ミカエルの函館散策記

美しい夜景と異国情緒溢れる町・函館。
名所・旧跡・食べ処をご紹介していましたが今や万屋。
ご訪問に謝々。

第759号 ブラみかえる

2012年10月21日 | 公園
意味不明なタイトル。
今、流行りのショートな単語並べ遊び。
妥当なタイトルは「ぶらり五稜郭」だろうか。(ぶらタモリをひねってみた・笑)

目的を持たずに、ただひたすらに何も考えずに五稜郭をぶらぶら。
平地の木々が色づき始め、歩く女性の姿はお洒落を楽しんでいるようで、シックな装い。
お化粧も実によく決まっている(MAXファクター?資生堂?コーセー?ちふれ?)。

最初の被写体は、道立函館美術館。
力強い像を見ていると、我がスケールの小さいことに、肩を落としてしまう。



空、タワー、美術館、街路樹との色彩競いも季節感を与えてくれる。



堀に架かる一の橋手前で、散歩中のワンちゃんと顔合わせ。
飼い主も幸せそうだった。





二の橋を臨んだ。
堀の水がかなり汚れていて、緑がかっている。現在、新鮮水は雨のみ。
砂ぼこり、落ち葉、落ち花、風に飛ばされた一般ごみ、信じられないが自転車なでも
堆積している。
五稜郭完成時には、亀田川の水を引き、飲料水や堀水として利用。




明治初年から堀水を活用して製氷業が起きた。
船便で横浜まで運び、「龍文氷」として人気があった。

奉行所が建っている中央広場。
郭内の目隠しのために植えられた佐渡島産の赤松。
雪の重みでご覧のとおり変形。
下の枝は、完全に地面に接している。
「人」という文字を思い出してみた。「互いに支えあって生きよう」と、教えてくれているようだ。



奉行所が復元される前、郭内に博物館分館があった。
その前にあった大砲二門。どちらも箱館戦争で使われた武器。
右側細い砲身のがドイツ製で、明治政府軍の艦載砲。
左側メタボ砲身なのが、イギリス製で旧幕府軍が使った陸砲。

右物は、北斗市七重浜で撃沈された「朝陽」から引き揚げられたもの。
左物は、市内豊川町赤レンガ倉庫群一角にある「ぎょれん」の建物新築中に発見された。
性能は、ドイツの勝ちだった。



奉行所を見学するとき、裏に回るのがくろうと。
変わった角度から新発見。それと、天候のよい日は、雨戸など開放しているので、
内部をタダ見ができる。(せこいなぁー)







タワー横にある「箱館戦争供養塔」。
いつも花が絶えないのは、タワーのご好意によるものと思われる。



ここは神山町にある浄土宗・大円寺。五稜郭北約2キロに位置する。



ここには、郭内で亡くなったお奉行の家族のお墓(一人一基)がある。



また、、五稜郭建造時に殉職された身元不明の方々の慰霊碑がある。



これらは、市民の目にあまりふれることなく、ひっそりと眠っている。
ご住職が霊を弔っているので安眠できるのだろう。
有難いことだ。

半日の「ぶらり五稜郭」は、これでおしまい。
書き残しがあるけれど、あまり長くなるとね・・・。

また、ポカポカ陽気日を選んで歩きたいと思う。
その際には、今回の不足文も含めたい。

朝晩の冷え込みが応えるようになってきましたね。
どうぞ、体調を崩しませんように!


ミカエル






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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (さささ)
2012-10-22 13:27:40
大円寺のことは知りませんでした。神山にあるんですか。
帰省したら訪れてみたいです。勉強になりました。
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「さささ」さんへ (ミカエル)
2012-10-22 23:40:37
こんばんは!
お久しぶりですね!
大円寺は交通不便なところ。私は観光ボランティアガイドです。
マイカーでご案内できますので、その時にはご連絡ください。 ミカエル
返信する
ありがとうございます (さささ)
2012-10-23 23:52:23
 ああ、観光ボランティアガイドされてるんでお詳しいんですね。
 ご案内の件ありがとうございます。とりあえずは実家のアッシー(父です。笑)に頼んでみます。 
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