イワン・アサノヴィッチの一日  畑と映画の好きな卒サラ男。

政官業癒着体質の某公共事業職場を定年退職。鞍馬天狗・鉄腕アトムの人類愛に未だに影響を受けっ放し。孫には目がない。(笑い)

イワン・アサノヴィッチ農園百景・ アゲハの幼虫

2015-12-05 11:54:53 | 農業
    
 今年もサツマイモは豊作でした。
お陰様で未だ全部は収穫仕切れていません。
初霜も降りたので、急がねばなりませんが貧乏暇無し状態でとうとう12月に入って仕舞いました。

【教訓その1というか、もう30ぐらいかな?】
 やはりサツマイモには肥料を上げすぎてはいけない…のでしょう。
今年は「金時」と「紅あずま」の苗を150本植えました。(写真はクリックすると拡大されます。)

  (巨大金時)  (細長紅あずま)
金時は多肥料のために、巨大イモとなりました。その代わり個体数が少なすぎて仕舞いました。
普通は一株に5・6個のイモがぶら下がりますが、我が農園のイモは2・3個の巨大イモと小さなイモが数個ぶら下がるダケなのです。
反対に紅あずまは個体数が7・8個と多く付けますが、どれもみな細長イモになってしまうのです。 要は肥料管理です、言い訳は今日は言いません。 (-_-;)

【自慢は強がりデショ アゲハの幼虫】
 (アシタバ全滅) (ネギまで食べる!)
 無農薬と有機肥料で何とかやって来たイワン・アサノヴィッチ農園ですがトホホでございます。
アシタバと長ネギにアゲハの幼虫が現れました。アシタバは全滅状態で次に狙われたのが長ネギでした。これしきのこと覚悟の上と我慢しました。
間もなく成長して何処かに飛んで行ってしまいました。
アシタバも長ネギも程なく復活して無事に食することが出来ました。 (^-^)

美結♡から貰った株の種、プレッシャー??

2015-11-18 18:13:16 | 農業
 先日、突然に孫娘の美結♡から電話がありました。
『あのね、学校でね、花壇に株の種を植えたの。それでね、先生が余った種を欲しい人にくれたの。ジイジの畑で植えるんだったら上げるよ。じゃあね。』
と一方的に喋って、一方的に電話を切ってしまいました。
美結♡らしい。(^^)

  (写真はクリックすると拡大されます。)
後日、美結♡から貰った株の種はテイッシュペーパーに包んでありました。きっちり10粒でした。
どうして、クラスで株の種を植える事になったのか不明ですが、机の上だけでの勉強ではなく、社会の中の実践で学んで行く事だってたまには必要でしょう。

 
イワン・アサノヴィッチは、孫からのわざわざの贈り物の種ですから失敗できないと妙に緊張し且つ力んでいます。
早速、畑の陽当たりの良い圃区に10粒の株の種を慎重に植えました。
普段は勿論のこと、こんなにも慎重に播種作業をするなんてことはありえません。
”美結♡から貰った種だから、失敗はできない”という重圧があったことは否めません。

(スペアー植えした株です)

じつは…。
読者の方は決して孫の美結♡には喋らないで頂きたいのですが…。
イワン・アサノヴィッチは、もしこの10粒がなんらかの理由で発芽しなかったらどうしようと一抹の不安を抱いていたのです。
そして、一計を案じてスペアーに、もう20粒の株の種を購入して植えたのです。

美結♡の前での失敗は、ジイジの沽券(こけん)に関わることであり、できない相談なのです。
去年の、旧い余ったタネを植えても発芽率が落ちるから成長しなかったんだよ。などと弁解がましいことなど
どうして言えましょうか?イワン・アサノヴィッチにはそんなこと決して言えません。
美結♡の前ではジイジに「失敗」と言う二文字はあり得ません。成功させるしかないのです! 
くどいようですが、スペアー植えしたことは、くれぐれも内緒にしておいて下さい。 (*^_^*)

