれます。
反対に夏場は鍋の季節じゃないから、喜ばれないってことになるのかしら?
ま、っそれは置いといて…(笑い)
いずれにせよ、たかが家庭菜園の世界でも消費者の動向をキャッチしている様が伺えます。
イワン・アサノヴィッチは些か天の邪鬼(アマノジャク)です。
分けつネギの種を購入し、なんとかプロに負けないネギを作ってみたいと思いたちました。
そんな気概みたいなものが、日々の生活のエネルギーになっているのかも知れませんネ。