気ままなあれこれ日記

60代主婦が、日々の雑事から感じたことを日記にしました。

ローマとは?

2006-07-18 22:05:26 | Weblog
3連休なのに、家にいました。
海の日に、WOWOWで、早朝から「スパルタカス」という映画を見ました。
時代は、ローマ時代、ローマ人と奴隷という上下の身分社会を背景に、支配者であるローマ人に抵抗するスパルタカスの物語です。
紀元前の話ですが、非ローマ人は、ケダモノ呼ばわりされたり奴隷として売買されたり、剣闘士として競技場?で、死ぬまで戦わせられたりしていました。人の命の大切さや人権という意識や観念が全くない世界です。支配欲、征服欲にかられた人間達ばかりです。偉大な哲学者が誕生したと思うのですが、人間の尊さとか崇高さは、いつごろから認識されたのか。
主人公のスパルタカスは、トラキア人で、無信仰の男と設定されていました。しかし、妻になったヴァリアが、神に祈ることを教えるのです。
21世紀に生きる日本人は、命の安全は一応保障されていて、住まいの不安も一応ありません。(イスラエルのような戦下にある国に比べれば)
そこで、ローマに興味をもったので、本屋に行きたまたま目に入った「イタリアからの手紙」(塩野七生作)の文庫を買いました。
エッセイ、短編で構成されています。イタリアの各都市の雰囲気や人の考え方が、文脈から伝わってきました。日本にも地域性があるように、イタリアも南部北部による違いが、はっきりとしていることが分かりました。
塩野さんが、イタリアに在住し、イタリア人の中に入り込み、国民性をよく理解していることが分かりました。

私は、以前見た「眺めのいい部屋」の雰囲気がたまらなく好きです。フィレンツェの古い町並み、建物、登場人物たちのエレガントなファッションが、上質で気に入っています。もちろん、ストーリーもヘレナ・ボナムカーターが演じる主人公の女の子の初々しい感じもすてきです。叔母さん役の女優もヨーロッパの貴族風で、素敵です。ジュリン・サンズの役の青年も、主人公に恋心を寄せる行動が一途で、いいです。

話は変わって、いつも家の庭にやってくる野良猫のクロシロを、お絵かきツールで描きました。しっぽが黒くてふさふさしています。