イワン・アサノヴィッチ農園百景・シマヘビ

2015-11-06 21:44:45 | 農業

(写真をクリックすると拡大されます。)
10月でしたが、暖かったのでしょう。蛇が圃場に現れました。
イワン・アサノヴィッチは蛇が嫌いではありません。
すぐさま掴まえてみました。たぶんシマヘビだと思います。そして、未だ子ども蛇でした。
イワン・アサノヴィッチは若い頃、マムシに咬まれて緊急入院をして血清手術を受けた事があります。
血清を注入するため、麻酔なしで手術しましたが、この方がマムシに咬まれた時よりも痛かったことを覚えています。目から火が出るとは良く言ったものです。手術中はズット瞑った目の奥がオレンジ色に支配されてしまいました。 (*_*)
晩秋の夕陽です。
一日の仕事を終えた安堵の気持ちと無事に暮れようとしている、感謝の気持ちが心をシミジミと染めて行きます。
ミレーの名画「晩鐘」のなかで、暮れゆく一日の無事に感謝しつつ十字を切り胸に手を合わせる二人の女性農夫。
洋の東西を問わず、そして宗教の有無・相違に関係のない純朴と無心は全くおなじです。農園では晩鐘のような洒落た音は聞こえてきません。 (^^;)
『もうすぐ5時になります。僕たち私たちは早くおうちに帰りましょう!』
と言う小学生と思われるアナウンスが”防災無線”から聞こえてくるだけです。
圃場の東隣の工場の灯りです。
秋も深まり陽の暮れるのも早くなりました。
この工場は重機の修理をしている工場です。建屋は凄く大きいのですが従業員は5人も居ません。
大概は5時を過ぎる頃になると従業員のかたたちは、門を閉じて帰ってしまいます。
たまに少し残業になってしまう時があるみたいで、そんな時は工場の薄明かりが圃場を照らしてくれるので助かります。
がしかし、定時でピッタリ帰られてしまいますと、一挙に真っ暗な畑になってしまうので、何とか薄明かりのある内に帰り支度をしなくてはなりません。
工場の残業の有無を事前に識ることができると、当方としても甚だ好都合なのですが、ミスマッチをすることの方が多いのです。 (>_<)

イワン農園百景・かえる

2015-09-23 22:50:50 | 農業
 秋も深まり、そろそろ夏も退散かと言う昨今です。
我がイワン農園も夏の残滓みたいなものが未だあります。
まずは日除けパラソル。
夕日が墜ちるまで西陽が当たるので休憩時には必需品となります。

 (写真はクリックすると拡大されます。)

蚊取り線香も手放せません。身につけていてもヤブ蚊は羽音をたてながら攻撃してきます。
手作業で手は汚れ、叩く訳にもいかず、ただただ追い払うだけです。



しかし、天高く空に流れる秋の雲は、見上げた顔に清涼感と癒やしをくれます。
また夕暮れ時、最後の休憩の一時には染まる夕焼け雲と『ごくろうさん!』と声を掛け合います。




かえる。
畑の一角にある物置と休憩用テーブルの近くに咲くオニアザミの茎には、小さな雨蛙が住み着いています。
蚊や小さな虫が寄って来るのでしょう。
余計なことですが、バケツの水を少し掛けてあげます。心なしか蛙は気持ち良さそうな顔をします。

アライグマの夜襲、ファームにて

2015-09-09 18:44:08 | 農業



 (写真はクリックすると拡大されます。)

 イワン・アサノヴィッチのフアームは市の郊外に位置しています。
郊外と言っても、小さな市ですから家から車で、5分で行けます。
周囲は畑地帯ですが、町工場や分家住宅が散在しています。
バブルも弾け併せて農業も衰退し、貸し農園だらけです。
その貸し農園も、「家庭菜園ブーム」が去ってしまった昨今、少なからずの人が借りっぱなしで雑草だらけの畑になっている所も在ります。

隣接する畑の中には灌木畑になってしまったものも在ります。
そこに、アライグマが野生しているのです。ある人はハクビシンだと言っております。
イワン・アサノヴィッチは野ウサギを目撃したことはありますが、未だアライグマを目撃した事はありません。

しかし、足跡から推測すると、やはりアライグマ相当が居ると思われます。
灌木畑は200mも離れているのですが、新鮮野菜や実の成る野菜、冬場のキャベツやブロッコリーのような大葉ものがシッカリと狙われて獲られてしまいます。

写真は隣の耕作者Oさんのトウモロコシ畑です。
モロコシの実が成った途端に幹が倒され実がもぎ取られています。
アレッと思っている数日の間に壊滅状態です。
憎いではありませんか、もう一枚の写真を見て下さい。
ちゃあんと皮をむいて、たぶん両手を使ってモロコシの実をアタマから根元まで一粒残さず食べているのです。
ちょうど私たち人間が食べるようにしてなのですから感心してしまいます。
貧農イワン・アサノヴィッチ(笑い)は感心している場合ではありません。