ミカエルの函館散策記

美しい夜景と異国情緒溢れる町・函館。
名所・旧跡・食べ処をご紹介していましたが今や万屋。
ご訪問に謝々。

第37号 要塞地帯境界杭

2006年10月01日 | 珍話、懐古品、珍品

所在地=函館市元町18番 ロープウェイ山麓駅駐車場内

西部地区をゆっくりと歩いていたら、またまたこんな奇品を見つけた。
縮小したら真ん中のコンクリート杭に書いてある文字が読めなくなってしまったが、聞きなれない「要塞地帯境界杭」。

          

現物からは、次の文字が読み取れた
正面に「要塞第一地帯」、右側面に「第13号」。

函館山の全山要塞化の工事が完了したのは明治32年11月3日。
その時に山麓地帯にこの杭があちこちに設置された。
以降、昭和20年10月7日に函館山を大蔵省から市が借り受け管理するまでの長い間、山は立ち入禁止となっていた。

夜景を見ている頂上展望台下には、要塞跡が残されており、そのほかの場所にも点在している。
平成になってから、これらを文化遺産として保存すべきだという声があがり、平成13年に「函館山と砲台跡」として、北海道遺産に選定された。
残された課題は、保存と活用の方法である。

幕末に五稜郭と同時期に築造された「弁天台場」が、港湾機能の拡充という名の下に解体されてしまったことは惜しい気がするだけに、選定されたことは喜ばしい。
函館山要塞については、後日改めて触れるつもり。

  今日は、妻の姉の73回目の誕生日。
国際ホテルで昼食し、プレゼントも用意した。
小柄で若々しい姉は「長生きはするものね。有難う」とお礼の言葉。
3人だけの誕生会だったが、心から楽しく幸せになれたひと時であった。
      ミカエル

 

 

 


 



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